佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



脳卒中後、自宅退院が決定してから自宅で食べる食事に関して指導された経験がある方がいらっしゃるのではないでしょうか。



脳卒中の再発予防のためには血圧管理が大切で、しっかり薬を飲むことと塩分控えめの食事をすることなどの対策を講じる必要があります。



厚生労働省の塩分摂取量の基準は、健康な方で男性7.5g未満・女性6.5g未満としています。

 

 

高血圧症などの治療による減塩は、1日あたり5g未満(WHO)~6g未満(日本高血圧学会)としています。

 

 

日本人は日本食の文化から塩分摂取量がもともと多いと言われており、平成28年の厚生労働省の調査では食塩摂取量の平均は男性10.8g・女性9.2gでした。

 


▼ わたしの1日の塩分量を計算してみました。


​わたしのある1日の塩分量

朝ごはん:ご飯、納豆(タレは麺つゆ塩分0.2g)、プレーンヨーグルト約100g(明治ブルガリア塩分0.13g)、みかんの缶詰1缶(塩分0.01g)

昼ごはん(持参お弁当):わかめご飯(塩分量0.5g)、オクラ(塩分量0g)、茹で卵(塩分量0.06g)、冷凍胸肉唐揚げ2個(塩分量0.9g)

晩御飯:ご飯(塩分量0g)、白菜スープ(1.1g)、薄塩しゃけ(塩分量0.7g)、トマトときゅうり(塩分量0g)、冷奴(塩分量0.03g)

水分補給:ほうじ茶500ml(塩分量0.005g)、麦茶500ml(塩分量0.005g)、アイスコーヒー300ml(塩分量0.006g)


お菓子:ビスコきなこ味2パック(塩分量0.15g)、塩分タブレット1粒(塩分量0.1g)


1日あたりの塩分摂取量:約3.9g



わたしは意識して減塩しているわけではありませんが、調味料として塩自体を使うことはほとんどありません。



わたしが常備している塩を使うときは、アサリの砂抜きやレモンの皮を洗うときぐらいで、野菜を茹でるときやパスタを茹でるときは塩を使いません。



このような食生活パターンの方は塩分調整がしやすいと思いますが、塩辛いものが好きな方が減塩食について取り組むには管理栄養士の指導やパンフレットを活用することが大切だと思っています。



インターネットでは、さまざまな減塩食に関するパンフレットが公開されています。



▼ 国立循環器病研究センター:かるしお®︎ブックレット

https://www.ncvc.go.jp/karushio/recipes/images/karushioh-booklet.pdf



▼ 武田デバファーマー株式会社:食事療法

https://www.med.takeda-teva.com/di-net/takedateva/shidosen/BPM-P05C-ADGA.pdf



▼ 大田区:今だから始める減塩対策

https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/kenko_dukuri/other_joho/pamphlet/daisakusen_shika-eiyou.files/enbun.pdf



▼ 大分県:うま塩レシピ

https://www.pref.oita.jp/uploaded/attachment/1049714.pdf



▼ 消費者省:栄養成分表示を使って、あなたも食塩摂取量を減らせる

https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_promotion/pdf/food_labeling_cms206_20191126_09.pdf



▼国立循環器病センター:みんなのレシピ集

https://www.ncvc.go.jp/karushio/recipes/images/s-1g_recipe_2019.pdf



みなさんが減塩食を考える時、お役に立てれば幸いです。



☆*:.。. o最後まで話読んでいただきありがとうございましたo .。.:*☆