最強クラスの家相に遭遇 | 失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

失敗しない間取り相談 新築|リフォーム 間取りアドバイザー 坂口亜希子

セルフチェックで「あなたのマイホーム図面」を辛口主婦目線に耐える図面に変身させます!
日々家事をこなす主婦であり建築士だから気づく!わかる!間取りのアドバイス。

今日は朝から良い天気で、洗濯物を外へ干せるありがたさを

噛みしめております←大袈裟な…

間取りアドバイザー 坂口亜希子 です。

今回は住宅建築における家相(鬼門)について具体例を用いて考えてみます。


勝手に鬼門

かつて、さんざん苦労して築いた図面や見積もりが家相(年回り・鬼門)を理由に、

一瞬にして消え去った苦い経験があります。

家相には一瞬にして何もかもひっくり返す威力 があります。


ですからお客さまに特に言われなくても(気にしないと言われても)

最低限の家相(鬼門)は勝手に気にします

住宅計画をいただいた時点ですぐに年回りの確認もします。


勝手に気にする最低限の個所は、「玄関」と「トイレ」です。

要するに、鬼門といわれる範囲内に玄関とトイレを入れないようにするのです。

鬼門の方向は北東・南西方向です。

図面には、必ず鬼門を表示します。←さかぐちは、間違いなく絶対に入れます!

鬼門を気にするお客さまは、1回目の図面を持って家相診断に行ってもらいます。

そして家相診断後、さらに気になる個所の間取り変更となります。


鬼門を気にされないお客さまにも、一応鬼門の話をし、

後日一瞬でひっくり返る事態がないようにお願いします(笑)


最強家相に遭遇

そんなこんなで間取り的な鬼門にはうるさい私ですが、

先日最強の家相を体験しました。

それは、お客さまが懇意にしている相談先がおっしゃる家相でした。


ベーシックな鬼門レベルですと、上の図のように

建物中心に(変形建物はこれが大変)鬼門中心を合わせます。

北東・南西ライン1本から30度の範囲内に、

玄関やトイレなどが入らないように設計しますが、

最強クラスは、なんとそのラインが4本もあったのです汗

当然ですが、玄関、トイレだけでなく、階段の最上段、水回り等

避けるべき個所も多く、この線にはコレはダメなどなど…。

方位も真北ではなく磁北(真北から7度ズレる)を正確に入れる必要があります。

正確な方位は、正確な測量図が必要です。

今回のケースでは、正確な測量図がずいぶん後に入手できたため

この4本の線にかろうじてひっかからずに済んでいた個所まで

微妙なズレでひっかかってしまいました。

間取りはお客さまの希望を満足させた上での鬼門考慮ですから…ショック!

相当な苦労をいたしました。

いや~、このケースは本当に勉強になりました。


該当者は早めに対応

家相(年回り・鬼門)についてのまとめです。


1.自ら気にする。

2.親に言われて気にする。

3.新居に遊びに来た親戚のおばちゃんに言われて気にする。

4.新居に遊びに来た友人知人に言われて気にする。

5.誰に何を言われようが絶対に気にしない。もしくは自ら勉強済みで自信がある。


5番以外の方がマイホームをご計画予定でしたら

早い時期に家相相談を済ませておくことを切に願います。


最後までお読み下さりありがとうございました。