あおい堂鍼灸院の今泉です。
突然ですが、
鏡に向かってアッカンベー😝としてみてください。
鏡に映った今現在のあなたの舌、どんな感じでしたか?
赤いですか?紫ですか?白いですか?黒いですか?桃色ですか?
それとも、
大きいですか?細いですか?舌の両脇が波々していますか?
または、
舌の表面に穴の開いたような模様がありますか?ないですか?
もしくは、
亀裂がありますか?ないですか?
そして、
色のムラはありますか?舌の先だけ赤いとかはどうですか?
おまけに、
乾燥していますか?潤っていますか?
……、
………。
このように舌一つをとっても千差万別です。
当たり前のように見える舌も体調のコンディション一つで大きく変わります。
有るときは白くても、ある時は赤い。
この違いは何なのでしょうか。
それはズバリ、体調です。
内臓の一部と言っても良い舌の調子は体表からは見えない身体の調子を現します。
学校のプールの授業などでは体が冷えてくると唇が紫に成ってきましたね。
唇が変化するなら舌も変化しておかしくないです。
プールの授業から分かることは、
身体が冷えると赤から紫などに成るという事。
決して赤がより赤く成ったり、
温かい熱をイメージさせる色合いにはならないという事。
先ほど出していただいた舌が白だとかの寒々しい色ならば、
身体が冷えていると言っても良いのではないでしょうか。
逆に真っ赤っかというのであれば
身体に熱がたまっている証拠とはならないでしょうか?
どう思いますか?
強い精神的負荷を抱えた方ならば
多くの場合、舌を出すときに細く絞って出します。
これは意識しなくても筋肉組織である舌にも力が入っている証拠です。
ストレスを抱えていても舌を力なく平べったい状態で出される場合は、
疲れてしまってやや無気力傾向となっている場合などが多いです。
舌の両側が波々している場合を歯痕(シコン)と呼びます。
これはその名の通り舌が左右に広がりすぎて下の歯に舌が当たって
歯の跡が下に残っているので波々します。
この場合もやはり無気力傾向ですが、
特に脾胃(ヒイ:東洋医学上の消化器系統のこと)の気不足です。
脾陽虚(ヒヨウキョ)と言い変えても良いです。
消化器の機能(気)が衰えているので食べたものを血など
自分の身体の一部に変化させる能力が落ちています。
結果、血余である髪に影響がでます。
重ね重ね何度も言いますが、
少なくともこのブログ上で髪は『コゲ』と同じです(色々な過去記事参照の事)。
適度な気と適度な質の良い血のコラボが髪の毛となります。
舌が白ければその方の円形脱毛症の謎を解くカギは気力アップかも!?
舌が真っ赤であればその方の円形脱毛症の謎を解くカギは血の働きを高める事かも!?
紫ならオケツ(お尻の事ではありません)が原因かも!?
舌一つであなたの円形脱毛症のタイプ、傾向がある程度わかるのです。
これは前回の記事の身体との対話の手段の一つです。