1月8日に行われた第2回Tea Time~摂食障害交流会~から数週間が経ちました。
改めて、年始早々お時間をつくって足を運んでくださった皆様には心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました!!!
このTea Time ~摂食障害交流会~は、今年からふた月に1回の開催頻度で行っていく予定ですので、
第2回にご参加できなかった方もぜひ第3回・第4回……とタイミングが合ったときにお越しいただけたら嬉しいです。
去年の夏に初めて行った摂食障害交流会。
初回はYoutubeでの生配信を並行して実施する形をとらせていただき、
そして先日の第2回は5人以下という少人数での交流という形をとってみるなど、まだまだこれからどんな形で続けていくのがベストなのか模索中の段階です。
そのためしばらくの間、交流会の実施方法が確立していなかったり、会場があちらこちらと地域・場所が定まっていなかったり……至らぬ点も多々あるかと思いますが、どうかご容赦頂ければ幸いです。
(至らなかった点や改善点はぜひ実施後アンケートにて、ご意見頂けたら大変ありがたいです!)
ちなみに第1回の配信の様子はYoutubeでアーカイブにして残していますので、
私自身のことや、親子で課題についてどのような考え方なのか等、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください!
私が過去に何度か講演させていただいた『寄り添うとは何か』についてのプレゼンも配信内で行っていますので、よろしければご視聴いただけたら嬉しいです。
※第1回のアーカイブはこちら
さて、今回の内容は
先日の第2回Tea Time ~摂食障害交流会~を終えた私の感想と、次回のTea Time ~摂食障害交流会~のお知らせになります。
プライバシー等の関係上、交流会でお話した内容を詳しく書くことはできませんが、雰囲気だけでもお伝えできればと思っておりますので、ぜひご参考までに。
【第2回Tea Time~摂食障害交流会~を終えて】
冒頭にも書いたように、
今回は全部で4人と、1回目の7人と比較して少人数での交流会にしました。
というのも、前回は交流会というよりはディスカッションのような形で“ゆったり”ではなく“きっちり”会話をするような、そんな印象を個人的に持ったからです。
結果としては、やはり人数が少ないとひとりひとりがリラックスしながら、お互いの顔と名前を認識しつつ、じっくりお話できたように感じます。
事後アンケートや当日頂いた意見にもそのような感想を持ってくださった参加者の方が多かったので、そちらも参考にしつつ、これからの交流会の方向性を決めていきたいと思いました。
今回の交流会の議題に挙がったものの例として
- お正月と摂食障害(帰省・環境の変化・人間関係)
- 病院の役割(摂食障害治療において必要だと思う事、入院や通院の効果と必要性)
- 仕事と摂食障害について(お土産・昼食の時間・コロナ対策の棚ボタ効果)
- 人間関係を構築する上での困難さ(体調や気分が数分・数時間単位で変わる、おすそ分け等)と対処法
- 摂食障害に必要な支援について(居場所づくり・食の楽しみ・交流会)
- 摂食障害になったきっかけ
- 周りにカミングアウトするきっかけ、必要性
- 自分にとって、摂食障害とは
のような話題が挙がりました。
また、メインは摂食障害のお話だったものの、話の合間では
私の活動について意見をいただいたり、就職についてアドバイスをいただいたり、参加者様の趣味や好きなことのお話しを交えたりと、前回に比べるとかなり自由度の高い空間だったように思います。
特に私が印象に残っているものとしては、
人間関係の話と病院の話、そして自分にとっての摂食障害とは何か?についての3つです。
まず1つ目の『人間関係のお話』では、私自身も日常生活の中でおすそ分けでお菓子を勧められたり、お土産をもらったりすることに悩んでいたので、
今回みなさんがどのようにしてそのような状況を回避・対応しているのかを具体的に聞くことができて、「ああ、そういう方法もあるんだ!」とかなり勉強になりました。
そして2つ目の『病院の話』は、主に当事者と医療者の“目的”のすれ違いについて考える時間でした。
さらに具体的に言うと、治療や通院・入院において疑問をもつことがあるのはなぜか?という点について意見交換をして、その一つとして、
病院は命を救うためにある医療機関であって、主になるのは命を救う以上のことではない。ましてや人によって治るきっかけも方法も異なる精神疾患は、病院側も“どうしたら治るのか”は分からない。
対して当事者は摂食障害自体を治すことを期待して病院に行き、医者に“完全に治してもらう事”を求める。だから内科的処置や検査しかできない病院に対して疑問を持つのではないだろうか?
という意見が出ました。
今回の交流会では、
『内科的処置だけは専門家に頼み、精神的な課題を治していくのは“一緒に解決案を考えてくれる人”や“摂食障害の症状に理解がある人”であれば専門家でなくても良いのではないか』
というひとつの考え方が浮かび上がってきました。
漠然とした課題に対して、参加者それぞれの考え方を並べて一緒に考え、整理して分析していく。
ただ一人でモヤモヤするのではなく、こうして客観的な要素も交えて課題をはっきりさせることで、結果的に一つの結論がでてくると、気持ちが軽くなるように感じました。
最後に3つ目の『自分にとっての摂食障害とは何か?』については、
自分にとって、摂食障害がどのような役割を果たしているのか改めて考えさせられ、自己分析の良い機会となりました。
また意見交換をしてみると、意外にも皆さんそれぞれ自分の中での摂食障害の役割が違っていて、
理想と現実のギャップを埋めることであったり、アイデンティティだったり、ストレス発散だったり……
もしかしたら今回参加してくださったメンバー以外の方がいたらもっと違う意見もあったかもしれませんが、
たった4人でもここまで意見が分かれるのですから、摂食障害を治す方法がひとつに絞れない理由や治すことの難しさを痛感したテーマでした。
【まとめ】
全体を通して、
摂食障害によって日常生活で苦しむポイントが似ていて、共感できることで「わかってもらえる」という安心感につながったということに加えて、
対処法や症状・摂食障害の感覚がひとによって違うことで、自分の思いつかなかった視点が見つかったり、客観的に意見をもらえたりして、自分ではなかなか気づけなかった発見や「私も今度その考え方を取り入れてみよう!」というようなアイデアが得られることから、
主催した私自身もこうした当事者同士の交流に大きな可能性を感じました。
さらに欲を言えば、当事者のいろいろな悩みや意見が行き交う場所だからこそ、
当事者に対してどうしたら良いのかわからないと感じている支援者の方にはぜひとも聞いてほしい内容だとも感じました。
私が普段ブログに書いている内容にも言えることなのですが、
「すれ違い」が起きている状況に対して支援者に対しての“本音”をストレートにぶつけてしまうと、どうしても支援者にとって耳の痛いお話が多くなってしまうという現状があります。
個人的にはこのような点があるからこそ、なかなか支援者の方の参加が憚られているのかなとも思っているのですが、現状がどうだったとしても、このような場所に立場関係なく多くの方が“気軽に”足を運んでいただくために改善を繰り返していくことが、いまの私の課題ですね。
とはいえ自分一人で考えられる範囲には必ず限界があります。
今回の交流会でもそうであったように、実際は他の人の意見が入ることで初めて広がる視点の方が圧倒的に多いのです。
だからこのブログを読んでくださっている方も良かったら“どのような心配があるのか”や、“どのような配慮があれば足を運びやすくなるのか”等、遠慮なく意見をいただけたら幸いです。
【第3回Tea Time~摂食障害交流会~のお知らせ】
さてここからは、第3回目の交流会のお知らせになります。
以下、第3回目の詳細です。
〇開催日時 ➤ 3月11日(土) 13:30~16:00
〇場所➤ FRIENDSⅡ(サニーハイム池袋604号室)
※JR池袋駅東口より徒歩4分
※東京メトロ副都心線 池袋駅より徒歩4分/有楽町線 東池袋液より徒歩7分
〇参加費➤ 1000円/人 (会場費として頂戴いたします)
※現金・PayPay支払のみ
〇参加方法➤ Googleフォームからのお申込み(URL:https://forms.gle/EqFhDv3Cf2QnYUo67)
〇対象者➤当時者・支援者・関係者
※今回は大人数でグループディスカッションという形式をとります。支援者とご一緒での参加も可能です。もちろん当事者・支援者・関係者おひとり様でのご参加も大歓迎です!
※ご不明点等ございましたらお気軽にメール(graduate331aoi@gmail.com)またはSNSのDMにてお問い合わせください。
今回も先着順でのご案内になりますので、ご都合の合う方から順次予約確定とさせていただきます。
ペアでのご参加をご希望の場合は、備考欄にお連れ様のお名前とともにご一緒に参加希望の旨をご記入のうえ、フォームの送信をお願い致します。
詳細にある通り、次回の開催は枠を多めにとってグループディスカッションを行う予定です。
具体的なイメージとしては、
参加者の皆様でいくつかのグループに分かれていただき(ペアでご参加の方はお連れ様と同じグループになりますのでご安心ください)、ひとつのテーマについて皆さんで意見交換・情報交換していただきます。
構成としては
① 自己紹介
② 1回目グループディスカッション
③ 各グループで出た意見を発表(ホワイトボードに書き出していきます)
④ 出た意見を受けて、もう一度グループで話しあう
⑤ もう一度全体でグループ内で出た意見を共有
⑥ まとめ
というような流れになる予定です。
支援者の方・当事者の方それぞれ、同じ摂食障害に苦しむ人たちがどのように摂食障害とつきあっているのか、意見交換・情報交換できるようなイベントにしようと考えておりますので、ぜひ参加してくださるとうれしいです!
交通アクセスについては予約が確定した方宛に、当日が近づき次第メールでご案内動画をお送りしますので、土地勘が無くて不安......という方もご安心くださいね。
(それでもわからない場合はメールまたはDMにご連絡ください!)
大人数でのグループディスカッションも初めての試みですが、皆さんが来てよかったと思えるような企画になるように一生懸命運営させていただきますので、皆様は気軽な気持ちでご参加いただけたらと思います。
また、よろしければぜひご家族やご友人・知り合いで摂食障害に悩んでいる方などにイベントの開催のことやブログのことをご紹介いただけたらとっても嬉しいです!
それでは、みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
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【バルーンアート】
バルーンのお姉さん🎈
閉鎖病棟入院経験とエンタメに力をもらった経験から、プロに師事し、子供から大人まで幅広い年齢を対象にしたバルーンパフォーマンス活動を始めました!
今までの活動
- 子供病院・リハビリテーションセンターに入院する子供たちへのバルーンギフト
- 結婚祝いのバルーンギフト
- こども食堂夏祭りのバルーングリーティング
- 祝賀パーティーの余興バルーンショー
入院生活を日々頑張っている方・誰かに応援の気持ちを届けたい方はぜひお声がけいただけると嬉しいです!
また、施設のイベントやバルーンギフトのご相談も受け付けております!
詳細はDMかメールにてご相談ください☺️
【オンライン対談室】
- 当事者家族の方々
- 友達が摂食障害でどうしたら良いかわからない!という方
- 当事者や当事者かもしれないという方
摂食障害当事者・当事者家族・友人や知人・学校の先生など、摂食障害で悩んでいる方々へ
心の中のモヤモヤや不安を、パーソナルな空間でお話ししてみませんか?
ただ話を聞いてほしい・摂食障害経験者の話を聞きたい・考えを整理したい・気分転換をしたい……などなど
話す内容は自由です!お気軽にご活用ください!
- 時間:30分~1時間
- 日時:日時は要相談。深夜帯も可能です。
- ※希望日の3日前までにはご予約ください。
- ZOOMを使ったオンライン対談
- 申し込み方法:Googleフォーム (お申し込みはこちら)
こちらは無料となっておりますが、実施後は簡単なアンケート(Googleフォームでご感想・ご意見など)のご協力をお願いしています。
【Tea Time ~摂食障害交流会~】
ふた月に1度、摂食障害当事者・当事者家族・関係者・摂食障害を知りたいという方などで集まって、情報交換や意見交換・仲間づくりをする場所として開催しています。
開催の際にはブログ・Twitter・Instagram等で告知しますので、お時間・日程スケジュールの合う方はぜひお気軽にご参加ください。
※毎回専用のフォームにて参加申し込みを行っていただきます
※会場費としておひとり1000~2000円を頂戴しております(現金/PayPay支払いのみ)
⏬第1回『Tea Time 〜摂食障害交流会〜』では一部配信も行いましたのでぜひご覧ください。
https://youtu.be/ctHjUTBGE64
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@Aoi311_Graduate
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