本日は「SLみなかみ」号に充当されたシロクイチくんを撮影しに上越線に出撃したのですけれど、
何時ものように長野原回りじゃなくって、珍しく安中回りで帰るコトに・・・
横川駅前を通過して右手に碓氷峠鉄道文化むらをみながら国道を走っていたのです。
そしてバイパスと旧道とが分岐する辺りであたしの目に飛び込んできたのが、
体験運転で動いていたEF63形電気機関車。
まぁ、EF63の体験運転で動く姿なんて今更珍しくもないのですけれど、
今日ばかりは様子が違うのです。
慌てて車をUターンさせて、その姿を画に収めるべく碓氷峠鉄道文化むらへ突撃でございます。
ヨ8841 + EF63-11 + EF63-24
旧信越本線(碓氷峠鉄道文化むら内)
そうなんです。本日の体験運転は何とロクサン重連仕様だったのです。
“峠のシェルパ”EF63形電機は常時2両一組で活躍していたので、
あたし的にロクサンと言えば重連な姿が当たり前なのです。
これまで体験運転で動いているロクサンは単機しか見たこと無かったあたしでしたので、
まさかの重連仕様に Max ハイテンション状態なのです、ハイ。
赤いテールライトを輝かせて、まるでL特急「あさま」号を軽井沢へと押し上げてた
往年の姿を彷彿とさせますね。
冷房装置のない運転台ですんで、貫通扉全開なのはご愛嬌ってコトで。
ヨ8841 + EF63-11 + EF63-24
旧信越本線(碓氷峠鉄道文化むら内)
エンド交換をして折り返してきたロクサンロクサン。
旧本線の左側にある側線にもう1両のロクサンが留置されていて、
かつての横川機関区を横目に横川駅へと滑り込む、往年の姿が蘇えりますわね。
廃線になったとは言ってもこの区間はかつての信越本線そのものですんで、
ホンモノの機関車をホンモノの本線上で自らの手で走らせるその醍醐味はたまらないでしょね。
旧信越本線(碓氷峠鉄道文化むら内)
重連ロクサンの軽井沢方には今では珍しいヨ8000形車掌車を連結しています。
このヨ8000形を連結したり開放したり・・・と、体験運転とは言ってもまるで往時の仕業のような
運転がプログラミングされているようで、その質の高さはさすがと言わざるを得ませんわね。
ヨ8000形のデッキにはスタッフさんや体験運転をしている機関士さんが乗り込んでおられます。
それにしてもあたし、ヨ8000形って実物見たの初めてかもしれませんわ。もしかしたら・・・
旧信越本線(碓氷峠鉄道文化むら内)
重連仕様のロクサンの間を繋ぐ、このうじゃうじゃしたジャンパ線の数々がロクサンの証。
ホント、このEF63形って特化した電機だっただけあって、うじゃうじゃジャンパ線にしても、
双頭連結器にしても軽井沢側の2エンド側だけの装備なのです。
だから軽井沢方の2エンド側を見ると派手でインパクト強くてカッコ良いのですけれど、
1エンド横川方は至ってシンプルでイマイチな感じを受けてしまうんですよねぇ。
ホント、横軽現役時代を彷彿とさせるようなロクサン重連を目の前に
大興奮なあたしでしたけれど、かつての本線上を現役さながらに走るロクサンロクサンの姿、
いつまでもいつまでもその輝きを失わないでほしいって切に願うあたしです。
・・・て、シロクイチくんよりもインパクト大だった横川のロクサンでございました。