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井川の里ばなし             日本一の力もち 『 てしゃまんく物語 』




 みなさん、こんにちは O(≧∇≦)O




 平成22年 ( 2010 ) 7月3日 ( 土 ) 第5ブロック 井川 ( いかわ ) に行ってきました!!




 この日は、厚い雲が空を覆うあいにくのお天気 ・・・

 でも、井川に行く途中に出会った紫陽花が、雨に濡れてとっても綺麗でした♪ (*^_^*)
 
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 JR静岡駅から、県道27号 ( 井川湖御幸線 ) ~ 県道189号 ( 三ツ峰落合線 ) ~

 県道60号 ( 南アルプス公園線 ) を北上すること約90分。

 眼下に井川湖が見えてきました!!

 晴れの日のエメラルドグリーンに輝く湖も魅力的ですが、雨の日の井川湖も、幻想的で素敵です☆
 
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 薄っすらと井川本村の街並みも見えました~
 
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 この日は、井川本村にある 『 てしゃまんく物語 』 の看板を巡る旅♪


 みなさんは、井川の英雄 “ てしゃまんく ( 手者万九 ) ” をご存知ですか? (*^_^*)


 その昔、美しい山里、井川に生まれた、てしゃまんくは

 持ち前の力と親切な心で、村の誰からも好かれていた伝説の人物です!!


 井川本村には、この伝説をお話にした看板が6つあり

 井川の町を散策しながら、てしゃまんくの物語を楽しむことができるんですよ (^◇^)/




 物語は、井川湖の渡船場からスタート!!
 
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 一、するがの山里井川は、春は花が咲き、夏は緑、秋は紅葉、四季を通じて色あざやか

    とても美しい山里です。

    むかし ・・・ てしゃまんくは、この美しい山里、井川で生まれました。

 二、てしゃまんくは、赤ちゃんのときから、力持ちです。

    山の狸も、びっくりぎょうてん

    「 うわ~強い強い 」 五人力の力持ち赤ちゃんです。




 渡船場から “ えほんの郷 ” を目指して進んでいくと ・・・ ε=(/*~▽~)/
 
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 あったあった!!
 
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 三、てしゃまんくは、五さいになりました。

    井川の、山の中で、走りまわるのが大好き。

    力持ちで、知恵もあります。

    山の動物たちもかないません。

    おおかみだって、てしゃまんくには、負けてしまうのです。

 四、ある日、てしゃまんくは、山奥へたきぎとりに行きました。

    「 えいっ 」

    てしゃまんくの力は、大木の枝をふるわしてたちまちたきぎの山ができました。




 
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 五、帰り道のことでした。

    大木の根っこの穴の中で、うさぎの子どもが泣いていました。

    「 どうしたの? 」

    「 月から落ちてしまったの 」

    うさちゃんは泣くばかりです。

    てしゃまんくは、かわいそうに思って、うさぎの子を抱き上げてあげました。

 六、てしゃまんくは、井川で一番高い山の頂上へ登りました。

    頂上には、かしの大木があります。

    「 月へ帰してあげるよ 」




 
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 七、「 お~い 」

    てしゃまんくは、かしの木のてっぺんに登って、大声で、うさぎのおかあさんによびかけました。

    うさぎのおかあさんは、気がついたようです。

 八、「 親切なてしゃまんくさんありがとう 」

    うさぎのおかあさんは、大変喜んで、うれしそうにお礼をいいました。

    「 さようなら、うさちゃん 」

    てしゃまんくも、手をふりました。




 ゴールのえほんの郷近くでも発見!!
 
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 九、おとなになったてしゃまんくは、村の人気ものです。

    力も、知恵もあって、人にも親切ですから、村の娘たちから、おおもてです。

    きょうも、こわれた橋を、えいっ。

    と、かんたんに直して、村の人から、たいへん喜ばれました。


 十、井川から、駿府の町まで、六十粁 ( ろくじゅっきろ ) もあります。

    てしゅまんくは、いっぱいにもつを、せおったまま、なんと、その日のうちに、

    行って帰って、くることが、できました。

    てしゃまんくは、足もはやいのです。




 6枚目の看板は、えほんの郷の中にありますよ~

 定休日の火曜日は、中に入れませんので、注意してくださいね。
 
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 十一、ある日、てしゃまんくが、駿府の町へやって来たときのことです。

     浅間神社で、石どりいを建てていました。

     力じまんの石工 ( いしく ) たちが、おおぜいいましたが、何百キロの石は、

     ビク、ともしません。

     「 ハハハハハ 」

     てしゃまんくは、思わず、笑ってしまいました。

 十二、「 これっなにを笑うか 」

     役人はおこりました。

     「 わしなら、一人で持ち上げる 」

     てしゃまんくは、背中のにもつを、下ろしもしないで

     「 う~ん 」

     と、一声あげると、何百キロの石柱を、両手でかるがると、さし上げてしまいました。





 てしゃまんくが上げたい石は少し、左に傾いていたようですが

 後は、自分たちで直すようにと言い残し、井川に帰ってしまったため

 浅間さんの石鳥居は、いまでも、少し左へ傾いているとか ・・・ 。
 
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 ☆ 浅間さんの石鳥居 平成22年 ( 2010 ) 4月3日撮影




 みなさん、井川の伝説 『 てしゃまんく物語 』 楽しんでいただけましたか?!

 井川へお出掛けの際は、ぜひ、看板を探しながら、井川の町を散策してみてくださいね ヾ(≧ー≦)ゞ








いいじゃん! 葵 区 (^ ^)