いよいよ新年度が始まりましたね！
毎年、この時期になると
真新しいスーツに身を包んだ
新入社員と思しき若者たちを
見かけます。
そして、
自分も新入社員だった頃を
懐かしく思い出したりもします。
ちょっと緊張した表情
期待と不安で、
ワクワクとドキドキが
入り混じった感情
果てしなく広い、
“社会”という大海原に
一人漕ぎだした気分でした。
とても頼りない船で、
嵐にでも遭えば
すぐに転覆してしまいそうな
そんな小さな船。
“社会”という名の海は、
あまりにも広過ぎて。
時に自分が今、
どこにいて
これからどこに
向かっているのかも
わからなくなる時も
ありました。
当時はまだ、
将来の希望である
未来地図も
羅針盤となる
自分の価値観も
まだ何も持っていなくて、
本当に真っ新なスタート。
だからただ、
周りの流れや波に
翻弄されていましたね。
でも、それは
決して悪いことじゃない
と思います。
最初は誰だって、
何もわからない
ところから始まります。
わからないから
不安だし、怖いし、
失敗もします。
そんな時、
私はよく周りを観察して
いました。
仕事のできる上司や先輩は、
こんな時、どうしているのか。
風や潮の流れを読むように、
じっと観察するんです。
あとは、
わからないところはすぐに聞く。
新入社員が何もわからないのは、
当然のこと。
何でも聞けるのは、
新入社員の特権。
それでも最初は、
「こんなことを質問して、
“使えないヤツ”と思われたら
どうしよう……」
なんて、
ドキドキしていましたが、
余計なプライドは捨てて、
開き直り、質問しまくりました。
「聞くは一時の恥。
知らぬは一生の恥」
ってなモンです
それに、
自分が先輩の立場になって
よくわかったのですが、
何もわからないまま
自己流で
暴走してしまうよりも、
質問してくれた方が、
どこで躓いていて、
何が不安なのかが
わかりやすいので、
寧ろ助かります
未知なる海の航海は、
いつ・どこで、
何があるかわかりません。
時には、
「もうダメだ……」
と、何もかも諦めたくなるような
大嵐に遭遇してしまうことも
あるかもしれません。
自分の無力さ、不甲斐無さに
絶望したくなることも
あるかもしれません。
それでも―――
自分で自分を諦めてしまうこと
それだけは、絶対に
しないで欲しいなって、
思います。
例え上司に怒られても、
先輩に呆れられても、
同期にバカにされても、
決して、自分だけは、
自分を諦めない。
見捨てずに、信じ続ける。
そうしているうちに
いつの間にか―――
嵐は通り過ぎ、
見たことのない
美しい世界が
広がっていると思います。
真っ暗な海に
独りぼっちだと
思っていたけれど、
ふと気が付けば
信頼できる仲間たちと、
肩を並べている時が
必ずくると思います。
あなたは必要だからこそ、
今、ここにいる。
どうかそれに気が付いて、
誇りと自信を持って。
ボン・ボヤージュ！
あなたの未知なる冒険の旅は、
まだ始まったばかり。
良き航海を
心から楽しんで
