こんにちは。

あおい堂鍼灸院の今泉です。

 

 

本日の記事はマロンさんの記事について私の思うところを書いてみたいと思います。

この記事に中でマロンさんに生えてきた産毛が

最初は透明のような白髪が生えてきたのにしばらくすると黒に変わっているとの事でした。

しかもそれは生えてきた毛先の下方から黒い髪に変わってきたという従来からよく観察される現象では無くて白い部分そのものが黒く変化している、つまり白髪だった部分が染めたわけでもなく黒髪に変化しているという事でした。

 

基本的に髪は死んだ細胞とされていますので毛穴から出た後、色が抜ける事はあっても黒く染まってくるような事は無いとされていますし、実際に見かけることは無いと思います。

でも本日マロンさんの記事をリブログしたのには私の経験上同じような事を見てきた事が有るからなのです。マロンさんの記事を読むまでその経験を忘れていた訳では無いのですが、特殊事例と思いあまり参考にしていませんでした。でもマロンさんにも起きたこの出来事、案外多くの人にも起き得る事なのかも知れないと記事にしてみようと思った次第です。

 

 

ではここからは当院での白髪部分の黒色化について書いてみます。

患者様は40代男性です(ちなみに当院では2人このような方がいらっしゃいましたがどちらも40代男性でした)。ご来院の4年前から脱毛が始まりこれまでステロイドローションや注射、局所免疫療法(SADBE)等を試みられましたが最終的に全頭抜けてしまった状態でご来院と成りました。

主だったこの方の状況は子供のころからのアトピーあり、花粉症(春と秋)あり、ストレス思い当たらない、肩首のコリは感じていない、視力両目とも1.0、虫歯なし……等でした。

 

そしてこの人の脱毛部位は全頭でしたが、前髪中央付近のだいたい同じように近い部分を撮影したマイクロスコープ画像をまとめてみました(7月13日だけ項の皮膚に見えてしまうのですが私が当時ファイル名を間違えて保存した可能性もあります)。

上記画像の9月20日と1月10日は他の日付の物と少しだけ撮影したアングルが異なります。9月20日と1月10日は頭皮に対して垂直方向から撮影しているのに対して他の画像はやや斜めからの撮影です。これは体動により画像がぶれてしまったためです。東洋医学上「気」の突き上げが強いとご本人はジッとされているつもりでもフラフラと頭が動いてしまっている方が多いのです。東洋医学ではこの「気」の突き上げ現象の原因は「内風(ないふう)」と呼ばれることが多いです。内風についてはいずれ書きます。

それでは上記画像を1づつ見てみたいと思います。

 

まず最初は7月13日です。初来院から1年3か月経過しています。やっと短い産毛が1ミリ以下単位で見え始めました。生え始めたまでの期間を遅いと見るか普通と見るかは人それぞれだと思います。思考実験として敢えて遅かったと仮定して更に鍼灸施術以外にその原因を求めるとするならば、本当に私の勝手な意見ですが遅くなったのはカブレ療法が原因の一つだったように思えます。しかもご本人のお話では2週間に1度のペースだったところを3週から4週に成る事もしばしばあり、ほぼ一定した期間でおこなっていなかったそうです。それでも良いのか悪いのか新しい髪は当時生えませんでした。私の経験ではカブレ療法により髪が少し生えてきた後、継続する治療の中で期間が一定でなくなり抜けてしまった場合は最初から生えなかった場合よりもその後の回復期間が長く成る様な感想を抱く時が有ります(あくまでも私個人の感想でしかありません)。

 

次の画像は2か月位経っています。最初の画像より長い白髪が伸び始めています。

 

2週間経ちました。さらに産毛の伸びが良さそうです。目視でもその存在に気づけます。

 

一月半程度経過です。今度は生えてきた幾らかの白い産毛がセンチ単位で見えるようになってきました。

 

3週間後です。

襟足に黒い髪のカタマリが見受けられるようになりました。

 

一月半程度経過です。

更に明瞭に黒い髪の部分が出現してきました。

そしてよく見てみると黒い髪の毛先は白くないのです。

「いやいや、茶色っぽいじゃないか。これなんじゃね?」と思われたかもしれません。

でもずっと以前の画像と併せてみると……

こうなるのです。

何ということでしょう。

BEFOREからAFTERまで髪が全体的に生え変わった(抜けた)様子もないので白かったBEFOREの髪がAFTERの様に着色されたことに成るではありませんか。

この画像の人は途中髪を伸ばし続けたのですが、その時に毛先だけをマイクロスコープで確認した記憶があります。その時も髪が切られていないので毛先は産毛の時の形状を保ち柳葉の様な尖った毛先をしていましたが、色はホボホボ全てが黒色に成って居ました。でも周囲の生えたての髪は白なのです。抜けて生え変わったような形跡はないし、毛先のとがった生えたての髪の一切は毛先白色で毛先黒色は一本もないのです。抜けていないし、新たに生えてきてもいないのに毛先の色がチェンジしている。

通常というか殆どの場合はハサミで切られていない産毛からずっと伸び続けてきた髪の毛先をマイクロスコープで観察すると大体白いままで見られます。

しかしこの人の場合はその白い部分がなくなっており、黒く変化していたようです。どれもこれも毛先が黒いのです。

 

冒頭にも書きましたが髪は死んだ細胞なので経年劣化以外で変化することは無いというのが定説です。しかし当院でのケースにマロンさんの体験談まで出てくると、ひょっとしたら死んだ細胞とは言え変化しうるのではないかと予感させます。

洋の東西問わず様々な歴史上の人物などが一晩で髪が真っ白になった等というお話を聞いて来ました。髪がそんなに直ぐに白くなるはずがないと、ずっと言われ続けてきましたが、これだけ様々な物語で言われる以上、本当にあった事なのかも知れないと思えるようになってきました。まぁ今回とは逆のケースではありますがね。

考えてみれば例えば動物も健康な時は毛色も艶があり綺麗ですが病気に成ったりましてや死んでしまうとどうしてあんなに毛艶など生気を感じないように変化してしまうのでしょうか。これなども髪は死んだ細胞なれど機能し続ける事の表れともいえるかも知れません。

 

 

今回の白髪の黒化の理由は未だわかりません。もしかするとチロッた(参照:古めの納豆を食せ!?)のかも知れません。髪は変化する可能性に富んだ存在であるという事を記憶のどこかに置いておいていただけると良いと思います。

 

 

 

ちなみに、

本記事の主題ではないのですが、先ほど登場した毛先が黒く変化した方のその後の画像です。

そして、

髪の細さでやや頭皮がまだ透けていますが全頭が髪で埋まりました。

 

 

 

良ければ参考にしてみて下さい。

 

≪参考過去記事≫

チロッた……???

 

メラニンの豊富な場所は伸びが良い!?

 

 

 

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胃が元気になる気がします(個人的な感想)。

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