岐阜県の自然にあふれる地域、郡上市にある酒蔵さん。
美味しいお酒は、美味しいお水から、というこだわりを持ち、
名水「古今伝授の里の水」という天然水を洗い物のお水からすべてのお水に使用している、とのこと。
仕込みは、12月~2月まで稼働し、今はお休み期間ということだったのですが、
お願いに応えてくださり、見せていただくことができました(*^-^*)
お酒は
まずは精米されます。
こちらでは、6割を残して精米されます。
そして、この窯で蒸されて。
蒸されたお米の一部に麹菌を付着させます。
こちらの酒蔵さんは、麹室もご自身で作ったというこだわり。
天然の杉を用いて、美味しい麹ができるように、大将が設計し、ご自身で杉を集めたそうです。
やはり、美味しくて継承されるモノの背景には、「こだわりを持った人」あり、ですね。
あおさんも麹が大好きで、麹の事をもっと知りたい!!と興味津々でした♡
麹を作る際は約30度、湿度は60度くらいに保ち、
蒸したお米に麹菌を繁殖させます。
杉の心地よい香りに癒される時間。
目に見えない生きた菌がうわぁーと繁殖しているのですよね。
すごいなぁ(*^-^*)
そして、法令器に酒母、蒸し米、麹米をいれて、寝かせていきます。
少量ずつ加えて、発酵させていきます。
まずは麹菌が働き、でんぷんを糖に分解し、その後に、酵母が働きアルコールが生成されます。
同時に働いていたりもするので平行複発酵と呼ばれます。
こういう目に見えない菌の世界に、わくわくします。
そして、出来上がったものをこしていきます。
こちらの酒蔵さんは、袋搾りという方法で作っているお酒もあります。
現代のお酒はアコーディオンのような機械で両端からぐーとつぶして絞っていくのですが、
昔ながらの袋にいれて、重力だけで、絞る方法。
手間と時間がかかるので、行っている酒蔵さんもどんどん減ってきています。
そんな中、その作り方を今も継承されていることに嬉しく思いました。
お味も雑味がなく、すごく美味しいそうです。
ということで、味見をしたのですが、すごーく味が濃い!!
日本酒苦手なあおさんも美味しくいただけました♡
こうやって日本の伝統製法にこだわる酒蔵さんが手間をかけて愛情かけて作り続けられるためにも、
あおさんはじめ、消費者が「何でもいい」ではなく、
「こだわって作られたものを食べたい」
そう思って選択することが大切だと改めて実感しました。
大将と奥様におすすめのお酒を味見をさせていただきました(*^-^*)
どれも濃厚で素材が生きた味がしました。
生しぼりのものもありましたよ♪
豊富な菌が生きたままですよね。何とも魅力的。
ただ、そういうお酒は、冷蔵保存だったり、配送が大変だったりするから、
どうして、加熱するお酒が増えるそうです。
体に良いものは同じだけ手間をかかる。
でもそういう事を理解して選択していくことも大切で、
そういう意識を少しでも持っていたいと思った時間でした。
大吟醸の生の酒粕。
甘くて美味しすぎて、酔っ払いました(*^-^*)ww
こうやって、全国各地の発酵をめぐり、たくさん学んでいきたい。
そして、そのこだわりを伝え、消費を拡大させる、それがあおさんの役目。
ECサイトが始まりますが、そこで、こだわりの商品をたくさん掲載し、
少しでも生産者の方々の誇り高きお仕事に貢献できますように。
学び、伝え、みなさまを巻き込んで、美しくなるために、体に良い物を選択する、
消費し、循環させる。この流れを作っていきます。
私たちの選択が未来へ一票、投資している。
そう思って、未来につながる選択をしたい。
先日、発酵の学びでも教えてもらった考え方です。
すごく素敵な考え方。
美味しくて、体によくて、美しくなるもの。
そして、
大切な人、地球にも優しいもの。
楽しく選択していきましょう(*^-^*)