こんにちは。
あおい堂鍼灸院の今泉です。
最近話題のブログ。
非常に興味深く拝見しております。
まず、ご存知なかった方はちょっと読んでみて欲しいです。脱毛部の画像も掲載されています。
新型コロナウイルス感染症:Covid-19(以下コロナ)に関して以前から後遺症として『脱毛』がある事は知られていました。きっと当ブログを読んでいただけている方々も強い関心をお持ちの事と思います。そして円形脱毛症、ひいては髪にとても縁の深い私も当然この『脱毛』に関して一体どのような事なのかずっと知りたいと思ってきました。今までは脱毛とは言っても報道される資料には抜け毛自体は映りますが、抜けた「頭皮」や「抜け方」は写真や動画などで殆ど映されない状態だったため謎のままでありました。しかし上記のブログ主様のお蔭で今回はワクチンの影響のようですが(←これもまだ言い切れませんと一応書いておきます)コロナに関連する『脱毛』の1形状が見られるようになりました。主様、書いてくださってありがとうございます。
コロナに関しては非常にセンシティヴな話題なので書くことをずっと躊躇しておりました。今回の記事ではあくまでも私の個人的見解としてコロナから円形脱毛症を紐解く試みのつもりです。テーマはコロナでは無くて、あくまでも円形脱毛症です。ワクチン推進でもアンチワクチンでもなく、コロナを通して円形脱毛症を見るというテーマです。
では始めます。
私はウイルスやRNAなどに関しては素人です。なので付焼刃的な知識を振りかざすような格好の悪い真似はしません。どこまでも髪の毛という土俵で書きます。
そしてコロナに関して私の最大級の関心事は実際に生じる症状と後遺症です。この中には前述した後遺症としての脱毛も含まれますが、それ以外にも私の関心を掻き立てる事象があります。
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それにしても、コロナでなぜ脱毛するのでしょうかね?
これを考えるにあたり他に認識されているコロナの症状と後遺症も見てみて、コロナとは身体に対してどのような影響を与えうる性質なのかを考えてみたいと思います。
テレビなどを見ているとコロナの怖さはビシバシ伝わってきますが実際にコロナが身体の何をどう変化させて場合によってはどうして死んでしまうのか理屈を伝えてくれるテレビ番組などは少ないと私は感じています。まずは毎度おなじみのWikipediaでコロナを見てましょう。
そうすると、コロナの症状と兆候の部分では『40℃程度の高熱 (98%) 、乾いた咳 (76%) 、息切れ (55%) などである。他に、全身倦怠感、吐き気、筋肉痛などを催す』となっています。なんと肺炎は合併症とされています。イメージでは肺炎が本体のようにも見えますがWikipediaによると肺炎はコロナの脇侍である合併症でした。この症状の中で私が脱毛と関連性のあるものとしては、やはり「発熱」をピックアップしておきたいと思います。これはウイルスがウイルスの能力で人間の体温を上げているというよりも、ウイルスは人間を構成している蛋白質とは異なる蛋白質ですから、ウイルスでは無くて身体が侵入してきたウイルスを破壊する為に自ら体温を上げているのですね。これが症状として認識されているのだと感じます。
材料1:発熱
今度はよく言われる『味覚障害』についてです。味を感じる仕組みは主に舌にある「味蕾(みらい)」と呼ばれる組織にある味受容細胞(あじじゅようさいぼう)が刺激を脳に伝達することによります。高校の生物や鍼灸学校でも習いました。そして味覚障害に並ぶ症状として『嗅覚障害』があります。嗅覚は鼻腔にある嗅細胞(きゅうさいぼう)が味覚同様に刺激を脳に伝達する事でにおいを感じる事が出来ます。そして味を感じる味受容細胞も嗅細胞も細胞の新旧入れ替わりが非常に速い事が有名です。そして味蕾は支配する神経に損傷があると維持できなくなる性質があります。つまり神経の損傷で味を感じる事が出来なくなるのです。
材料2:代謝の速い部分が狙い撃ちされる
材料3:活動の継続について神経の影響が強い(当たり前ですが)
まずこの材料の3つと冒頭にあるリブログさせていただいた記事にある脱毛部の画像から筋書きを考えてみたいと思います。
簡単に言って発熱したことによって身体を構成するタンパク質が傷みます。基本的にタンパク質は熱を加えると性質が変わります。例えば生卵をゆでると(熱を加えると)ゆで卵に成ります。生卵とゆで卵、同じ卵でもだいぶ違いますよね。これと同じです。
コロナではこの発熱によって味受容細胞や嗅細胞が変化して壊れてしまうのだと想像します。味覚であれば神経に損傷が生じたので味蕾を維持できなくなってしまっている可能性も否定できません。味受容細胞も嗅細胞も身体の中でも代謝速度が非常に速い細胞ですから発熱によってダメージを負うと現役で役割を担っている細胞がいなくなって感覚障害に陥ると感じています。そして後遺症としても味覚や嗅覚がなかなか戻らないと言われるのは管理する神経にも何かしらの影響を与えてしまっているからだと思います(後述)。
このことを踏まえてリブログさせていただいた記事の脱毛部の画像を見てみると……。
存在した初期の脱毛部の位置は一般の円形脱毛症でも非常によくある場所に発症しています。盆の窪、ネープ(襟足)、オデコから頭頂部にかけて一直線に近い脱毛部などは当院でも大変よく出会います。これは診方は色々あると思いますが、私には大後頭神経、小後頭神経、眼神経の走行部位に見えて仕方ないのです。ちょっと前に後述すると書いたコロナの神経への影響なのですが、もしコロナの後遺症でこの様な脱毛部の発症部位を再現するならばコロナウイルスはひょっとしたらヘルペスウイルスのように神経節にひっそりとしばらくの間潜伏するような一面もあるのではないかと……あくまでも私の勝手な想像ですが思っています。
しかし、ここまで書いておきながらですが、リブログした記事はウイルスに感染されて脱毛したわけではありません。ワクチン注射後の脱毛なので、ウイルスは関係ないのです。
では何故なのか?
コロナワクチンは身体の細胞(狙いは肩の三角筋)にコロナウイルスの表面に付いているのと同じ形のスパイク蛋白(トゲトゲ)と呼ばれるモノを作らせて免疫に周知させ記憶させます。いわばルアー釣りのように疑似餌で免疫を教育させるやり方と私は解釈しています。コロナの人相書き(スパイク蛋白)を町中(身体中)でジャンジャンバリバリ印刷した物をどこにでも撒いて『この顔を見たら免疫110番!』と、町中(身体)に人相を周知徹底させて警戒レベルを上げる手法のようですね。
(想像図:wikipediaより)ウイルスの周りについている赤い凸がスパイク蛋白
そして何事も良い面だけで済まないのが世の常ですが、発表されているワクチン副反応としては血管・血流の障害が多いように思えます(リンク:厚生労働省)。なのでワクチン後の脱毛に関してはもしかしたらスパイク蛋白が毛細血管を傷つけて炎症を引き起こす、または微小な血栓のようなモノをこさえて血行障害を引き起こしている可能性もひょっとしたらあるかも知れません。人相書きの紙(スパイク蛋白)が道の排水溝に詰まって道(血管)が水浸しになってしまうような感じも起こり得るのかもです。そしてリブログした記事にある脱毛部の場所はその神経の走行と血管の走行は案外似ていると思うのです。
一方でコロナは当然ながら免疫に影響を与える。その後抜けるのだから脱毛はやはり免疫の異常である。という考え方もあると思います。これを明確に否定するだけの根拠を私は持ち合わせていません。しかし、コロナで関与する免疫グロブリンはIgGとIgMです。コロナの抗体検査でもこの2つを計られます。円形脱毛症で受ける血液検査で所見があった人たちはこの2つよりもIgEについて高値だという事だったのではないでしょうか。IgEとはもともとダニなどの吸血生物に対応する為に獲得した免疫だと学んでいます。ただIgGの一部はIgEと同様にI型アレルギーを引き起こす可能性もありますのでやはり完全には否定できません。歯切れ悪いのですが事実と可能性とはそういう物ですよね。しかし液性免疫の関与ならば、最初から発症がびまん的に生じると思いますが、実際は発症しやすい部位がある事からもどうして解剖学的な制約を受けているのかの説明ができません。
話を少し戻します。というかここからは(ここからも?)私のSF小説と思ってください。
その他に言われているコロナの後遺症を見てみると、倦怠感、不安障害、睡眠障害などが挙がっています。どうですかね、いきなりアバウトですがこれらに活発なイメージはありますか?それとも不活性なイメージですか?
私は不活性なイメージを持ちます。倦怠感や不安障害は言わずもがな、睡眠に関しても子供は長時間寝ていられますが、大人になるにつれてショートスリーパーに成ります。たとえ起こされなくても代謝の活発な子供時代のように長時間寝続けられない人が増えてくるのではないでしょうか。
味受容細胞や嗅細胞のように代謝速度の速い細胞も代謝を不活性にさせられるかもしれない事で感覚障害が生じるのかも知れません。
もしかしたらコロナウイルスは代謝速度を落とさせる性質を持ち合わせているのかも知れません。
どうやってか?
それは血流だと感じます。
味受容細胞や嗅細胞、そして髪を作る毛母細胞も身体の中で屈指の代謝速度を誇る細胞です。代謝速度が速いと言う事はそれだけ酸素や栄養が大量に必要なのです。その為には良い血流が必須です。もしコロナの持つスパイク蛋白とワクチンで作られたスパイク蛋白が毛細血管に傷を作り炎症を引き起こして血流が悪くなるならば、代謝速度の速い味受容細胞や嗅細胞などが代謝速度に悪影響を与えられる事に何の不思議もありません。ワクチンの副反応とされるものも血管の病が多いですね。やはりコロナの持つスパイク蛋白の特性なのかもしれません(想像です)。
一方で円形脱毛症は毛根の代謝速度が極端に遅くなる事が病気の正体だと云うのは従来からの私の主張です(過去記事も沢山あります)。そしてそれを引き起こすトリガーは硬くなった筋肉(こり)による神経や血管の圧迫。そのコリを引き起こす可能性の高いものがストレスによる姿勢等の身体の動かし方。このような病理の中で、もし免疫が関わっていたとしたら、代謝速度が遅くなった(仮死状態のような)毛包の処理係を正常な免疫が淡々とこなしているところだけだと思います。免疫はあくまでも正常作動の範疇。
コロナと円形脱毛症、脱毛作用における違いは円形脱毛症発症における筋肉の作用をコロナではスパイク蛋白がおこなっているだけの違いなのではないか……。
最終的にまた我田引水の結末に成った……(;^_^A。
しかしコロナの様々なニュースを知り、私の中の円形脱毛症に対する思いが新たになる内容は従来からの私の主張の裏付けに感じられる今日この頃なのでした。
よろしければ参考にしてみてください。
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