突然ですけれど、もし目の前の現実から逃げ出したくなったら、
Eric Dolphy の音楽を聴いてみてください。
それも、可能な限りの大音量で。
鼓膜が振動しているのをハッキリと感じるくらいの大音量で。
そして“音ってホントに空気が振動して伝わってくるのね”って解かるくらいの大音量で・・・
もちろん、ヘッドフォンやイヤフォンなんて使ってはいけません。
Eric Dolphy の音楽を聴く度にあたしは思うんです。
あたしたちはみんな、多かれ少なかれ宇宙の場末で生きてるんだ・・・て。
ココは世界の中心なんかじゃなくって、果てしない宇宙のその場末なんだって思わなくちゃ、
割り切れないコトが世の中にはいっぱいいっぱいあるから・・・
閑話休題。
憧れのお立ち台“ヒガハス”への遠征を決行いたしました5月4日編。
東北本線(宇都宮線)の始発列車から撮影を始めたのですけれど、
待てど暮らせどやって来るのはE231系普通電車ばっかり。
まぁ、ネタと言うか、大物たちが姿を見せ始めるまでにはまだ2時間近くもありますもん。
それでもさすがは東北本線(宇都宮線)。
電車が走り始めちゃえば、ほとんど10分毎に普電が姿を現して、
練習というか何というか、“飽きない退屈”・・・みたいな。
それでもE231系の撮影にも飽きてきた矢先、背後の踏切が鳴り出します。
また普電よね・・・なんて思っていたあたしですけれど、
何やらヘッドライトの位置がそれまでのE231系とはちょっち違うような・・・
485系 「華」 回9550M 蓮田 - 東大宮
何とやって来たのは小山車両センター所属のジョイフルトレインの双璧の一方の雄、
485系和式電車「華」でございます。
この日に走った団臨の送込回送で小山から東北本線を上がってきましたわ。
昨年の上越線の臨時列車「たんばらラベンダー」号に充当されて何度も画に収めた車両ですけれど、
撮影場所が変わればまた新鮮な感じがするし、さらにちぇきモレしてた「華」の登場だけに、
テンション ↑ なあたしでございます。
せっかく憧れの地“ヒガハス”を訪れたのですもの、
持てる機材は総動員しないと・・・てコトで、
補機60Dを使ってお決まりの広角縦アン画。
煽り上げられるだけ煽り上げて、初夏の青空をいっぱいに入れた、
あたしお得意の画に仕立てましたわ。
お天道様の位置が合わなくて光がまわりこまなくって、
お顔がちょっち真っ黒黒介になっちゃったのが残念ですけれど。
東武100系 スペーシア -雅編成- 送込回送
蓮田 - 東大宮
東武鉄道の特急車両ながら、JR東日本への乗り入れをしているスペーシア。
その雅編成が送込み回送で“ヒガハス”のお立ち台を快走してゆきます。
これまでスペーシアと言うと、ムリヤリ川口駅のホームから通過する姿を画にしてましたけど、
こうして綺麗に編成画を作れたのは初めてで、これはこれで嬉しいものですわね。
かつて日光へと向かう列車の優劣を巡って、国鉄 vs 東武って闘いがあったのですけれど、
今日ではJRの特急が東武線へ、東武の特急がJR線へと相互乗り入れする時代。
ホント、時が変われば変わるものですわね。
“ヒガハス”のお立ち台で心の恋人との待ち合わせ時間まではまだまだですけれど、
ちらほらと姿を見せ始めた大物たちに既に Max ハイテンション状態なあたしでございます。
さてさてこれからどんな列車がやって来るのか? 続きはまた後日に・・・ですよね。