なんだか落ち込んでいた朝、職場の外にある植木にお水をあげていたら、
通りすがりに近所のおじさんが
「ほい、タバコ。梅の味だよ」
ってあめちゃんをくれた。
元気出しなって言ってくれてるみたいだった。
社会人一年生だったころ、バイトしてたおにーちゃんが尋ねて来てくれた。
思いのほか忙しく、ちょっとしか話しできなかったけど、
「『いらっしゃいませ』の言い方が変わらないね~♪」
って笑ってくれた。
一緒に働いたのは一年弱。
でもそんなふうに覚えていてもらえたのは、なんだか嬉しい。
新しく入った女の子。
背が高くっていつもニコニコしてて、
何かのたびに
「ありがとうございます」
って言ってくれる。
思わず謙遜したくなる σ(^-^;) タイシタコト、シテナイノヨー
そのくらい素直で明るい子。
ちょっとだけ。ちょっとずつ。
だけど心に残る小さな灯。
この火を消すのも大きくするのも、
自分次第だと言い聞かせて。
吹いてくる風から守りながら、
仄かな明かりを眺めてる。
いつか自分も誰かの心に
小さな明かりを灯せる人間になれるように。
ちょっとだけ、頑張ってみよう。
笑顔でいてみよう。
ほんの、ちょっとだけど。