佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



脳卒中後のリハビリにおいて、「装具を使った方がいいのか?」という話題を度々見聞きします。



脳卒中治療ガイドライン2021では、急性期リハビリテーション・歩行障害・痙縮にて推奨度レベルA〜Cにて装具使用について記されています。




出典:脳卒中治療ガイドライン2021におけるリハビリテーション領域の動向



患者さんおひとりおひとりの状態で、装具を必要とするかどうかは異なります。



しかし、同じ目的のリハビリを行う場合、装具の使用と他のリハビリ実施で悩み、装具を用いた方が良い結果を導き出せる状況であると判断したら、積極的に使用した方がよいと思っています。



脳卒中後のリハビリを得意とするリハビリの考え方は数多くあります。



リハビリの考え方によっては装具をできるだけ用いないという考え方もありますので、担当リハビリスタッフがどのようなコンセプトで仕事を行なっているかでリハビリ内容の選択が異なります。



しかし、ガイドラインで進められているのであれば、わたしは患者さんの状態を見極めながら装具の導入を検討したいと思っています。



引用・参考


1) 松野 悟之:脳卒中治療ガイドライン2021におけるリハビリテーション領域の動向. 理学療法科学 37(1):129–141,2022

https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/37/1/37_129/_pdf



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