本日、JRグループの2014年3月のダイヤ改正が施行されましたけれど、
やっぱり注目されたのは寝台特急「あけぼの」の廃止ですよね?
まぁ、他にも列車名は残るものの、秋田新幹線E3系の「こまち」からの撤退と
185系の「草津」「あかぎ」からの撤退なんて淋しい現実もありましたわ。
列車としてはこれからも走り続けますけれど、見慣れた車両からの置換も
やっぱり複雑な気持ちになってしまいますわ。
「こまち」と言えばE3だったし、「草津」と言えば185系でしたもんね。
それでも北陸新幹線にE7系がデビューしたりと、去るものあれば来るもの有なワケで・・・
そんなこんなでダイヤ改正初日の3月15日のあたしはと言えば、
新型新幹線車両E7系を追うか、古豪「あけぼの」最期の雄姿を見届けるか、
はたまた何時もと変わらずにデゴイチくん牽引の「SLレトロ碓氷」を撮影するか・・・
色んな選択肢に頭を抱えてましたけれど、やっぱり最期の上り「あけぼの」の雄姿を
見届けようじゃないってコトで、本日も「フキギョウ」へ遠征でございます。
最終の下り「あけぼの」を見送ろうと昨晩、上野駅には2500人ものファンが
集まったってコトでしたけれど、今朝の「フキギョウ」、参集したのは10人程度。
終始平和で和やかな雰囲気の中、最期のその瞬間を迎えます・・・
EF64-1052 + 24系9B 行田 - 吹上
例年のこの時期、雪の影響でウヤになったり大幅に遅延したりと
「あけぼの」にとっては受難なシーズンですけれど、
最終日の今朝はほぼ定刻で上がってまいりましたわ。
朝陽が昇った直後の高崎線を快走する寝台特急「あけぼの」
「フキギョウ」に集まったファンは静かに、
みなさま粛々と最期のその姿を焼き付けてましたわ。
EF64-1052 + 24系9B 行田 - 吹上
2週続けて遠征した「フキギョウ」でしたけれど、同じ画を作ってもつらまらいってコトで、
今回はお得意の広角煽り気味でもぱしゃりでございます。
朝陽に照らされてるゾーンから外れちゃって日陰地帯になっちゃってるのが残念ですけれど、
それでもこうして寝台特急「あけぼの」最期の雄姿を2カット画に出来て良かったですわ。
車両の老朽化と利用率低下により廃止なんてのがオフィシャル発表ですけれど、
それでも60%の乗車率なら良い方じゃないのかしら?
華やかさや優雅さ、そして豪華な食事・・・そういったコトからはまるっきり無縁な「あけぼの」
その気取らないいでたちがまた、昭和の薫りを残す夜行列車だったって思いますけれど。
利便性や速達性が最優先される現代にあって、夜行列車というスタイルそのものが、
時代にそぐわなくなっているのかもしれませんね。寂しいですけれど・・・
登場以来44年。寝台特急「あけぼの」・・・
今は心からお疲れ様でしたと言いたいあたしです。