佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



脳卒中後、入院でのリハビリを終え自宅退院後、すぐにもとの仕事に復職する方、別の仕事につく方、仕事にはつかずご自宅で療養する方などさまざまだと思います。



入院中に復職支援を受けることができたのであれば、退院後の仕事復帰に関して動きやすいと思いますが、現状は思い通りには行かないことが多いのではないでしょうか。



わたしが担当させていただいた方も、元の仕事に復帰した方、同じ職場でも所属先を変えて復職した方、退職した方などさまざまです。



退院したばかりの時、体力が戻れば元の職場で就労できると思っていても、いざ復職しても体力が続かなかったり、体の動きが伴わなかったり、頭が疲れやすくなって退職を余儀なくされたというお声を見聞きすることがあります。



一旦病院を退院した後、医療ソーシャルワーカーやリハビリスタッフと接触する機会がない方もいらっしゃいます。



そのような場合、仕事に関して相談する機関がいくつかあるのですが、あまり知られていないというのも現実です。



今回は、以下に脳卒中後に就労支援、特に相談窓口となっている機関について記して行きたいと思います。



 ハローワーク


ハローワークは、さまざまな方の仕事についての相談窓口となっていますが、脳卒中後の就労支援も行っています。



担当部署としては、「専門援助部門」で、何らかの障害がある方が利用できる職業相談窓口です。



また、企業の障害者雇用に関して窓口対応する「雇用指導官」が在籍しています。



職業相談・採用後支援・公共職業訓練相談などが行えます。



 地域障害者職業センター


各都道府県に1カ所設置されており、評価・職業指導・職業準備支援・ジョブコーチ養成などを行っています。



ハローワークとの連携やハローワーク出張相談なども行われています。



▼ 地域障害者職業センターのホームページ



▼わたしが住んでいる佐賀県の障害者職業センター



 障害者就労・生活支援センター


各都道府県に配置されており、就労相談や職業実習先の情報提供、事業主に対する雇用相談などを行っています。



▼ 厚生労働省のホームページ



▼ 福岡には13ヶ所設置されています



 佐賀県のホームページには上記の3つが記載されています


上記の3つの就労支援機関について、佐賀県のホームページにはまとめて記載してあります。



▼ 障害がある方への就労に関する支援




また、佐賀県ではチャレンジ雇用や企業との架け橋事業についてもホームページにて案内しています。



▼ 就労支援について



 最後に


入院している時、自宅退院を目指してリハビリに取り組んでいる方が多いと思います。



いざ自宅に退院した後、仕事の相談についての情報がなく、お困りになった方もいらっしゃると思います。



退院する時に、病院スタッフからの情報がない場合もあると思います。



自宅退院後、仕事についてお困りになっている場合、お住まいの自治体、特に障害課などに相談してハローワークや地域障害者支援センターなどを紹介してもらってもよいかと思います。



また、インターネットを活用できる場合、お住まいの地域の障害者雇用や就労支援についてお調べになってもよいかと思います。



なかなか情報が少ない分野ですが、必要な方に今回の内容が届いたら幸いです。



☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆