佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



脳卒中後のリハビリを行う中で、寝て行うリハビリや立って行うリハビリを行ってきたと思います。



また、今もリハビリを続けている方も多いと思います。



リハビリを行う時、寝て行うものもあれば立って行うものもあり、なぜ姿勢が異なるんだろうと疑問に思った方がいらっしゃるかもしれません。



リハビリスタッフと行うリハビリの時には、少し手伝ってもらったり、見守りをしてもらったりと安心する場面もあるかと思いますが、自主トレで自分一人で行うことが多いと思いますので、リハビリ内容別の姿勢の選択視点と自分に合った姿勢で行うという安全面の視点も必要だと思っています。



今回は、それぞれの自主トレの姿勢の特性や条件などをまとめたいと思います。



寝て行う自主トレ


・どなたでも行える



・背中がベッドについているので、肩関節や股関節が安定しやすい



・麻痺側の手を健側で持って行うリハビリが行いやすい(バンザイなど)



座って行う自主トレ


・座る姿勢が安定している方向け



・腿上げや膝伸ばしなどの筋力トレーニングが行いやすい



立って行う自主トレ


・立位姿勢や立位バランスがよい方向け



・立ち座りが安定している方向け



・またぎ動作やステップ練習が行える



・転倒リスクへの配慮が必要




簡単に記すと、各姿勢の特徴は以上のようなことが考えられます。



立位バランスが安定していない方が立位で行う自主トレにチャレンジすると、転倒リスクが高まるので、個人個人にあった姿勢の選択が大切です。



みなさんのお役に立てれば幸いです。



☆*:.。.最後まで読んでいただきありがとうございました.。.:*☆