こんにちは。
あおい堂鍼灸院の今泉です。
従来からこのブログでは円形脱毛症は
『髪が育たなくなる事から全てが始まる病気』であると書いてきました。
本日の記事はそれに関係するかもしれない因子として『オステオポンチン』なるタンパク質と円形脱毛症を絡めて書いてみます。
まずオステオポンチンとは何か?下のサイトを見てみて下さい。
↓オステオポンチン
更には最近のYahoo!ニュースでもオステオポンチンが取り上げられました。
↓Yahoo!ニュース
このオステオポンチン、サイトの文言を借りてざっくり言うと『老化した色素細胞から分泌されたタンパク質であるオステオポンチンは発毛を促進する』と云うものであると思います。
色素細胞、つまりメラニン色素を作り出す細胞でも細胞分裂で生まれてから時間が経過して通常ならば細胞としてあまり働かなくなった細胞から髪を成長させる重要なタンパク質が作られていたわけです。
おぉ~っ!オステオポンチンすげー。
と、つい考えたくなるのですが最初に出したNHKの記事と同じNHKの他の記事では
↓↓このようにも書かれています。
↑の記事ではオステオポンチンは色素細胞については触れられておらず、骨芽細胞が作り出す方のオステオポンチンについて書かれています。
骨芽細胞とは骨に成る細胞を作り出す細胞の事です。蛇足ですが骨は骨芽細胞が骨を作り出して、破骨細胞が骨を破壊して成り立っています。この作り出すのと破壊するという正反対の働きが絶妙なバランスを取る事で我々の骨はいつでもフレッシュで丈夫な状態を保てるのです。
その骨芽細胞から分泌されるオステオポンチンは『(骨の中にある)造血幹細胞の機能を若く正常に保つ働き』をするそうです。これにより赤血球や白血球は基よりB細胞やT細胞の数も増える事に成ります。
そして様々なものを生み出すと思われたオステオポンチンが多過ぎると今度は逆に『老化』してしまうのだそうです。
扱いが難しいですね。
改めてオステオポンチンのwikipdiaを見てみましょう。↓
すごくいっぱい書かれています。書かれている全てを理解したわけでは無いのですが兎にも角にも飛んでもなく重要なタンパク質であることが分かります。細胞のアポトーシスを抑制することから濃度によって炎症を引き起こしたり逆に収めたりもする。身体の全機能はオステオポンチンの胸三寸で決まってしまうのではないかと思いたくなります。
ただ冒頭のホクロからの毛が長く黒いのはオステオポンチンが作用しているからとの研究発表を見ると毛には都合の良いモノのように思えます。過去記事『ホクロの毛もう一度』に書きましたが主に男性の乳輪から生える事のある体毛が長く立派である現象は乳輪もメラニン色素を多く含む場所であるから老化した色素細胞も多く、故にオステオポンチンも豊富にある為なのかも知れません。
ではオステオポンチンはどうすれば増えるのか?
気に成ります。
オステオポンチンを検索すると直ぐ補助ワードでも出てくるのが粉ミルクです。
どうやらオステオポンチンは母乳の中に多く含有されているようです。その母乳を模して造られた粉ミルクにもオステオポンチンは含まれているようです。
参考サイト
上記サイトではオステオポンチンが含まれている粉ミルクを飲んだ赤ちゃんの発熱回数が少ない旨が書かれています。これはオステオポンチンによる免疫強化の影響なのでしょう。
ここで気になるのはオルミエントを始めとする免疫抑制剤で円形脱毛症の治療が行われている事実です。オルミエントはサイトカインの邪魔をすることで免疫抑制に働きます。オステオポンチンもサイトカインです。しかもオルミエントは元々関節リウマチのお薬です。オステオポンチンは関節リウマチにも関係します(参照wikipediaオステオポンチン)。果たしてオステオポンチンはどちらにどう働くのかは正直まだ分かりません。
ですが分からないながらも私的に非常に注目してしまう事としてはオステオポンチンが骨に関係する事です。骨を作る骨芽細胞からのオステオポンチンは造血幹細胞に働きかけ赤血球を作り出すのに一役買っています。そして丈夫な骨を作るためには骨芽細胞(勿論破骨細胞も)の活性化が必要なわけです。
骨が大事。
骨は東洋医学で腎(じん:腎臓の気)が司ります。そして腎は髪も司るのです。
つまり骨の健康は腎の健康でもあり、尚かつ髪の健康でもあるのです!ヤッター
では腎の健康を増進するためには何が大事か。
食事やツボなど様々なメソッドがありますが
骨≒腎≒髪ならば骨を鍛えてしまうのも手です。骨は運動などの衝撃で鍛えられます。
やはり運動は大事。
↓適度な衝撃が骨を強くする一例
そして白髪や(F)AGAなど一般的には老化現象であると言われる事柄は東洋医学上、腎臓にしまわれる『精(せい)』と呼ばれる気の衰えから生じるのです。
やはり腎は大事。
いきなり擬人化した私のイメージですが、東洋医学的に腎は髪の両親であり、肝や脾などは髪の通う学校の先生やクラスメイトのようなものです。それ等のどれからも髪は善悪強弱さまざまな影響をうけて生活しますがまずは基盤となる家庭の両親から健全化してみるのも健やかな髪を育てる良い方法なのかも知れません。
良ければ参考にしてみて下さい。
≪参考過去記事≫
↓当時はまだオステオポンチンの存在を知らなかった……
↓ホクロの毛について
↓黒い部分は脂が多い?
胃が元気になる気がします(個人的な感想)。
副作用はお腹がすくこと?!
亜鉛も銅も入ってます。
チロシンも入っています!
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此方も見てみてください!
円形脱毛症の事がまとめてあります。
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