佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



脳卒中後の方々のリハビリを行うために、初めてお会いしたときにさまざまな検査を実施して現状を把握してからリハビリを行います。



脳卒中後のリハビリに関する検査は数多くあり、全てを行うと患者さんの身体的にも精神的にも負担をかける可能性があるので、必要性を見極めながら実施しています。



もちろん、必ず行った方がよい検査もありますので、患者さんの様子を把握しながら対応しています。



そのような気持ちを持っているので、いきなり検査を行うのではなく、「麻痺側の手の状態を確認させてください」とお伝えして、「麻痺側の手の動きがどんな状態か教えてください」とお願いすることがあります。



このようにお願いすることで、患者さんが訴える麻痺側の手の状態が把握できたり、患者さん自身が自分の麻痺側の手について理解しているかのスクリーニングテストになるとも思っています。



麻痺側の手指の動き自体を患者さんが全て把握することは難しいとも思っていますので、以下の内容に絞って確認することがあります。



✔️ 指を少し動かすことができますか?



✔️ グーパーできますか?



✔️ 指折り数えができますか?



✔️ 親指と人差し指でつまみ動作ができますか?



このような内容を問いかけています。



実際にどのような動きのことを指しているか、私の手で動画を撮りましたので、参考にしていただけたらと思います。



指先を少し動かすことができるか




▼ 手指を曲げることができるか




手指を曲げるだけではなく、伸ばすこともできるか




指折り数えができるか




親指と人差し指の先を合わせるようなつまみ動作ができるか




あくまでもわたしが行っている麻痺側の手指の動きの確認内容です。



ここでおおよそのあたりをつけて、所定の点数をつけるような検査を行っていきます。



リハビリスタッフから「手の動きはどうですか?」と尋ねられたとき、「指が少し動きます」や「指折り数えができます」と答える参考にしていただけたらと思います。



☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆