X(旧Twitter)のおすすめTLに表示されていた引用リポストなんですが(上手く要約できるかな……)
- 住宅ローンを男に組ませるのは「定年まで休まず死ぬ気でフルタイムで働け。さもなくば生命保険で払え」という意味
- 夫が死んだら住宅ローンがチャラになるシステムって怖い……
というご意見が流れてきまして、40歳の私は
「えっ?!今はそういう認識なの?!?!?!」と思いました。
そのものズバリは書かれていませんでしたが恐らく『団信(団体信用生命保険)』のことだと思うんですよね。
住宅ローンの契約者にもしものことがあった場合に、住宅ローンの残りを払わなくて済むようになる、という……(雑な認識ですみません💦)
結婚前、地元にいる頃に葬儀社で働いていましたので、こういう話もよく聞こえてきていました。
「団信ってどういうものなんですか?」と聞いたら
「旦那が死んでしまった時なんかに、残された嫁子どもが食うに困らないように備えるんだけど、そのうちのひとつが『団信』なんだよ」と男性の先輩が教えてくださったんですよね。
(数年前のことで、当時先輩は40代半ばくらいだったと思います。聞いた内容をそのまま書いたので表現が一部不適切です。ご了承ください)
昔、女性は家庭に入って専業主婦になることが多く、男性の稼ぎ1本で家計を担っていた頃に出来たシステムだというようなことも聞きました。
そんな時代であれば、夫にもしものことがあった場合に何も備えがなければ残された家族は容易に路頭に迷ってしまうので、そうならない為の団信だったんだと思います。生命保険も、恐らくはそういう備えだったんでしょうね。
自分が働けなくなっても、家族が衣食住に困らないように。
もちろんそれが正しいとか良かったよね……なんてことはないですが、その時代はそうやって乗り切っていく家庭が多かったんだろうな、と思いました。
でも、団信やら生命保険に含まれていた意味や気持ちを伝えたり学んだりする場も特になかったでしょうし、時代が移り変わり生活様式だとか価値観だとかが変わっていった結果、冒頭の要約のような考えが多数派になってしまったんだろうなあ……と。
一向に上がらないどころか手取りが減っていく収入、青天井かと不安になるような物価高、そんなものも団信や生命保険の意味を変えてしまった原因のひとつなのかな?
……と、共働きがメインの令和でも、団信は備えのひとつになり得ると思うんですけど、そうじゃなくなってしまったのかな?
(デメリットがあることも一応知っています。所得控除が受けられないとか、保険料の総支払額が高くなりやすいとか……)
何となく、団信はやがて消えていくものなのかなあ……と思いました。
『もしもの備え』繋がりで、結婚指輪や婚約指輪も昔はそういう意味合いがあったんだと聞いたことがあります。
夫亡き後、妻子が困らないように給与の3ヶ月分くらいになるものを贈りなさい――そういう意味があるんだよ、と聞いたことがありましたが、それもいつの間にか「給与の3ヶ月分相当の指輪を贈るのが常識!」みたいに意味が変わってしまって、何だかなあ……と思いますね
ん?我が家ですか?婚約指輪はなしで結婚指輪のみ、給与の3ヶ月分……ということはなく、賃貸住まいです。
生命保険・医療保険は夫婦それぞれ必要なものを掛けていますね。
これが我が家の形です(笑)
オチなし
お読みいただきありがとうございました!