ビルダーの設計担当者さんと、練りに練って考え中の間取り。
やっと出て来た6回目の間取りあたりから迷走しはじめる話。
間取り相談のお客さまが私に連絡をくださるのは、「とにかく困っている!」から。
困っている理由は大半が…
◆何度提案されても納得できる間取りにならない。
◆何度説明しても、いまひとつ的外れな間取りが提案される。
◆6回目あたりから設計者さんが迷走し始め不思議な間取りになってきた。
というものが非常に多いです。
近頃間取り相談をしたケースでも「なんだか不思議な間取り」に数件出会いました。
話を伺うと、どれも相当数の間取り変更をくり返した後のものです。
あなたの意図を設計者が心底理解できていないと間取りは徐々に迷走しはじめます。
あなたが要望を伝えれば伝えるほど迷走しはじめるんです![]()
間取りは十件十色
住宅の間取りの難しい所は、十人十色ならぬ十件十色という部分。
一般的な住宅の場合は、その家の主婦(もしくは主夫)が主に家事全般をこなし、その家族の暮らしを支えるわけです。
最低でもその主婦(もしくは主夫)が住宅に求めるものを心底理解できないと、何度間取りを提案しても的外れになります。
私は神様ではないので、時には迷走することもあるかもしれません(笑)
でも、私の得意技は「主婦の気持ちがよくわかる!」ここに尽きます。
先日も「何十枚も図面を書きなおしてもらったのに、もう何をどうしていいのかわからない!」と間取り相談のご依頼をいただきました。
その方と2時間、マイホームに求めるものや家事の方法、考え方などをじっくりお話ししました。
伺ったことを踏まえた修正案を次の日に提案させてもらいました。
その方から頂いたメールには…
「そーきましたか!」
「ナイスアイデアありがとうございます^^」
「勇気を出して連絡してよかった!」
とありました( ´艸`)
心底あなたの意図が理解されていないと、あと少しのところで間取りは迷走を始めます。
坂口の間取り相談では、「いいところまで来たんだけど…若干迷走気味」という間取りの方と、迷走から抜け出す糸口を一緒に探っています。
