季節遅れの夏風邪が治っても、頭沸騰中で~~す♪
イカレタ話を書いてますが、秋の夜長の幻と笑って許して頂ければ幸い。
いや、笑って許してくれ・・・。
石を投げつけたりカミソリを送ったりしないでくれ・・・。
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少し大きめの音楽と、明るい照明。
テーブルの間隔は狭く、あっちこっちから陽気な乾杯の声が聞こえる。
ショウにしては珍しい店に入ったものだと驚きながら、先に居るはずの彼の姿を探した。
奥のほうだとメールにはあったけれど。
「あ」
居た。でも、一人じゃない。
見知らぬ女性が彼に話しかけている。
誰だろう?見たことは無いけれど、綺麗な人だった。
二言三言言葉を交わして、その女性は席から離れた。
少し派手だけど、男性が思わず目を向けてしまうタイプ、キチンと化粧をして、髪型にさりげなく流行を取り入れ、服装やアクセサリーにも細かに気を配るタイプだ。
私なんかと全然違う・・・。
ナオもお洒落は好きだったが、その種類みたいなものが違って見えた。
彼女はいかに自分が魅力的か、それ分かっていて際立たせる女性的な香りを振り撒いてる。
それは見てくれる男性の眼を意識した、武装にも近い装いであった。
あまり得意な分野の人種ではない。
だけどショウは、笑って彼女と言葉を交わしていた。
いつもはあまり際立った表情を見せる人ではないのに・・・。
なんか、イヤだ。
胸の奥から形になりきらない感情が次々湧き出て、まるで急き立てられているように落ち着かない。
確かにあそこに居るのはショウなのに、まるで知らない人でも見ている気分だ。
「ナオ、こっち」
ナオがそんな葛藤を抱いているとは知らないショウが、手を振って彼女を呼ぶ。
いつもの静かに振る舞いにほっとした反面、騙されているような気分にもなってしまう。
笑えているのか自分でも分からないまま、彼の向かいに座った。
「ごめんなさい、待たせちゃった?」
「いや、先に勝手にやってたし?それに面白い体験も出来たからね」
テーブルの上には彼の飲みかけの黒ビールと、グラスに入ったグリッシーネがあった。
何も注文しないで待たれるより、こうして始めていてくれたほうが気は楽だ。
でも、面白いことって・・・?
胸のざわつきが一層大きくなる。
手に付けられない感情の動揺に困り果てながらショウを見詰めると、彼は少しイジワルな笑みを浮かべた。
それは、ナオの知らない顔だった。
続く
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ノクを『ノク兄』と呼べるダーイ氏が羨ましかった件。
私もそう呼んでみたい・・・(TωT)。(←自分のほうが年上なのに、図々しい!!)
そして、ノクのイタズラが徐々にエスカレートしてきた件。
ヘキサ楽屋では元気すぎた雄ちゃんが隠れ蓑になっていた模様。
きっと放っておいたら雄ちゃんや親太郎なみのことをしでかしてそうだ・・・。