先月の半ば過ぎから重たいな~と思っていた我が家のインターネットですが、一昨日とうとうご臨終なさりました。
N〇Tさんには連絡して修理の手配は済ませてあります。
ただネットに疎い父母だけ修理に立ち会わせるのは心許ないので、土曜に修理の人に来てもらうことになりました。
結局一週間現状維持か・・・。
強制的にネットデトックスが始まります。
読書が捗りそうだわ(^_^;)
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『犯人のいない殺人の夜』(著/東野圭吾)
初東野圭吾作品。
図書館で見付けて借りてみました。
話題の作家さんなのは重々承知なんだけどシリーズが多いイメージがあってどれから読めばいいか分からなく敬遠してました(^_^;)
これは短編集だったので読みやすいかと想って読んでみました。
初版がなんと1994年。
道理で読んでて違和感を覚えるシーンがあるわけだ。
いきなり現在の大作を読むより、古めの作品から作家さんに触れ合ったほうが良いだろうと後付け解釈。
全体通してテンポ良く読めるし『やられた!』って思う演出があったりトリック的な要素もあったりで楽しめました。
タイトルの『犯人の〜』は表題作になっている最終話よりも一話目と三話目のほうが内容と合致すると思いました。
誰かが直接手を下さなくても殺人は起こるのだと。
ミステリー小説としては非の打ち所はないのですが、どの話も哀しさややり切れなさが詰まっていて読後感が切なった……。
読書に娯楽性を求める私には少々重かった。
(短編なのですごく重いわけじゃないけど、話が複数あるので重なってきて堪える)
明るく読み終わりたいなら東川篤哉さんのほうだわ(;^ω^)
本としては初見でしたが、最後の2編『さよならコーチ』と『犯人のいない殺人の夜』は既視感があって、どうやら昔ドラマ化した際に見ていたっぽい。
映像で見てたはずなのに最初に『読んだことがある』って感じたのは面白いなと思いました。
因みに私の積読コーナーにはすでに『ブラック・ショーマンと名もなき街の殺人』が控えてたりする。
正月休みにゆっくり読もう。