おはようございます☀

 

アーツカウンシル東京の設立趣旨等について纏めたいと思います。

 

こちらのブログはアーツカウンシル東京のホームページを参考にして書いています。

アーツカウンシル東京 (artscouncil-tokyo.jp)

 

(設立趣旨)

  • アーツカウンシル東京は、芸術団体や民間団体、NPO等と協力し、東京における芸術文化創造のさらなる促進や東京の魅力向上を図ります。
  • 国際都市東京にふさわしい個性豊かな芸術文化創造や、創造性に満ちた潤いのある地域社会の構築に貢献していきます。
  • 芸術文化の自主性と創造性を尊重しつつ、専門的かつ長期的な視点にたち、新たな芸術文化創造の仕組み・環境を整えます。

(設立経緯)

 2006年 東京都において文化振興のための施策を総合的かつ効果的に推進するための政策提言を行う知事の附属機関として「東京芸術文化評議会」を設置

 

2012年4月 世界的な文化都市東京の実現を目指し、東京芸術文化評議会からの提言も踏まえ「アーツカウンシル東京準備機構」を設置

 

2012年11月 「アーツカウンシル東京」を設置。

 

(2012年~2021年の助成事業)

事業 ・申請件数:5,382 件 

採択件数:1,630 件 

交付決定額:約 31 億 3,100 万円

 

(「アーツカウンシル東京発足記念フォーラム」の福原信春氏の講演より私が共感した部分)

アーツ10年A4-20P_RGB (artscouncil-tokyo.jp)より抜粋させて頂きました。

 

・そもそも 20 世紀までの企業活動は、短期的な利潤の追求に重点を置きすぎ、極端に言えば企業は自然環境の破壊や人間性の喪失につながるような、社会に負荷をかけながら巨大化 していく怪物のような存在になってしまいました。私は、その原因は、単なるお金とモノの交換、あるいはお金とサービスの交換だけを資本の流れとする現在の資本主義社会の原理にあるのではないかと疑うようになりました。そして、社会をよりよく動かすための新しい理 として、「文化」という要素を企業経営の基軸に置くことができないかと考えたわけです。 そして、企業経営に必要な要素として考えられてきたヒト・モノ・カネに、もう一つ「文化」 というものを第四の要素として加え、拡大再生産が可能なストックとして文化をとらえる 、「文化資本経営」を提唱してきました。 さらに、様々な試行錯誤をしながら、文化的な要素で個人の人間力を最大に引き出し、文化的な多様性を取り入れて組織を活性化することで、絶対価値の創造ができるのではないかと考えました。今、多くの組織や個人が相対価値の競争に陥って悩んでいる中で、絶対価値を確立できれば持続的な成長も可能であるという確信を得たのです。

 

・アーツカウンシル東京の発足にあたってもう一つ言いたいことは、湧き上がった個々の文化力が統合され、爆発するまでには、熟成のためのある一定の時間が必要だということを私たちが良く認識しておかなければならないということです。さらに、国家や企業ではなかなか踏み出すことのできない、一見必要性のないもの、あるいは評価がまだ定まっていないものに可能性を見出して育てていくということが大切だと考えます。

 

・もはや経済価値の積み上げだけでは世界は動きません。誰もがそのことに気がついています。今こそ、歴史や人間の知恵に裏づけられた文化力が必要なのです。アーツカウンシル東京の発足を出発点として、文化による社会変革が起こることを期待しています。