佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



脳卒中後の自主トレでよく行うタオルワイピングですが、前方向だけではなく肩が少し後ろに動くぐらい手前にタオルをお腹に近づけてくださいと指導させていただくことがあります。





なかなか肩を後ろに動かす動作を意識する機会が少ないかもしれませんが、



✔️ エプロンの紐を後ろで結ぶ



✔️ 髪の毛を結ぶ



✔️ ワイシャツの襟の後ろを整える



などの時に肩が後ろに動きます。



肩が後ろに動く動作でもっともポピュラーな動きは、



✔️ ズボンや下着やスカートを履いたり脱いだりする動き



ではないでしょうか。



▼ スカートを上にあげる動き



▼ シャツの裾を整える動き



こうやって写真で確認すると、肩が後ろに動いているのがわかると思います。



脳卒中後の肩は、痛みが出やすく胸の上の筋肉にこわばりが出て、肩を後ろに動かす動作に制限をきたすことがあります。



自主トレで、肩を後ろに動かす動作を取り入れるかどうかは可能な限りデイケアや訪問リハビリの担当スタッフに確認することをおすすめします。



もし、担当のリハビリスタッフがいなかったり、医療スタッフと関わる機会がない方は、肩の痛みに注意しながら、過度に動かさずに徐々に動かすような自主トレをしていただけたらと思います。



みなさんのお役に立てれば幸いです。



☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆