新宿駅での休息中に偶然にも遭遇出来たりんかい線の「ガチャピン・ムック」号。
思いもしないモノが突然やって来るからそこ熱くなるってモノ。
必然の出会いも運命だけれど、偶然の出会い、これもまた運命なワケで。
そんなこんなで午前中の熱気を取り戻したあたしはお決まりの御茶ノ水界隈を散策して、
神田川沿いに昌平坂を下って秋葉原から、些細な用事を思い出して日暮里へ。
手短に用事を済ませて今宵の本命「北斗星」1レに備えて上野駅へ戻ろうと、
山手線外回りのホームに立っていると・・・
何と、池袋駅で見かけたアイツがやって来るじゃない!!
ちょっち興奮ぎみに2駅間、上野まで乗車したのだけれど、スゴイや、コレ。
まぁ、アイツの話はまた後ほどですね。だって今日の主役は「北斗星」1レですもの。
上野駅到着後、「北斗星」1レにスタンバイする前に最終新幹線の指定席をおさえておこうと、
中央改札口の自動券売機で指定席券を購入していると、後ろで何やらイヤな放送が・・・
“当駅21時15分発の寝台特急「あけぼの」青森行きは昨夜の雨の影響で全線運休いたします・・・”
ガァ~ン!!
「あけぼの」ウヤかよ? マジかよ??
「北斗星」出た後、2時間半もどこで何してよ?? もっと早く言ってよね、最終の指定とっちゃったぢゃん!
なんて思いつつも現実を受け止めて、取り敢えずは本命「北斗星」に備えて14番線ホームへ移動です。
電光掲示の「北斗星」と「札幌」って文字が輝きますね。
てかあたし、必ずコレ撮影するんですよねぇ~。
しかもこれが表示される電光掲示が3ケ所あるのですけれど、
毎回同じ場所で撮影してます。その場所とは・・・ヒ・ミ・ツ!
寝台特急「北斗星」1レ EF510-506 + 24系
上野駅
18:50分、定刻通り「北斗星」1レが推進回送で上野駅13番線ホームに入線。
あたしはいつも通り14番線ホームで待ち伏せてたんだけれど、
普段だと3~4人の同業者の方が最終的にはあたしの周りに集まるんだけれど、
この日は何故かあたしオンリー。こりゃ、平和でイイね。
デュエット
4号車、2人用個室B寝台・オハネ25の方向幕。
「FOR SAPPORO」の文字が旅情を誘いますね。
てか、このミッドナイトブルー塗色の列車こそがブルートレインの証。
現存する寝台特急は7本だけれど、純粋な意味でのブルートレインは3本のみ。
豪華御三家の双璧「カシオペア」と「トワイライトエクスプレス」は
厳密に言うとブルートレインではないんですよねぇ~。
寝台特急「北斗星」1レ EF510-506 上野駅
今宵の担当カマは506号機です。
夜を徹して一路、青森信号所まで走破する任に当たります。
ヘッドマークは銀縁・・・まぁ、ごくごくノーマルな感じですよね。
国鉄調のシンプルなデザインですけれど、洗練された感は今でも強いですね、あたし的に。
上野駅
発車時刻を過ぎているのに出発しない「北斗星」1レでございます。
実は午後6時半前に京浜東北線の浦和 - 南浦和間で線路に人が立ち入ったとのコトで、
安全が確認されるまで京浜東北線はもちろん、宇都宮線、高崎線ともに上下線で一時的に
運転を見合わせるアクシデントが発生してました。
てか、この日の宇都宮線てボロボロね、朝から晩まで。
定刻に達して、発車ベルまで鳴り響いたのに信号が青に変わらない・・・
いつもだと回送入線から出発まで13分間しかないんですけれど、
この日は5分以上も伸びて、あたし的には超ラッキー!
だって熱い13分間が18分間に延長されたんですものねぇ~。
やがて信号が静かに青に変わり、軽く汽笛を鳴らして
ゆっくりと動き出す寝台特急「北斗星」1レ。
最後尾、12号車のヘッドマークが夜陰に紛れるまで、
ずっとずっと見つめ続けてたあたしなのでした。
さて、時刻は19時10分を過ぎたところ。
「あけぼの」ウヤのおかげで「サンライズエクスプレス」入線の21時47分まで
2時間半もヒマぢゃない・・・ どうしよ・・・
なんて思いつつ、時間を計算し始めるあたし。
“上野で降りたのが5時前だったから・・・1周するのに1時間だから・・・”
そうなのです。「あけぼの」ウヤにめげることなく、狙いをアイツに変更です!