今日まで様々なダイエット法が世の中に広まっては廃れていきましたが、

 

メディアやSNSが流行りのダイエット法をとりあげることで盛り上がり、お店はそれにあやかるように品物が入れ替わっていく。

 

その流れは一向に廃れることがありません。

 

 

 

 

つい数年前、「糖質制限」の莫大な広まりの傍らで

「フルーツダイエット」「燃焼スープダイエット」の2つのダイエット法もじわじわと広まっていたことはご存じでしょうか。

 

ダイエット法を片端から調べては試していた私は、もちろんその2つのダイエット法も実践してみました。

 

 

結論から言うと、

2つのダイエット法は“やつれる”ことにしかつながらず、“ダイエットは失敗”ということになったのですが、

当時は“痩せる”と“やつれる”の違いが分かっておらず、“ダイエットは成功”したと勘違いしていました。

 

 

 

きっと今も世の中には当時の私と同じように“痩せる”と“やつれる”の違いが分かっていない人が多く、だからこそ「〇〇ダイエット」という流行り方が無くならないのだと私は考えています。

 

事実、いまだSNSや友人の中にはこのような「〇〇ダイエット」を“理想の体型に近づく方法”だと信じて実践しようとする人が後を絶ちません。

 

 

 

そこで当時流行っていて、私が実践した「フルーツダイエット」と「燃焼スープダイエット」について

私は何を間違ってしまっていたのかを、今回と次回の2回に分けて振り返ってみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

【フルーツダイエット】

 

 

フルーツダイエットとは、比較的低カロリーである生のフルーツを普段の食事と置き換えて食べることで、ビタミンを十分に取りながら体重減少を目指す、というものです。

 

確かにフルーツの中にはビタミンCをはじめとしたビタミンたちが豊富に含まれており、炭水化物・脂質・タンパク質のようなエネルギー源になるものの代謝を助けてくれる効果や肌の健康を保つ効果が期待できます。

 

私が見たネットどの記事にも一つ一つのビタミンの種類と効果、それを多く含む『食べても良いフルーツ』と、エネルギー量が多い『太るフルーツ』というものが掲載されていました。

 

 

 

そのため私はビタミンの効果を過信し、

過食してしまった後にそれらの代謝を高めようと数日フルーツばかりを食べたり、

ちょっと頑張って多く食べてみた後も調整日としてフルーツだけを食べる日を数日はさんだりして「フルーツダイエット」を取り入れました。

 

 

一方で「フルーツに含まれる“果糖”は脂肪に変わりやすい!」という記事も読んでいたため、どちらが良いのかわからなくなり、

最終的に“糖質が低いと書かれているフルーツを少量調整日に食べる”という方法で落ち着きました。

 

 

 

 

ここで1日の食事が少量のフルーツだけで足りるのか?という疑問もあると思いますが

無論、食事量としては全く足りておらず、1日のほとんどは空腹の状態で過ごしていました。

 

しかし、当時の私は「空腹の状態で動いていないと食べた分のエネルギーや脂肪は燃焼されない」と考えていたので、空腹はむしろ自分をコントロールできている快感へと変わっており、さほど苦しいとは感じていませんでした。

 

 

また、フルーツ自体もおいしくて甘いので「ダイエットをしているのに甘いものが食べられるんだ!」という気持ちも大きかったと思います。

 

 

 

とはいえ、生のフルーツというのは結構お値段が張ります。

 

『缶詰は砂糖が使われていたり、添加物が入っていたりするので食べてはいけない』と記事に書いてあったので、缶詰のフルーツには手を出せませんでした。

 

 

加えて夕方5時台には食事を済ませる自分ルールがあった私は、学校帰りにコンビニなどに寄って食事をしなければならなかったのですが、

高校生の私にとっては限られたお小遣いの中で値段も安くないフルーツを買うのはあまり気の進むことではありません。(チューイング※をしていた時期はなおさら食費がかさむ……)

※チューイング:食べ物を口に含んだ後、呑み込まずに吐き出してしまうという摂食障害の症状の一つ。

 

そもそもコンビニに生のカットフルーツが売られていなかった当時は、学校帰りに生のフルーツを食べること自体が難しかったので、

徐々に自分の生活スタイルに合わないことがわかり、フルーツダイエットは途中で断念しました。

 

 

 

 

 

 

【フルーツダイエットの落とし穴】

 

 

このダイエット法で私が感じたデメリットは

  • 食事をフルーツに置き換えたことで栄養不足になる
  • 食費がかさむ

の2点です。

 

 

まず1点目の『食事をフルーツに置き換えたことで栄養不足になる』というデメリットから詳しくお話しします。

 

突然ですが皆さんは『食事バランスガイド』というコマのような絵をみたことはありますでしょうか?

 

 

名前は知らないけど絵は知ってる!という場合もあると思いますので、一応同じものを以下にのせておきますね。

※引用:農林水産省HP(https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/)

 

 

 

『主食5~7SV(つ)』『副菜5~6SV(つ)』といったように各食品群に数字がついているのは、一日のうちにどのくらい食べれば良いのかを示す値になります。

 

 

このイラストを見ると分かる通り、「果物(フルーツ)」に分類される食材たちは『2SV(つ)』。明らかに主食・主菜・副菜の量よりも少ないことが分かります。

 

このように、主食・主菜・副菜をメインとした食事を支える、ようは補助的な役割になる食材がフルーツになります。

 

 

 

つまり、人が生きていくうえで最も重要な栄養素を含むのは主食・主菜・副菜に分類される『お米・パン・肉魚・野菜』などであって、フルーツに多く含まれるビタミンやミネラルといったものはそれらの代謝を補助したり、体の調子を整えたりする役割に過ぎないということです。

 

もちろんその役割も人の体にとっては大事なものなのですが、主食・主菜・副菜のような食品の代替えにすることはできません

 

 

 

そのため、“普段の食事の置き換えに”とフルーツだけを食べる生活を送っていると

“エネルギー不足・タンパク質不足・脂質不足”と三大栄養素と呼ばれる、生きていくときに基本となる栄養素たちがすべて不足してしまうという事態に陥ってしまいます。

 

 

その結果私は、体がエネルギー不足になって頭がぼーっとしたり、体力が無かったり、ビタミンを摂っているのに肌がカサカサしてしまったり、髪の毛が抜けてしまったりしていたんですね。

 

 

 

また、『フルーツにはビタミンが豊富』というのは皆さんもよくご存じのことと思いますが、やはりフルーツだけでは1日に必要なビタミンを十分に摂取することは難しいです。

 

中には肉や魚・野菜のほうが摂取しやすいビタミンもありますし、

フルーツだけで1日分のビタミンをまんべんなく摂ろうと大量のフルーツを食べるとなると、これは食べすぎになってしまうので、肥満の原因になってしまいます。

 

 

 

 

そして何より怖いのがビタミンの欠乏症です。

先ほど書いたように、三大栄養素が足りない場合もいろいろと体に負荷がかかっていくのですが、

ビタミンの場合ははっきりと『ビタミン〇欠乏症』という形で症状が出る可能性があります。

 

 

私はフルーツダイエットを長期的に行っていたわけではないのでそこまで影響はなかったのですが、もしもあのまま少量のフルーツだけを食べる生活を長く続けていたとしたら、きっと私もビタミンの欠乏症になっていたと思います。

 

 

 

次に2点目の『食費がかさむ』というデメリットに関して。

 

これは私がフルーツダイエットを断念する要因にもなったものですが、

言葉のとおり、生のフルーツは決して安くありません。

しかも長く日持ちするわけでもないので、家計としてはだいぶ負担になると思います。

 

そう考えると、節約もできる且つ理想的な体型に近づくことができる方法である、

バランスの取れた食事を意識した自炊&運動で“ダイエット”をした方が効率的であることが明らかです。

 

 

 

➡️次回は今回の続き『燃焼スープダイエット』についてです

 

 

 

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