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こんにちは。
あおい堂鍼灸院の今泉です。
当院で円形脱毛症の鍼灸治療を受けておられる方々、
……というか、私も含めた人と言うものは自分が病気になった時、
「ビタミン○が足りないから円形脱毛症になったのかなぁ……」とか、
「ミネラルの☆☆が必要だったのかなぁ……」なんて思い始めるものです。
そしてサプリや機能性表示食品などを買うものです。
それらのものが無駄だとは言いません。
しかし、果たしてそれらのものが本当に不足していて円形脱毛症になったのか?
これには少々疑問を抱きます。
私の結論を申し上げると今回のブログタイトルの通り、
「大体は既に足りている」のです。
いや、むしろ余っていると言っても良いのです。
現在の日本に居住の方で、言わゆる一般的な普通の生活を営んでおられる方のなかで、
特定の栄養素が不足して円形脱毛症を発症する方は多分とても少ないと思っています。
話は変わりますが、あなたは治療と養生という言葉の違いを考えたことはありますか?
まず私の思う事を言います。
治療とは身体を敢えて偏らせることです。
一方で養生とは身体を現状のまま維持しようとすることです。
過去記事『漢方と鍼灸について(2)』で書きましたが、
体調を方眼紙のような座標に置き替えた場合、
右に5偏って円形脱毛症が発症したとします。
その場合、円形脱毛症を治すためには左に5偏らせればよいのです。
そうしたら元の場所(中庸、中道)に戻って人が生まれた時と同じ、
本来持つ能力を発揮できる状態に戻るのです。
その「5」偏らせる行為、これこそが治療です。
そして養生とは治療するときに間違いなく「5」偏っている状態を維持する事なのです。
病気である状態(体調)を維持するとは何事?!
と、思われる事でしょう。
それは治療の方向性を誤らないためなのです。
分かりやすくするために自動車に例えて考えてみましょう。
自動車は普通、ハンドルを回すと前輪が動いて、
後輪は回転はしますが向きはそのままですね。
陰陽で考えれば動きのある前輪が「陽」で、向きの変わらない後輪が「陰」と成ります。
この陰陽の組み合わせが大事です。
もし、前輪と後輪がハンドルの動きに合わせて一緒に動いたらどうなるでしょうか?
自動車は左右に移動はしますが、向きを変えることは無く平行移動のままです。
これを治療と養生に置き換えてみてください。
治療が前輪で、養生が後輪です。
治療(前輪:陽)によって方向性が示せても、
後輪までも一緒に動いてしまっては目的地に着くことはできません。
この時、動かない陰である後輪、
つまり養生がとても大切な意味を持ち始めます。
さて、話は戻ります。
大体は足りていると書いていましたが、
その話に戻ります。
が、
……つづく
こちらも見てみてください!
円形脱毛症の鍼灸治療についてイロイロまとめてあります。