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ありがとうございます!!

 

 

前向きな文章で、

夢を応援し続け25年ハート

ライティングコーチの

山本理恵子(リコ)です。^^

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↑2019年2月4日更新しました!

 

 

 

 

 

 

 

 

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そのコと出会ったのは、

いつの頃だったろうか。


「出会った」というよりも、

「いる」ことに「気が付いた」

と言った方が近いかもしれない。


そのコは、いつもいる。
私の一番近くに。
誰よりも、私の一番近くにいる。


そのコがいる場所は―――


私の、『心』の中。








そのコの名前は、ベッキー。
本名かどうかは、知らない。
名付け親は……そう、私。


なんで、ベッキーかって?
理由は至って、単純。
そのコの口癖がね……


「~すべきでしょ!?」

「~であるべきだよ!!」



―――だから。


口を開けば、

べき!べき!!べき!!!


ほら、小学校の時とかにいなかった?
クラスで掃除をサボる男子に向かって、


「ちょっと男子ー!
掃除をやらなくちゃ、

ダメでしょーーーっ!!」


って、

仁王立ちで指差しながら、

プンプン怒っている女子。
あんな感じ。


真面目で、優等生で、

規則や大人の言う事に

とても従順。
 

 

でも、

頑固で融通が利かない。


私は、正しい。正しくあるべき。
万事全てをミッチリ!キッチリ!!

バッチリ!シッカリ!

完璧に!!!
そんな感じ。


だから私は、

そのコをべき!べき!!

のベッキーと呼ぶことにした。




「だから、頑張るべきなの!」

「我慢するべきだってば!!」

「安全な方を選ぶべきだよ!!」



事あるごとに、

ベッキーは私に吠え立てる。
べき!べき!!と、

私を責め立て、急き立てる。


正直、うるさいな~……
と、辟易するけれど。


ベッキーの言う事は、

いつも理性的で論理的。

そして、正論だ。


目を逸らし、耳を塞いでも無駄。
無視しても、消えることはない。

だって、ベッキーがいるのは……

私の心の中だから。









ベッキーは、基本的にいつも

イライラして、怒っている。
 

 

私が思う通りに、

動いてくれないのが、

不満なのかもしれない。


例えば、


「どうして、もっと上手く早く、

効率的にできないの!?

〇年も働いているんだから、

もっと上手にやるべきでしょ?」


って、何度も言われたから。


「そんなこと、

言われても。だって……」


って、言おうとしたら、


「言い訳するべき

じゃないわ!!」


って、怒られた。




でも、その一方で―――


ベッキーは、いつも“何か”

に怯えているようだった。


全身の神経をとがらせ、

緊張しているのがピリピリした

空気から伝わってくる。


その時のベッキーは、まるで……


広い世界で、

独りぼっちになったような……
迷子になった子供みたいに、

不安で、寂しそうな表情を

浮かべていた。


ぎゅっと身を固くし、丸く縮こまって、

本当は傷つきやすい自分を、

懸命に守っている感じがした。








 

私がまだ10代、20代の頃は、

ただただベッキーに振り回されていて。


そんなベッキーに気付かなかった。
と、言うか。
気付こうともしなかった。


正論を振りかざし、

無理やり言うことを

聞かせようとする

ベッキーが……

 

 

 

 

疎ましくて、

たまらなかった。




正直、

嫌いだった。




ベッキーの言うことはね、

頭では理解できるんだよ。
そうした方が良いんだろうな~って、

ちゃんとわかっている。


でも。
でも、ね……


『頭』で『理解』できたからといって、
『心』まで『納得』するとは限らない。



心が納得しないと、

体が言うことを聞いてくれなくて。
なかなか、行動できなかった。


行動できないと、

頭で考えた結果がついて来ない。
そんな自分に自己嫌悪するという、

“負の連鎖”が始まった。




「だから言ったでしょう!?

~するべきだって!!」


不甲斐ない自分に落ち込む私に、

イライラしたベッキーがそう言う。
その一言に、今までイヤイヤ

ながらもベッキーに、

従っていた私が……

遂に、キレた。




「そんなの、わかっているよ!!
て、ゆーかそもそも!
何で、アンタにそんな

偉そうなこと言われ

なくちゃいけないのよ!!

アンタは私なのに!!
私を困らせて、

苦しませて、そんなに楽しい!?

一体、

アンタは何がしたいのっ!!?」


初めて、

盛大にブチ切れた私に、

思わず怯むベッキー。


「そんな、だって……。
あたしは、

アンタのためだと思って……」


いつもイライラしながら

喚き散らしている、

あの威勢はどこへやら。
 

 

戸惑いに瞳を揺らし、

不安そうな小声は震えている。


形勢逆転。立場逆転。
とは、このことだ。


「私のため!?
私の幸せを願っている

とでも言うの!!?
 

私、全然楽しくないし、

嬉しくもないんだけど!!

それは“私”である

アンタが一番、

わかっていることで……」


と、ここで私の言葉は途切れる。
それは、“あること”に……

気が付いてしまったから。

 


とても……、とても大切なことに。









ベッキーが泣いている。

実はそれまで、

ちゃんとベッキーと向き合おうと

しなかったんだ。
 

 

ベッキーの口から出る

正論がうるさくて、

小さな本音に、

気が付かなかった。




そっか……
私は楽しくないし、

嬉しくもなかったんだ……


ベッキーが言う「べき」に

従うのが当然で。
 

 

それが上手く出来ない自分は、

ダメな人間だと思い込んでいた。




ベッキーは私だから。
私の幸せを望んでいる。



そうだよね……
頑張ったら、周りが認めてくれたもんね。
我慢したら、親が褒めてくれたもんね。


安全、安心、安定した方を

選んだ方が失敗しないで、

済むもんね……


べき!べき!!と、

口煩く言うことで、

私を守っていてくれてたんだね。


私が何かに傷ついたり、

誰かに嫌われたりしないように。


“強がり”という鎧を身に纏って、

必死に、私を守ってたんだね。




 

 

 


「ありがとう」


自然と零れたのは、

感謝を伝える言葉。
私の幸せを誰よりも願っていて、

いつも私を守ってくれていた。


「ごめんね」


今まで、

ちゃんと向き合おうとしなくて。
ベッキーは、

私のことが嫌いだと思っていたから。
 

 

だから―――

 

 

私もベッキーのことを嫌ってた。


自分で自分を嫌う。
それは、誰かに嫌われるよりも、

ずっと辛くて苦しいんだね。


でも―――


「大丈夫だよ」


確かに傷つくのは嫌だし、

誰かに嫌われるのも怖い。
 

 

だけど、

私にはベッキー=私がいるから。


誰よりも、私の一番近くにいて。
誰よりも、私をわかっている。
誰よりも、心強い一番の味方。

それが……


ベッキー(=私自身)なんだ。


「大好きだよ」


そう言葉にして、

ベッキーを抱きしめる。
一瞬、驚きで目を見開いた

ベッキーだったけど。


すぐに、笑顔になった。
最高に幸せそうな、

心からの笑顔。


(ずっと私は、

ベッキーのこの笑顔が

見たかったのかもしれないな)


小さなベッキーを抱きしめながら、

そんなことを思う。
 

 

すると―――

 

 

私とベッキーがいる心の中が、

とても明るく、温かくなった。




穏やかで、とても満たされている。
幸せや愛といったものが、

どんどん溢れてくる感じ。


じんわり。
ほんわか。


“セルフ・ラブ”


そっか。
自分で自分を愛するって……

こういうことなのかもしれない。









幸せも愛も……
自分の外側で、作るんじゃなくて。
自分の内側にあることに、

気がつくことが大切なのかも……


そう気付けたのは、

30歳を過ぎてから。


とことん悩んで。
さんざん迷って。
わんわん泣いて。


カッコ悪い、

理想とは程遠い自分。
 

 

そんな自分に対して、

時に自己嫌悪で、

頭がおかしくなりそうに、

なりながらも……


目を逸らさず、
耳を澄まして、
頭だけで理解しようとせずに、
心で感じようとしたから……



だからこそ、伝えられるこの言葉。
かけがえのない、私に対して。
この世界で、たった一人の私へ。


いつも「ありがとう」

時々「ごめんね」

でも「大丈夫」だよ。


だって、私は―――


私が「大好き」だから……









やっと、

そんな風に自分の心に、

素直になることができた、
最近の私は、というと―――

 

 

相変わらず、「べき!べき!!」の

ベッキーと喧嘩は、まだ時々……

しているけれど(笑)、

 

 

本気と本音で、ぶつかり合って、

ベッキーは、私を信頼してくれて、

応援してくれるようにもなったキラキラ

 

 

自分を信じられる私。

自分を応援できる私。

 

 

それは、

世界一最高で、最強の味方

いるということ音譜

 

 

ありがとうハート

ずっと、これからも……

よろしくねキラキラ

 

 


 

 

 

 

 

最後までお読み頂き、

ありがとうございましたハート

 

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大歓迎ですキラキラ

 

また更新しますね♪

リコより。

 

 

 

 

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