佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



わたしのこれまでの20数年の臨床経験の中で、脳卒中後の方々の病態解釈がすんなりといった例は片手で数える程度かなと思っています。



脳卒中後の症状は、運動麻痺だけでなく、感覚障害や高次脳機能障害など多岐に渡ります。



何か症状が1つだけしかないという方は稀ではないでしょうか。



そのため、患者さんが困っていることや身体機能の回復を達成するため、「なぜ、その症状が出ていると思うか?」「何を行ったら回復するのか」という自問自答を繰り返し、検証していく作業が大切だと思っています。



そのような気持ちを持っているわたしは、脳科学とリハビリテーションという医学雑誌に公開されている「評価に難渋する脳損傷例の特徴と解決方法」は、何度も何度も読んでいます。



これは、若い療法士にも勧めている読みものの1つです。



✔️ 専門職の垣根を越えた評価の必要性



✔️ 疑問を多く持ち、調べること



✔️ 症例報告を行うこと



など、臨床に大切な事柄が記されています。



何年臨床を経験しても、まだまだ勉強や経験や技術が足りないなと思うことも多いです。



これからも甘んじることなく、前に進んでいきたいと思っています。



引用・参考



1) 高杉 潤:評価に難渋する脳損傷例の特徴と解決方法. 脳科学とリハビリテーション Vol. 16 2016

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jrn/16/0/16_160722/_pdf/-char/ja



☆*:.。. 最後まで読んでいただきありがとうございました .。.:*☆