aoi2009-108/188 |
郷島 和紙漉き体験 |
みなさん、こんにちは ヾ(=´・∀・`=)♪
平成21年 ( 2009 ) 5月21日 ( 木 )
第4ブロック 賤機北学区 ( しずはたきた ) 郷島 ( ごうじま ) へ行ってきました!!
5月22日にお届した、 “ 賤機北 『 郷島 』 ” に引き続き ・・・
本日は、秘在禅寺 ( ひざいぜんじ ) 郷島冷泉手漉和紙工房での
『 和紙漉き ( すき ) 体験 』 をお届けしま~す♪
◆ “ 賤機北 『 郷島 』 ” については ・・・ コチラ
ご存じの方も多いと思いますが、郷島は戦国時代の頃より和紙の里として栄えました。
江戸時代後期から明治にかけては、安倍川水系では最も多い和紙の産出地で
とても高級な和紙だったと伝えられています。
和紙づくりには ・・・
キレイな水が豊富で、日当たりがよく、強い風が吹かない場所が適しているそうです。
そう聞くと、郷島は、ぴったりの土地ですよね!!
☆ 秘在禅寺 郷島冷泉手漉和紙工房 からの眺め (^◇^)/
また、和紙は、お茶を手揉みする際に使うホイロ紙や、お茶を入れる袋としても重宝されたため
お茶と共に発展していった事も、栄えた大きな要因だそうです。
しかし、残念なことに昭和30年代には紙を漉く家は、1軒も無くなってしまいました。
そこで、秘在禅寺の住職さんが立ち上がり、平成元年頃から、紙漉伝統技術の再興が始まりました。
数年後、仲間が集まって “ 郷島冷泉和紙同好会・ゆうしん舎 ” ができ、活動を続けています。
月・木曜日の活動日には、日程が合えば、事前予約で、紙漉体験ができます!!
今回は、初心者向けのハガキづくりコースを予約しました♪
ここでは、和紙づくりに、楮 ( こうぞ ) と、三椏 ( みつまた ) という木の皮を使っています。
これらの材料を使って、紙料液を作るのも手作業です。
細かな長い工程を経て作られます。 ( なので、予約は早目に!! )
まず、和紙のこと、作り方のことを教えていただきました。
紙料液は、準備していただいてあり
槽の中に、楮の繊維と水と “ ととろ葵 ” からとった粘液が入っていました。
それでは、チャレンジです!!
簀箱 ( すばこ ) を持って ・・・
う~ん、均一に作るのは難しい (*´[]`)=3
このように振ることで、繊維が絡まるそうです。
振り方で、繊維の方向が決まるので、用途によって
縦に振ったり、横に振ったりと振り分けるそうですよ。
水を落としてから、重ねていきます。
この後、メンバーの方が、圧搾と板干しをしてくださり、後日、完成品が届きました!!
O(≧∇≦)O
秘在禅寺内では、原料となる楮や三椏の他に、紙の染料となる、キハダなども栽培していました。
☆ 楮 ・・・ 長くて太い繊維なので、荒々しい感じの紙になり
力強く、漢字を書くときなどに適しているそうです。
☆ 三椏 ・・・ 三椏は、細くてツヤがある繊維なので、やさしい感じの紙になり
かなを書くのに適しているとされているそうです。
☆ キハダ ・・・ 苦味があるので、キハダで染めた紙は、虫がつきにくく、
戸籍や過去帳を書くのに使われたそうです。
私たちの先祖は、自然の材料を使って、様々に工夫し、暮らしていたんですね。
こういった、いわば職人の知恵、技術、生活の工夫は、今こそ絶やしてはならない、と感じました。
工房には、和紙に油を塗った油紙で作った合羽がありましたよ!!
江戸時代の駿河名産・賤機紙子
のちに安倍川紙子として、全国にその名を知られた道中合羽を再現したものです。
是非!! 興味がある方は、体験してみてくださいね!!
予約はコチラ ↓
◎ “ 秘在寺 郷島冷泉手漉和紙工房 ” はコチラ ↓
いいじゃん! 葵 区 (^ ^) |