エジプトのピラミッドからでしたっけ?小麦の化石が出てきたと・・・
一説には1万年前から栽培していたとか?
ところがこの小麦はいまだに人間が消化出来るものではないのです。

腸の役割として
1.食物の消化と吸収(吸収したものをエネルギーに変える)
2.免疫や抗体が感染に対して働く最初の防衛ライン
3.解毒作用

が主にあります。


腸内環境なんてどうでもいいじゃないかと思っている方もいるかとは思いますが
最初は便秘下痢、ちょっとしたかゆみが始まりかもしれません。
セリアック病、ノンセリアック病まで行ってしまったら大変です。

セリアック病、ノンセリアック病とは

小腸において小麦に含まれるタンパク質の一種のグルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患。遺伝的な影響を受けると言われているが遺伝的影響を受けないでも類似した状態になるノンセアリック病もあります。
人の消化酵素では分解できないグルテンの一種が小腸の上皮に取り込まれ炎症を起こし栄養吸収できなくなり食事の量に関わりなく栄養失調状態に陥る状態です。
この栄養吸収障害の中にはカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルの吸収障害のほか、ビタミンA、ビタミンDなどの脂溶性ビタミンの吸収障害も顕著に見られます。
またカンジタ菌が腸から全身に回り様々な病態を引き起こします。

セリアック病、ノンセリアック病の主な症状

自閉症やADHD
不妊症や便秘、
歯周病
口臭
口内炎
エナメル質生成不全
低血糖
貧血
骨粗鬆症、
筋肉のけいれん
膨満感
貧血
慢性的な下痢
慢性的な疲労感
便の悪臭
白っぽい色の便
うつ様症状
気力低下
体力の低下
情緒不安
集中力の低下
ビタミンK欠乏症
血糖の上下動(特に低血糖)
急激な体重増減
関節痛
傷が治りにくい
乾燥肌
無月経
発育や思春期の兆候の遅れ
脚部の痺れ

などと、一つの病気だけをとりあげるとセリアック病、ノンセリアック病と気が付かない事が多いです。ましてやうつ状態気力の低下など勘違いしそうなこともしばしばあります。


本人またはご家族で以下の病気を持っているとセリアック病の可能性が出てきます。

1型糖尿病
慢性疲労症候群
線維筋痛症
過敏性腸症候群
湿疹
シェーグレン症候群
末梢性ニューロパシー
甲状軟骨病気
疱疹状皮膚炎
骨多孔症


という事で人類はいまだに小麦粉を消化しきれていないのです。
私はパン系を食べると胃もたれするのであまり食べないのですが
もしかするとセリアック・ノンセリアックなのかもしれません。
小麦粉製品を食べる時は消化酵素で補ってあげると良いかもしれません。


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