ドクターブログ

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ー 碧南市のあおい皮フ科クリニック ー

 

あおい皮フ科クリニックHP 新サイトはこちら

当院も開院して12年になります。その間にいろいろな機器も増えて、たくさんの患者様にもご来院いただき、症例の蓄積により当院独自の症例経験をお伝えすることができるようになりました。今回リニューアルにあたり写真提供のご協力を快諾していただいた皆様に心より感謝申し上げます。

また今回のホームページではこれまでの患者様を診察して症例数は少ないですが、他院で経過観察されがちで放置されて悩まれている病気にも着目しておりますので、もし他院で治療してもらえなかったがなんとかしたいという患者様は一度ホームページをご覧になって頂けると参考になるかもしれません。

一般皮膚科メニューページの中の『放置されがちな皮膚の病気』参照。

 

また最近導入したシルファームという機器も掲載しております。

シルファームは微細な針を皮膚に刺して高周波(RF)を流すことで真皮層に直接熱刺激を与える「フラクショナルマイクロニードルRF治療機」です。これにより基底膜の破壊・毛細血管新生・老化した線維芽細胞に対してアプローチしてメラノサイトのメラニン産生亢進状態を改善させ肝斑、くすみ、あから顔の改善が期待できます。

また針の刺激や熱による創傷治癒効果で、皮膚再生の促進、コラーゲンの増生を促し、ちりめんジワの解消、肌にハリと弾力をもたらし、毛穴を引き締め、ニキビ痕の改善に期待ができます。またレーザーでは難しかった目の下のきわの部分や眉下、鼻などの細かい部分にも照射可能です。目的に合わせてモードを切り替え、レベルも細かく設定できるため複数の肌悩みの治療が可能です。他院よりもかなりリーズナブルな料金設定で行っていますので気になっている方がいらっしゃいましたら是非確認してみてくださいね。

シルファームについて詳しくはこちら

これからも患者様の気持ちに寄り添った診療を心掛けていきます。今後もあおい皮フ科クリニックをよろしくおねがいします。

まだまだ暑いですねー

沖縄も暑かったですが愛知県の蒸し暑さに比べるとさらっとしててまだ過ごしやすく感じました。

初日は診療後に行ったためホテルについたのが18時過ぎで学会には参加できませんでしたが

たまたま食事で行ったお店は顔見知りではないですが学会に参加される予定の先生がカウンターにずらりと埋め尽くしそして僕の隣にはレーザーの営業さんで以前もお会いしたことのある方がたまたまいらっしゃって明日の葛西先生の講演を拝聴しにきたとおっしゃっておりました。

葛西先生はしみの治療の大家で素晴らしい教科書を書かれております。

私もこの本で勉強させていただきシミ治療の基本ができたと思っております。

学会当日はアトピー性皮膚炎の外用療法のモーニングセミナーから参加し、葛西先生のしみ治療の1時間40分の講演、千貫先生の蕁麻疹を中心としたアレルギーの講演、安部先生の患者コミュニケーションの講演、宮城先生の難治症例の適応外使用の講演(オフレコ)、沢田先生の硬化性脂肪織炎の講演など個性的で盛りだくさんの内容で面白い学会でした。

その夜は昨日にお会いしたレーザーの営業さんの取り計らいで葛西先生と一緒にお酒を飲みながらいろいろお話しをすることができました。葛西先生は気さくで僕のしょうもない話にも真剣に応えてくれるので本当にためになりとてもおもしろいです。

その夜は2時までお話して次の日は祝日のため知人とシュノーケルをしに船で1時間かけて渡嘉敷島へ

船で戻ってかえるとすぐにあぐー豚のしゃぶしゃぶを食べにいったのですが若干の船酔いと連日の飲みで胃の調子が悪く美味しかったと思うのですが堪能できず残念でした。

 

最終日は首里城の再建の様子を見にいきました。50億をこえる寄付もあり令和8年に総工費150億かけてよみがえるとの事です。

お休みを頂き楽しい時間をありがとうございました。

セントレアつきました。仕事がんばります。

 

 

 

子宮頸がんワクチンは日本においては2013年4月より定期接種化されたものの、同年6月には積極的勧奨が中止されそれ以降接種数が低い状態が続いており2019年では3回接種率が0.8%まで低下していました。しかし2022年4月に積極的接種勧奨が再開されてから徐々に接種数が増加してきています。
子宮頸がんワクチンの国別比較接種率

2020年11月時点で110カ国で公的な接種が行われ、カナダやイギリス、オーストラリアなどの接種率は約8割となっているのに比べて日本は著しく接種率が低くさらに子宮頸がんの死亡率は年々上がってきています。

近年特に若い女性の「子宮頸がん」罹患が増えています。一生のうちに「子宮頸がん」にかかる人は1万人あたり132人、学校で例えるなら35人クラスであれば、2クラスに1人と言われています。

そして、子宮頸がんで亡くなる人は1万人あたり34人で、10クラスに1人ほどはいるということになります。

ワクチンで防げる病気なので積極的な接種をおすすします。

また定期接種として公費で受けられる子宮頸がんワクチンはこれまで2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)でしたが令和5(2023)年4月からシルガード9も公費で受けられるようになりました。

平成9年度~平成18年度生まれまで(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性で、通常のHPVワクチンの定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方も公費でシルガード9を受けられます。対象の方は、「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ

これらに加えて新型コロナウィルスの流行で他のワクチンとの接種間隔制限が緩和されたことやいままで抵抗のあった筋肉注射が日本でも浸透してきていることなどを考えて当院にても子宮頸がんワクチンの受付を再開することとしました。子宮頸がんで苦しむ女性を一人でも減らすために子宮頸がんワクチンの接種に力を入れていきます。ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談・ご連絡ください。

接種をご希望の方は電話、窓口でも対応いたしておりますのでご連絡をお待ちしています。

 

またヒトパピローマウイルス(HPV)は男性にも「がん」を引き起こします。

具体的には、中咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなどがあります。特に、中咽頭がんはその患者数も多いです。

アメリカではHPV関連中咽頭がん(年間14,000人)は子宮頸がん(年間11,000人)よりも多く、非常に大きな問題になっています。今後日本でも増加していくことが予想されています。さらに、HPV関連中咽頭がんは男性が女性よりも圧倒的に多く(男性11,800人/女性2,200人)、男性でもHPV感染を予防することが中咽頭がんの予防になると考えられます。その原因ウィルスの多くはHPV16が大半を占めるといわれ多くの欧米先進国では男子もHPVワクチンの定期予防接種の対象になっています。日本ではまだ男子は定期接種の対象とはなっていませんが2022年8月から男子への定期接種について検討が始まっています。それまでは任意接種で自己負担ですが希望あれば接種をすることは可能です。お気軽にご相談ください。