佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。



普段の生活場面で麻痺手を使うことは、脳の機能回復にとって良い影響を与え、麻痺手の使用頻度が増えることで不使用による機能低下を防ぐことはイメージしやすいかと思います。



しかし、どんな場面でどのように使えばよいかわかりにくい方がいらっしゃると思います。



また、ご自身にあった生活場面での麻痺手の使い方もわかりにくいと思っています。



例えば、指を開いたり閉じたりすることができ始めたばかりで、しかし手を口元まで安定して移動することが難しい場合、熱いコーヒーが入っているコーヒーカップを麻痺手で握り口元まで移動させるとこぼしたりコップを落としたりする可能性が高くなると思います。



▼ 例えば、下の写真のような場面ですね。




特段にリスクを負う危険性がない生活場面での手の動きは、できないと思ってもチャレンジしてみてよいと思います。



しかし、熱い湯を扱う場面・包丁やカッターナイフを使う場面・アイロンをかける場面・揚げ物などの調理場面では、麻痺手で行えなかったり、道具などを落としたりするリスクを常にはらんでいます。



リスクが少ないと思う生活場面での麻痺手の動きは、両手を洗う・洗濯ものをたたむ・台布巾でテーブルを拭くなどが挙げられると思います。



上のようなリスクが少ないと思う生活場面で行う麻痺手の参加は、うまくいかなくとも怪我をする危険性が低いと思います。



普段の生活場面で麻痺手を使うことは機能回復につながるので、積極的に使っていただければ良いと思っています。



今後、ブログにて重症度別の麻痺手の生活場面での使用方法の提案について、まとめていきたいと思います。



☆*:.。.最後まで読んでいただきありがとうございました.。.:*☆