こんにちは。

あおい堂鍼灸院院長の今泉です。

 

本日の記事は前回の記事が少しわかりにくいかも……と思い、実例で解説いたします。

 

まず、下の画像は多発型円形脱毛症の一つをクローズアップしたものです。

まず来院時の画像。

見ていただくとお分かりになるかと思いますが脱毛部が出来ています。そして脱毛範囲の内側には、従来から生えている髪の毛が何本も残っている状態です。そして脱毛部の上方には一か所生え際が飛び出しているように思える箇所があります。アップにしてみます。

黄色の丸の中は主な脱毛部の境界線上に出来たものですが今回の主役(?)脱毛部が悪化して広がったものではなく、たまたますぐ近くに発生した小さな脱毛部のようです。

下の画像は1枚目の画像より1週間後の画像です。

まだあまり変化はないようですね。

そして下の画像は更に5日後の画像です。

脱毛部の中心にあった従来からの髪の毛が減少しています。

そして下の画像は更に9日経過した時のものです。

少しづつですが脱毛部内側の髪の毛が減少しています。

そしてまた下の画像は更に15日経過後のものです。

脱毛部内側の髪の毛がほぼ抜け切りました。同時に脱毛部生え際周辺からはうっすらと産毛が生えてきています。さらに2週間経過してみましょう。

内側の髪の毛はほぼ無いと同時に脱毛部生え際の境界線がうっすらとぼやけてきています。これは周辺に生えだした産毛が境界線上をぼかしています。生え期の脱毛部によくみられる光景です。そして本日の記事最初の方に黄色い丸で示した小さな脱毛部をアップにしてみます。産毛が生えてきています。と、同時によーく見ると主役の脱毛部の生え際にも短い産毛が見られます。良い感じですね。

更に時間を3週間進めてみましょう。

治ってきていますね。大きさも大分小さくなりました。この方は多発型でこの脱毛部がその中でも一番大きく目立つものでした。この画像の時点では他の脱毛部はすべて消滅しています。おおよそ治療頻度は1週間から2週間程度の間隔で来院していただきました。

 

脱毛部の中心に残った従来からの髪の毛が抜けてしまうと気分的には大変落ち込んでしまうものです。ただ、知っておいていただきたい事として脱毛部が発生した時点で抜けてしまう髪の毛、言い換えれば運命の決した髪の毛もあるという事です。そしてそれは治るための道程の一つであると思っておいてください。

 

 

こちらも見てみてください。

円形脱毛症と、その鍼灸治療についてまとめてあります。

あおい堂鍼灸院HP『円形脱毛症考』

あおい堂鍼灸院ホームケア用品リンク集

 

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