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あおい堂鍼灸院の今泉です。

 

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前回までの記事では

交感神経の過緊張は毛根近くの色素細胞の代謝を高める。

その結果しっかりとした色素が作られなくなり、黒髪が白髪になる。

以上をネットニュースから紹介して、

東洋医学的にも当てはまるという内容のものを書きました。

 

では本日は何を書くか。

これまでの事を円形脱毛症に当てはめてみたいと思います。

ニュースでは円形脱毛症との関連は書かれていませんでしたが

メラニン(色素)の異常が円形脱毛症と深く関わるという

あおい堂仮説を検証してみます。(参考過去記事群はクリック)

 

円形脱毛症の症状の現れ方として

髪が抜ける前に、まず髪が切れる事が圧倒的に多いのは

ご承知の通りだと思います。

髪が切れる時、マイクロスコープで観察すると

根元が赤茶色く変化しています。

この現象は髪の含まれるメラニン色素が2種類あることによります。
ユーメラニンとフェオメラニンです。
ユーメラニン(以下ユー)は黒色。
フェオメラニン(以下フェオ)は赤茶色です。
髪が切れるときに根元が赤茶色に成るという事は
ユーが作られなくなったという事です。
ユーが無いのでフェオだけの赤茶色になるわけです。
そして抜けた後に産毛が新しく生えてくる時は
最初は白色の白髪状態であることが多いです。
(最初から黒色の場合もある)
 
……という事は円形脱毛症が悪化する発症する時、
ニュース記事を踏まえて言うならば
頭皮の交感神経が過緊張しているわけです。
過緊張しててノルアドレナリンを大放出しているから
色素が巧く作れなくなり
黒が赤茶色に変化してしまっていると考えられます。
ユーは化学式的にとても複雑で
フェオの方は物質として安定したもののようです。
壊れる時、不都合が生じるときには
まず複雑な難しい方がトラブルを起こしやすいと
想像できます。
なのでまずユーが初期に異常をきたし、
次にフェオがやられてしまうのかもしれません(想像です)。
異常をきたした色素細胞やメラニンを含む髪に対して
免疫の攻撃が始まり円形脱毛症が発症・悪化する。
髪が切れる、抜ける。
免疫は異常細胞を攻撃するという
あくまでも本来の正しい働きをしているだけで
狂ったわけではない。
 
 
一方で脱毛部においてはノルアドレナリンが作用して
頭皮の皮下脂肪を消費してしまっているので
脱毛部に独特の凹みが出現するのかも知れません。
そして産毛が生えてくる時、
多くの場合は白髪が生えてきます。
これは交感神経が過緊張のピークを過ぎて
少しでも和らいできた状態なのではないでしょうか。
過緊張のピーク、
そのような言葉は無いのかもしれませんが
過緊張している状態では異常メラニンが作られ続けるので
免疫もせっせと髪を攻撃します。
ですが緊張状態が少し和らいできた時、
正しいメラニンが作られるようになり、
免疫の攻撃も免れるようになった。
でもまだノルアドレナリンが多いので白髪で発毛する。
そして緊張の緩和に乗じて
少しづつ正常な黒髪が作られるようになり

脱毛部が治癒していく。

 

円形脱毛症という病名は一つですが、

病を引き起こす原因は

幾つかあると考えています。

その中の一つは

こんな筋書きではないかと私は考えています。

 

 

では、どうしたら治せるのか。

これが重要ですね。

これまたあおい堂説で検証したいと思います。

私の考えではこの円形脱毛症と言う病気、

筋肉と深い関係があると考えています。

(参考過去記事群:筋肉参照の事)

特定の筋肉が緊張する時、

働くのは交感神経です。

交感神経は筋肉を収縮させるのと同時に

周囲の毛細血管も収縮させます。

筋肉が収縮している状態イコール交感神経優位と思ってください。

そして筋肉と言うのは同じ状態を長時間保ち続けると

意識しなくても勝手にオートリピートするように

同じ姿勢を保ち続けます。

代表例が肩こりなどですね。

ずっと力が入っているので筋肉が疲労して辛いのです。

これは交感神経の過緊張とも言えます。

 

んん?

 

ニュース記事の事を思い出すと

交感神経優位(過緊張)は

メラニンの異常を引き起こす……でしたね。

その先には円形脱毛症発症が有るかもと先ほど書きました。

では円形脱毛症を治すには

この交感神経の過緊張を解けば良いのではないでしょうか。

ではどうやって?

 

そのカギとなるのはやっぱり『筋肉』です。

凝った筋肉を緩めるとそれまでの交感神経優位の状態が

こんどは副交感神経優位の状態に変わります。

 

と、ここで自律神経の説明です。

交感神経と副交感神経は二つ合わせて自律神経と呼ばれます。

この二つの神経は身体のあらゆるところに張り巡らされています。

そして二つはシーソーの様に働きます。

シーソーの右が上に上がったら左は下がります。

左が上がったら右は下がります。

このような働きの特性が交感神経と副交感神経には見られます。

ですので副交感神経を高めていけば交感神経の働きは

少しづつでも抑えられていくのです。

 

閑話休題

 

では凝った筋肉を緩めて

交感神経優位から副交感神経優位にするにはどうしたら良いか。

 

 

それは、

 

 

 

 

やっぱり、

 

 

 

 

 

『はり』と『きゅう』が一番でしょう。

 キッパリ(o´∀`)ノ

 

当然マッサージでも筋肉は緩みます。

ですがマッサージは主に指や手首など

大きな面積で筋肉を押圧します。

筋肉には筋紡錘と言う器官が備わっています。

筋紡錘とは筋肉の現時点での長さを感知する器官です。

筋肉が急激に伸ばされたとき、

そのまま伸ばされて千切れたり損傷したりしないように

きゅっと筋紡錘の働きにより筋肉が収縮してしまうのです。

分かりやすい例が脚気のテストですね。

膝小僧の下をポンっとやられると足が上がりますね。

あれは膝関節のところにある筋肉(大腿四頭筋)の腱が

叩かれた事でたわむ為に筋肉が延ばされます。

それを筋紡錘が察知して筋肉を収縮させます。

故に足が上がるのです。

マッサージには逆に筋肉が収縮する懸念があります。

(本当に技術の上手な人は大丈夫でしょうが)

その点『はり』『きゅう』は筋肉を伸展させることはありません。

特に『はり』は筋肉の凝った部分に

物理的な刺激をダイレクトかつピンポイントに与えられます。

効果は高いと思います。

 

そうして筋肉を緩めれば交感神経の過緊張は取れていきます。

つまりは脱毛部の治癒を望める状態に近づいていくのです。

よって鍼灸治療は円形脱毛症の治癒に貢献できる部分は

とても強くて大きいと締めくくりたいと思います。

 

こちらも見てみてください!

円形脱毛症の事がまとめてあります。

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