こんにちは。

あおい堂鍼灸院の今泉です。

 

出鱈目に発症するイメージの円形脱毛症ですが

よく観察してみると誰かの頭に現れた症状と

他の誰かの頭に現れた症状と

とても似ている事が頻繁に見受けられます。

脱毛箇所、形、成り行き等々……etcetc。

 

本日の記事はその中でも

項(ウナジ)に発症する円形脱毛症について

書いてみたいと思います。

 

首の後ろに発症する円形脱毛症を

ここでは便宜上、項の脱毛と呼びたいと思います。

この項の脱毛は最初から発症する事もありますが

他の側頭部や頭頂部の発症の後に

現れる事もあります。

 

私の経験ではココに脱毛部が現れた場合、

東洋医学的に十中八九『肝鬱(かんうつ)』が関与しています。

肝鬱とは本来伸びやかに身体を巡るはずの

肝気(東洋医学上の肝臓に関連深い気)が

身体の中で渋滞して詰まったような感じになってしまう状況です。

必然的に肝に対するアプローチを試みます。

(参考過去記事:閻三針(えんさんしん)2

 

そしてこの項の脱毛、ある法則の様なものがあります。

それは脱毛部が現れる範囲です。

コレです。

この絵の様に後頭部の頭蓋骨(後頭骨)が

触れられる位置が項の脱毛の脱毛範囲の

上限であることが非常に多いのです。

 

後頭部を押してみてください。

頭の真後ろなどは押せば硬いですね。

これは皮膚のすぐ下層に後頭骨があって

この骨をを押しているから硬いのです。

そしてそのまま指を下ろしていってください。

しばらく行くと急に柔らかく成ります。

これはここから後頭骨が首の中心の方へ

グッと入り込む為に骨が無いのです。

押しても肌の下層には筋肉しかありません。

そして正にここが項の脱毛が現れる

脱毛範囲の上限なのです。

殆どの項の脱毛はこの部分より下に存在します。

 

現代西洋医学での円形脱毛症の原因は

基本的に不明というか

明確に定められていないと思います。

しかし、今回の項の脱毛のような

分かりやすい線引きが有る場合、

円形脱毛症の原因の一つとして

解剖学的な視点での要素も

無視できないのではないかと

私は考える次第なのです。

 

脱毛範囲の上限とそれを超える範囲で

何が異なるのか。

肌の下層にあるものが

骨か筋肉かの違いならば

それらの組織が何かしら

髪に対して影響を与えていると

考えられないでしょうか?

 

 

参考にしてみてください。

 

此方も見てみてください!

円形脱毛症の事がまとめてあります。

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