音声で読む『モアイは語る 地球の未来』
国語の学習で最も大切なのは「主題を読み取る読み」でしょう。 大量の情報を処理する力ではありませんが、 おろそかにすると、人生をゆがませてしまうのではないかと。 国語の学習をひととおり終えたあと、 「ちゃんと読めたかな」と確認してほしいと考え、 ひいては、「国語の勉強の仕方が分からない」に 答えられるかなと考え、書いています。 脇道にそれますが、 DLA(外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント(Dialogic Language Assessment))の勉強をしています。 求められる力は高度で、 日本で生まれ育った児童生徒には やっかいなレベルです。 ※『教科学習内容の抽象的な概念の話、実社会に関わる話題の話など(中学・高校レベル)を既習の抽象的な概念語彙・表現を幅広く使って話せる。』 そこで、とりあえず、 そこに近づける学ぶ環境を作りたいと まず、音声で教材を聴くことを取り入れました。 語句を読むことにとらわれて、狭い視野で読んでしまいがちなので、 柔軟に、全体的に教材をとらえられるかなと考えています。 大事なのは、どの言葉も大切にして読むことですから。 できれば、教科書を脇に置いておいて 内容を頭に描きつつ 「読み」すすめ、 次に、文字を読みながら 「読む」ことで読み飛ばしを補いたいと 考えています。 で、そのようにして、 光村2年『モアイは語る 地球の未来』を「読み」ました。 すると、 読み飛ばしがちな、 『十一世紀頃、突然巨大なモアイの製造が始まる。同じ時期に、遺跡の数も急増しており、この島の人口が急激に増加を始めたことがわかる。人口は百年ごとに二倍ずつ増加し、十六世紀には一万五千から二万に達していたと推定されている。』 の記述が浮き上がってきました。 不思議です。 この教材にたくさんある、「~か。」の問題提起の形ではないので重要にはしがたい記述です。 ですが、というより、 この浮き上がった、中途半端な記述が、 後ろの箇所と「つながった」と言う感じです。 いつも「読むこと」は試されています。 さて、そうすると、「人口」の増減、住民の絶滅が、モアイの記述よりも大事なことがすんなりと入ってきます。 立体的な「読み」になったと考えています。