おはようございます☀

ムサコ行政書士の卵です。


私は東京オリンピックの時に選手村でボランティアとして活動していました。16日間活動しました。2021年の夏はボランティアを頑張った夏に私の中ではなっています。


オリンピックに関する受託収賄の事件等は報道で知っていましたが、気分が悪いので気にしないようにしていました。

しかし、「お茶汲みに1日20万円」のネットニュースに思わず目がとまりました。


報道特集をTVerで観ました。3/12まで観ることができるようです。


オリンピック組織委員会の元職員の告発で、簡単にいえば電通と代理店がマージンを取り放題だったようです。決められた予算があるはずなのにどんどん予算をオーバーしていきます。それはオリンピック組織委員会のメンバーがイベントに素人集団であるという弱味に電通がつけこんでいる図でした。また、組織委員会に電通から出向している人がいるから発注する側と受注する側が同じなので利益相反関係となりやりたい放題だったようです。 


20万円というのは組織委員会がある広告代理店に支払った1日の人件費だそうです。4年間で1人あたり2億円弱、10人で19億円以上支払われたみたいです。たいした仕事をしておらずお茶くみや組織委員会と広告代理店の連絡業務をしていたようです。

オリンピック会場への派遣スタッフにも多額の人件費がかかっており、5社くらいの代理店が中抜きするので個人がもらえるギャランティーと組織委員会が支払うギャランティは5倍くらい違ったそうです。具体的には東京スタジアムの運営統括の日当は30万円だったみたいです。

まるで甘いものに群がる蟻のようです。電通のオリンピックに対するお金の巻き上げ方はあまりに酷く倫理観が全く感じられません。トップの電通がそうなら下にある代理店も右にならえとなり、マージン取り放題となっていたのでしょう。それを許したオリンピック組織委員会、政府、東京都にも大きな責任があります。電通が巻き上げたお金は税金であることは言うまでもありません。


私はボランティアとして無償で働くことに納得して活動しました。選手村というなかなか入ることができない場所で貴重な経験もできました。活動内容には満足しています。

「無償で働く」というのはオリンピックというイベントに共感してお役に立ちたいという気持ちがあったからです。ボランティアは色んな人の良心の表れです。


しかし、今の状況はどうでしょう。これほど沢山の逮捕者がでている組織のために無償で活動していたなんて、まるで反社が仕切るパーティーと知らずに能天気にお手伝いをしていたような感じがします。それに関わったある人は裏で多額のお金を働かずに得てるけれど、私はただ働き。バカみたいです。


オリンピックが始まる前からオリンピック反対派の人達の冷たい視線に私達ボランティアは耐えました。それでも辞退しなかったボランティアの人達の覚悟や良心、オリンピックへの期待は相当なものだったと思います。

制限が多く大変な状況の中、日本に来て素晴らしいパフォーマンスをしてくれた選手達には感謝しています。

しかし、一部の人や電通の欲によって多くの人の良心が踏みにじられたと私は感じ、憤りを感じています。

今回の不正をうやむやにせず、全容の解明を求めます。