残虐非道な悪女か、はたまた優れた手腕を持った女帝だったか――……。
育児中でも読みやすい電子書籍でマンガを読んで息抜きをしているんですが、最近読んだマンガで誰かにオススメしたくなるくらいハマったマンガについて語りたいと思います(笑)
集英社・グランドジャンプ連載作品の『レッドムーダン』
古代中国の女帝・武則天の生涯を描いたマンガです。
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広告バナーを見かけることが多かった&武則天についてはあまりよく知らないので気になってひとまず無料試し読みをして、まんまとハマり込んだので続きは課金して読みました(笑)
あらすじ
物語は武照(ぶしょう/後の武則天)が後宮に召し上げられる少し前のシーンから
始まります。
ある日、皇帝の四妃(位の高い側室)の
ひとり、鄭賢妃の一行が武照の住むところに
やってきました。
汚れた顔の武照を見かねた鄭賢妃は彼女に絹の手巾(ハンカチ)を渡し、顔を
拭くよう伝えます。
そこで武照に目を付けた鄭賢妃付きの宦官が武照の義兄(腹違いの兄)に武照を後宮へ
献上するよう命じます。
義兄から後宮へ入るように言われますが、まだ13歳の武照は決心出来ずに悩みます
(そりゃそうだ)
その後、武照の母の病状が悪化。
手術代を捻出することが出来ず黄泉へ旅立ちました……。
棺桶もロクに買えず、まともに弔うことも
出来ない貧しさに絶望して自ら命を絶とうとしますが、この時龍の姿を目にした武照は残された家族を守る決意をして
後宮へ向かいます。
純朴で愛らしく、後宮のしきたりも駆け引きもわからない武照がどうやって女の戦いを
制し女帝になるのか――……。
物語の行く末や如何に。
後宮に入った直後はおどおどしているしちょっとどんくさそうに見えた武照でしたが、持ち前の明るさ・素直さ・分け隔てなく接する姿・努力を惜しまない姿にだんだんと周囲の人々が惹きつけられ、味方してくれるようになっていきます。
(ライバルの許旦陽が「人身収斂術に長けている」と評していましたが、なるほどその通りだと思いました)
また、先輩方からの数々の洗礼を受けて武照も徐々に考え方が変わり、『事を荒立てたくないから我慢する』から『言い返す・やり返す』へ変わっていきます。
(これがやがて残忍非道な悪女に繋がっていくのかなあ……)
武則天の生涯から見ると現在単行本や電子書籍で読める部分は恐らく序盤なので、幼いながらも少しずつ逞しく、そして健気にしなやかに生きていく武照がとても愛らしく見えます。
あとは賢さ(地頭が良い方の『賢い』)と観察眼の片鱗も見えてくるので「これが女帝の礎になるのかなあ」とも思いました。
お金と置き場所に余裕があるならリアルタイムで連載を追いたいくらい面白いんですが、さすがにそこまでは……(苦笑)
育児中なので時間にも余裕ないですしね
掲載誌が青年向け&部隊が後宮なので18禁なシーンはどうしても避けられないので、苦手な方はご注意を。
また、サムネイルを見るとわかりますが絵柄濃い目なので好みがわかれるところだと思います(私は割と好き)
電子書籍版で読める部分は全て読み終えたので続きの配信が待ち遠しいですね
早く~早く~(笑)