おはようございます☀


ロッテルダム•フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行きました。

指揮者はラハフ•シャニさん、ピアノは藤田真央さんです。





藤田真央さんのラフマニノフ、ピアノ協奏曲第3番、最高でした。 

私は聞いた音楽を言語化する能力が著しくないので上手く表現できないのですが、ソフトなタッチが奏でる美しい音色、オーケストラの迫力に負けない力強い演奏といった多彩な音色と表現力に心動かされました。

プログラムノートによるとピアノ協奏曲第3番はラフマニノフの前作の有名なピアノ協奏曲第2番よりもさらにピアノの技巧的な難しさが増し、ピアニストにとっては難曲中の難曲だそうです。しかし、藤田真央さんは確かな技術をもって、そんなテクニカルなところを披露するような演奏ではなく、高い音楽性が作り込まれオーケストラとも非常に合い整った演奏でした。洗練された音楽は聴いていてとても心地よかったです。


アンコールの2曲目は指揮者のシャニさんと藤田真央さんがドヴォルザークのスラヴ舞曲第10番を連弾していました。シャニさんはピアニストでもあるんですね。同じピアノを弾いていても音色が全然違いました。楽しそうに笑顔で演奏するお2人が印象的でした。この日はアンコールは3曲。

藤田真央さんもシャニさんもサービス精神も素晴らしいです。満席の観客は大盛り上がりでした。


まだ、34歳のシャニさん。全ての楽譜を暗譜、指揮棒はなし。体全体で指揮をしているかのような躍動感のある指揮でした。

楽器の配置が1stバイオリン→チェロ→ビオラ→2ndバイオリン、コントラバスは1stバイオリンの後ろと独特でした。

チャイコフスキーの悲愴もハツラツとした演奏、弱音も美しく菅も弦もとても上手で良かったです。4楽章が終わった後、長い静寂のホールの一体感は観客、演奏者の高い集中力を感じた瞬間でした。


藤田真央さんが情熱大陸に出演された時の映像が私はとても好きで永久保存版にしています。全ての映像はなかったのですが、YouTubeの情熱大陸チャンネルに一部の映像があったのでシェアします。カメラワークが一定でなく動いているのが少し残念ですが、藤田真央さんの才能は伝わるかと思います。