佐賀住まい・福岡勤務の作業療法士の橋間葵です。
リハビリでは、既製品のリハビリ道具をよく使いますが、廃材も使うことが多いです。
廃材を利用したリハビリ方法の代表的なものは、ラップやキッチンペーパーの芯を使った麻痺手のリハビリではないでしょうか。
当院には、ラップの芯を使った棒体操用の棒をたくさん用意しています。
職場の厨房で使っている業務用のラップの芯はとても丈夫ですので、何年にも渡って使い続けているんです。
たまたま、我が家で使っているキッチンペーパーペーパーを最後まで使い切ったので、キッチンペーパーの芯を用いた自主トレの動画を撮影しました。
▼ ローラのように用いる方法
麻痺手を机に乗せた芯の上に載せます。
反対側の手で麻痺手を軽く支えても良いです。
麻痺手を机に横倒している芯の上に載せます。
この状態をキープしながら、麻痺側の肩と肘とで曲げ伸ばしをします。
▼ 握る・回転させる・離す
麻痺手で何かを軽く握ったり離したりすることができる時期に進めている自主トレです。
芯を握り、横の位置から縦の位置に切り替えて、そっと手を離します。
▼手のひらを返す動き
芯を握ったまま、手のひらの位置を変化させる回転運動をおこします。
自主トレを行うときの注意点
① 痛みがある時は行わない
② 自分の体の状態をしっかり把握しておく
③ ゆっくり、優しく、繰り返す
このような点に注意して取り組んでいただけると安心です。
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