「できません」と言われて簡単にあきらめちゃもったいない! | 失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

セルフチェックで「あなたのマイホーム図面」を辛口主婦目線に耐える図面に変身させます!
日々家事をこなす主婦であり建築士だから気づく!わかる!間取りのアドバイス。

ビルダーと間取り打ち合わせを進める中で、あなたがこうしたい!と希望を伝えた時、「それはできませんねぇ」と担当者から言われたらどうしますか?


◆プロであるビルダー担当者が『できない』と言うなら仕方ないのであきらめる。
◆どうして『できない』のか?理由を聞いてみる。
◆どうしてもこのようにしたいが「出来る方法がないか?」と粘ってみる。



【間取り相談後の間取り。原案が見えないくらい書き込みすることも( ´艸`)】



間取り相談のお客さま(Eさん)と打ち合わせをしている時です。

※上の画像はEさん邸ではありません。


Eさんの希望をひととおり伺い、原案間取りに対して私が「じゃあここはこうしたらいいんじゃない?」と言うと…


「それ僕も言ってみたんですけど『できない』って言われてたんです」とEさん。


う~ん、なぜだろう?なんで『できない』んだろう…。

Eさん、できない理由は聞かず、法律的に駄目なんだろうと思い込んでいました。


でもその「できない」は別に法律的な事ではなさそうです…。
その「できない」を「こうしたらいいじゃないか」に変更するとカンタンにEさんの悩みが解決するんですむっ


でもビルダー担当者は『できない』と言った…なぜだろう?


私が原案の間取りをじーっと見ていると…
ひょっとして柱のせい?と思ったんです。


要するに、Eさんがやりたかった間取りにするためには、壁を少しズラす事になります。
ずらしたことで、「壁の中の柱」と「他の柱」の間が一部広くなるんです。

ひょっとしてこの距離が広くなるので、構造的に「できません」になったのでは?だとすると…

柱の距離を同じに保つように、もう片方の柱も一緒にズラせば「柱間の距離」は元の寸法を保て、Eさんの希望の間取りにでき解決するのです。


え?もしかして…たったこれだけの理由で「できない」って言ってたの?


Eさんは、さっそく次回の打ち合わせでビルダーに柱を動かせば可能なのでは?と訴えました。


「あ~、その柱を移動してもいいならできますね」とあっさり解決汗


Eさん大喜びでしたが、同時に「柱を移動すればできますよ」と提案してほしかった!とおっしゃってました。



もし、あなたがビルダー担当者に「それはできませんねぇ」と言われてしまったら…


・どうしてそれがダメなのかできない理由を聞く。

・そのようにするために他に方法がないのか?と掘り下げて聞く。

・それをしたい理由を明確に伝え、重要でない部分は変更してもかまわない事も伝える。


ひょっとすると、「それならこんな風にしてみましょうか?」と
あなたの希望に近い提案をしてくれるかもしれません!



それでもあなたの納得できる提案が出てこなかった場合は、坂口の間取り相談にご連絡くださいませ( ´艸`)