こんにちは。
あおい堂鍼灸院今泉です。
突然ですが『タバコを吸っているとガンになる』なんて話を聞いたことがあると思います。
喉・咽頭ガン、肺がん、食道ガンなどはタバコの煙が直にさらされる場所であることから直感的にイメージしやすいと思います。
でも忘れちゃいけない場所があるのです。
そこは、
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実は膀胱なんです。
タバコの煙とは遠く離れていて、意外に思われた方も多いと思います。
なぜでしょう?
これはタバコの毒(←とても雑な言い方ですが……)が血液中に入り全身をめぐりますが、身体はこれを排除しようとします。
その時尿に溶かして排出します。
尿は腎臓で作られた後、だだもれで体外に排出するわけではなく、一度膀胱に溜めおきます。
ある程度溜まってから排出しますね(スッキリ)。
つまり溜まっている時間、毒を含んだ尿が膀胱に直に触れているわけです。
しかも結構長時間。
これじゃぁ膀胱もガンになってもおかしくありませんね。
本日の本題はここからです。
そしてここからは東洋医学に絞って話をしていきます。
じつは私の研究ではこれと同じようなメカニズムが円形脱毛症にもあります。
円形脱毛症は様々な失調が重なって発症します。
体中の無数にある何かしらの不調、それが頭皮に影響します。
肝(かん:肝臓の事)、脾(ひ:脾臓の事)、心(しん:心臓の事)、血(けつ:血の働きの事)。
大まかにはこの辺の失調が円形脱毛症を引き起こします。
ただし全て内蔵本体と言うより、その内臓にかかわる経絡(けいらく:気の流れ道)の失調です。
なので病院での検査数値に異常があるなどと言うこととはあまり関係ありません。
例として肝の経絡に何らかの失調があったとします。
それが大きくなり、円形脱毛症を引き起こすと前頭部(特に男性型脱毛でいうM字脱毛の延長のような脱毛部)、後頭部、頭頂部、
またはもう少しだけ複雑になると東洋医学上、肝と対になる胆(たん:胆のうの事)の経絡の支配する側頭部の脱毛が起こります。
そして失調の原因(東洋医学上の)を取り除けずにいて、なおかつその原因が増してきた場合どうなるか?
膀胱の経絡上に脱毛部が現れ始めます。
つまり正中線上、または頭頂から両耳に向かっての部分のどこかに脱毛部が生じるケースが多いです。
脱毛以外では痔になる方も多いように思えます。
何が言いたいかと申しますと、冒頭のガンの話を思い出してください。
全身の毒が巡り巡って膀胱にやって来るのです。
そしてタイトルの州都の官とは何のことなのか?
東洋医学上内蔵(腑)でいえば膀胱のことです。
そして州都の示す意味、色々と説はありますが最もひどい言い方をするとゴミ捨て場なのです。
身体のどこかで生じたゴミが巡り巡ってくるところなのです。
そしてそのゴミ捨て場もゴミ捨て場だからどうでも良いわけではないのです。
ゴミ捨て場が汚いとその地域周辺(身体全体)が例え高級住宅地であってもスラム街のような雰囲気になります。
家の中でゴミ捨て場に相当するところはもしかしたらトイレでしょうか?
以前『トイレの神様』なんて歌がありました。
トイレには『うすさま明王』という神様がいるようですね。
宝くじのCMでGACKTさんがトイレを掃除するとリッチに成れると言っていたと思いますが、
身体の中のトイレである膀胱、大切ですね。
常にきれいにしておきたいものです。
トイレやゴミ捨て場をきれいにする、こんなことが案外問題解決の糸口だったりするのかもしれませんね。
州都の官。
こちらも見てみてください。
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