何十倍何百倍 | 逢海司の「明日に向かって撃て!」

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この画像の

何十倍も何百倍も

綺麗で聡明な富士山でした。

日本には昔から八方万の神様がいるらしい。

大陸から来た仏様とか南蛮渡来の神様に、日本のことをお願いするのも違う気がしたので、霊峰富士に向かって『一日も早く日本中が安心して笑えますように』と願かけてみました。

効き目があることを祈っております。




いつもより早めに出勤しているからなのか、地元の小学校が自由登校になったせいか、駅までの道のりがいつもよりも静かです。

普段は耳に届かなかった鳥の囀りが、今日は多重音声でよく聞こえます。

小さな鳥たちが普通に鳴いてるうちは大丈夫なのかな~と野生の本能を信じてますが(^^;

職場の入ってるビルは節電のためフロアの照明が落として(半減)しており、エントランスや廊下は暖房が効いてません。

いつも流れているオルゴールのBGMでなく、ニュースラジオが館内に放送されてます。

ぎゅうぎゅうの帰宅電車、乗り継ぎ駅では地元チームのサポーターと若い力士が一緒に募金活動をしてました。

『お願いします!』と呼びかける張りのある逞しいな声。

この声だけでも、今すぐ被災地に届けたかった。

自分の出来る小さなコト。

それがいつか集まって固まって、何十倍何百倍もの力になるように。

帰る道、背中から見守るように光を投げかける朧ろ月に願いをかけた。