だましだまし付き合ってきましたが、限界です。
暑い
まだ7月の始まったばかりなのに、もう35℃とか何の冗談ですか!
学生時代に好きだったアニメの中で『連日30度を超す異常気象が続いていて・・・』というニュース映像が流れたんですが、30度を超すなんて日常茶飯事になりました。
十代の私よ、これが未来だ。
早々に諦めてエアコン使ってます(節電とか言ってらんない☆)
問題は、私の部屋のエアコンが一時間以上使うとコンセントに熱がこもってめちゃくちゃ熱くなるということです。
古いタイプのウィンドータイプでしてね、10年使ってるから寿命化もしれないんですが。
引っ越しのとき、先にエアコンを設置してその後に家具を入れたからエアコンの前をベッドが塞いじゃってるんですよ。
これの取り外しとか新しいのを再設置とか、もう無理。
(引っ越しのときも一人で死にそうになりながらやった)
まあ、発火しないように気を付けながら、こちらもだましだまし付き合っていきますわ。
みなさんも暑さ対策をしっかりして夏を乗り切りましょう!
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『落ちぬ椿~上絵師 律の似顔絵帖~』(著/知野みさき)
前記事でご紹介した『深川二幸堂シリーズ』の知野さんの時代小説です。
母を辻斬りに殺され、父もなくなったばかりのお律は、一回りも年の離れた弟の慶太朗を養うべく、父の後を継いで上絵師(着物の柄などを直接反物に描く絵師)で身を立てようとします。
しかしなかなか仕事が貰えず、仕事に厳しいお類から僅かばかりの小物の仕事を回して貰えるばかりです。
そんな折、昔馴染みの定廻り同心の保次郎にお尋ね者の似顔絵を清書してあげたことから、犯人や探し人の似顔絵を描くように。
律の幼馴染で表店の跡取り息子の涼汰とは両片思いのような間柄で、お互いに想い合ってはいても立場の違いから素直に思いをぶつけられず、涼汰の妹の香を始め周囲の人間(と読者)をヤキモキさせます。
事件と呼ぶには小さな出来事に触れながら、気持ちを行ったり来たりさせる律。
上絵師として一人前になるという覚悟を抱きながら、母の命を奪った辻斬りへの執念も捨てきれずにいます。
律の想いとは別に、年増になりつつある律に周りは縁談を持ってこようとしますが、果たして。
知野さんのお話は登場人物が辛い目にあったりしますが、最悪の状態にはならないのでハラハラしながらも少し安心して読めます。
江戸時代の人たちの生活の営みを感じられる一冊です。