磁石がくっつく「石膏ボード(プラスターボード)」があると以前、紹介しました。
実際、採用した現場で「クロスを貼った後の磁力はどうか?」の実験結果の報告をする話。
以前、磁石がくっつく石膏ボードがある話をしました。
その記事はコチラ
磁石がくっつく石膏ボードの名前は「タイガーFeボード」といいます。
この「Feボード」を地元ビルダーさんの建築現場で採用するというので「実際の現場でクロスを貼った後の磁力実験」をしてきました。
建築現場の住宅は、私がプラン設計したお客さま邸ですが、
ビルダーさん主導の物件なので間取り決定後、私はノータッチなのです。
・・・・・
えーっと…
先に結論を言ってしまいますが…
磁力は「ホワイトボード」圧勝!
見た目のスッキリさは「Feボード+クロス貼り」圧勝!
「そりゃそうだよね…」という
誰でも想像のつく「普通の落ち」となっております、あしからず…
■マグネットボードにしたい範囲にFeボードを貼るだけ!
一般の石膏ボードと、このFeボードの厚みは同じなので、
↓普通のボードと同じように貼るだけです。
■パテで下地処理!
ボードとボードの「目地」、「ビスを打った部分」をパテでならします。
↓クロスを貼った時に凸凹しないようにするためです。
クロス屋さん、頑張って~!↓
今回まじまじと観察したんだけど…よくできているなぁと感動。
まずは、私のキーホルダー114gから…
↓クロス貼る前
↓クロス貼った後
114gの内訳…鍵4本、車のキーレスリモコン、カエルの飾り
続きまして、カレンダー120gで実験…
↓クロスを貼る前
↓クロスを貼った後
率直な感想は…
Feボードの表面はザラザラしているので、「すべり止め効果」も加わり、くっつき力に安定感がある。
クロスを貼ると(種類によるが)表面がツルツルしているため、勢いよくフックへ引っ掛けると、下へズルッと少しズレる。
が、落ちるほどではない。
今回使用したマグネットフックはコチラです↓
※フック側の磁石が小さい場合は、磁力も弱い。磁石が大きい方が磁力も強い。
つまり…
■掲示板的に使うなら、まったく問題なし!
■マグネットフックを利用し、何か掛けたい場合は120g程度なら余裕で掛けられる!
という実験結果でした。
ホワイトボードへくっつけたマグネットフックには、500g越えの物も余裕で掛けられます!
我が家のホワイトボードで実験しますと…
↓小4息子のプールバック562g(バック、タオル、水着、ゴーグル)余裕の安定感。
毎週スイミングに持っていくのでボロボロ…お恥ずかしい
↓上着(重さ測ってないけど、全然余裕の安定感!)
ランドセルは重たいので下のねじ止めしたフックに…
我が家は、通学帽子や上着もここへまとめて掛けちゃう
↑これらは、先ほどの「Feボード+クロス貼り」では磁力が弱くて100%くっつきません。
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ホワイトボードの磁力は抜群の安定感ですが…
以前も申しましたが、ホワイトボードの欠点は「見切りが要ること」です。
↓見切りとは、額縁みたいなものですね。
我が家のごちゃついたホワイトボード付近でも…超便利
※写真の時は、まだランドセルが吸盤フックだった…←よく落下したのでねじ止めフックに変更。
【今回、実験させてもらったお客さま邸の間取り】
リビング側からは見えない場所なので…
あなたが、こういう場所にマグネットボードを…と計画の場合、
磁力重視なら…「ホワイトボード+見切り」という選択肢もアリですね!
リビングから見えるところに計画で、
額縁無しで見た目はスッキリ!という場合は…
↓今回紹介した「Feボード+クロス貼り」という選択がおすすめかも!
今回の実験結果から…
磁力は「ホワイトボード」圧勝!
見た目のスッキリさは「Feボード+クロス貼り」圧勝!
という結論になりました。
あなたがマグネットボードを採用予定であるなら…
磁力優先か? 見た目優先か?
…で、これらを使い分けてはどうでしょうか。