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愛知学院大学商学部青木ゼミのブログ

愛知学院大学商学部青木ゼミの活動を報告するためのブログです。青木ゼミは小売業を中心とするマーケティング専門のゼミです。


2024年の元旦を迎えました。今シーズンは暖冬のため,穏やかで暖かな正月休みになりそうです。

ところで,12月30日にゼミの卒業生が集まる忘年会を居酒屋で開催しました。様々な年次の卒業生20名ほど参加のゼミの同窓会です。2000年に愛知学院大学に奉職以来,様々な年次のゼミの卒業生がたくさん集まる同窓会は今回が初めてです。ホームカミングデーがきっかけになりました。遠く秋田,東京,大阪,滋賀などから参加してくれました。年末休暇時期の開催が良かったようです。私は3次会まで参加しました。

参加最年長が2010年3月の卒業生,最年少が2023年3月の卒業生なので,13年ほど年の開きがありますが,あまりそういうことは感じさせない和気あいあいとした雰囲気になりました。年次によって参加者数のばらつきはありましたが,年次ごとに卒業生が固まらず,年次に構わず,卒業生の交流ができたと思います。

卒業生たちは,結婚,出産,子育て,離婚,転職,昇進など色々な経験を積んできており,とりとめのない会話が続いたのかもしれませんが,こちらは楽しく話しを聞くことができました。海外でのボランティア,転職,家業の継承など卒業生の今後の計画を聞くこともできて有意義でした。

また,卒業生の昔話にからめて,キャンパスの整備やカリキュラムの変更など今の大学の状況をこちらから話す機会があり,卒業生に母校の変化を感じ取ってもらえたと思います。

2024年も,卒業生が集まる機会を設けたいと思います。また,卒業生と現役ゼミ生が交流する機会も設けることができたらよいと考えています。
 

12月15日に卒論の提出が締め切られました。うちの学部では,卒論本文とそれを要約した動画両方を電子データで提出することになっています。そして,提出された卒論と動画は主査(指導教員)と副査(関連分野の他の教員)によって審査されます。主査は副査の評価を参考にし,卒論評価を行うことになっています。さらに,成績評価と並行して,関連分野の教員複数で協議して優秀賞,最優秀賞を選出することになっています。また,動画は学生間で閲覧し,相互評価することになっています。この相互評価の結果,動画について賞を授与することになっています。

学生の卒論に対するモチベーションを上げるために,商学部では重層的な審査体制を敷いています。煩雑で手間がかかりますが,大学の学びで卒論が何より重要であるという学部のメッセージを学生には感じてほしいと思います。

ところで,うちのゼミの卒論どうかといえば,全員無事提出をしました。内容評価については,審査が終わっていなので,具体的なことは書けません。ただ,3年生の研究発表と同じで,しつこく手間をかけて調査をしたものと,安直にインターネットの情報を張り付けただけのものという風に,努力と思考の格差がゼミ生間に存在します。参考文献がwebページばかりという卒論は内容が薄く,論理展開に難があります。

あきらかなコピペは排除すべく具体的に指摘してきました。ただ,参考文献がwebページばかりの内容を完全に修正させることはできませんでした。審査が終わった後,今年度の卒論の問題点を総括して,下級生の指導に生かしたいと思います。

12月2日に名古屋マーケティング・インカレ2023本大会が開催されました。うちのゼミからは3チームが参加しました。元々は4チーム存在しましたが,第2回の中間発表会後に1チームが瓦解しました。

今回は,同性婚式が広がらない理由を探るチーム,最近店舗を増やしているバーガーキングの競争戦略を探るチーム,100ショップの下位チェーン・ワッツの競争力を探るチームが発表しました。

同性婚式が広がらない理由を探るチーム「均さん銀さん」が優秀賞に選ばれました。このチームが何かの賞を獲得することは事前に予想していました。調査が徹底していたからです。名古屋市内の結婚式場すべてに対する電話調査,路上でのアンケート調査,当事者へのインタビューなどしつこく実施しました。また,文献もそれなりに調査をしました。夏休みを無駄にせず,地道に調査と考察を重ねていました。そのため,情報がリッチで,面白い内容に仕上がっていました。地道さは聴衆にきちんと伝わっていました。

他2チームは高い評価を得られませんでしたが,これも事前に予想していました。11月段階で,引用していた文献がgoogle検索に引っかかるインターネット上の記事ばかりだったからです。その安直さが論理展開にもわたっていたからです。インターネット上の記事は理論解説を取り上げたものでしたが,その理論の引用元がきちんと示されていないばかりか,誤りが見られました。本来引用元になるべき著書は大学図書館に所蔵されています。きちんと元の学術文献を読むように指示しましたが,手遅れ感がありました。

来年1月28日に商学部の学内研究発表会が開催されます。ここで挽回して欲しいのですが,今一つモチベーションが高まらない様子です。ここで,きちんと最後まで努力を継続しないと,4年次の卒論を書くための能力が養成されません。最後まで粘りに粘り,文献を読み,インタビューを繰り返し,内容を見直し続けることが,論理的に思考する訓練になります。

評価が高かったチームはメンバー全員が発表内容の形成に貢献していました。その一方,評価が低かったチームは,メンバー間の努力格差が顕著で,一部のメンバーはほとんど何もしない状況でした。がんばったゼミ生の不満を生まないために,成績評価の際,この努力格差を考慮します。成績は別にしても,何もしてこなかったゼミ生は,次年度の卒論で苦労することになります。調査のやり方,文献の読み方を身につけないまま,単独で卒論を仕上げなくてはならなくなるからです。

これまで調査研究について他のメンバーにおんぶにだっこだったゼミ生は,せめて残りの1か月ぐらいは真剣に調査研究に取り組んでほしいと思います。
 

12月2日の名古屋マーケティング・インカレ本大会を前に,うちのゼミ3年生たちが焦っています。例年同じことを繰り返しているので,少々あきれています。

〇夏休み中の継続的調査と考察が大事といいながら,ほとんど何もやらず,2か月間無駄に過ごす。
〇チーム内で,ほとんど何もやらないメンバーが存在して,それがお荷物になったり,紛争の種になったりする。
〇理論的検討を行わないまま,思い付きの結論に安易なアンケート調査で根拠づけしようとする。
〇メモを取らず,議論や作業の記録をつけないために,堂々巡りの議論や繰り返しの作業を行う。
〇紙の文献を読もうとせず,安易にインターネット上の記事を真偽も確かめずに使おうとする。

以上毎年うちのゼミ生にとりつく悪癖ですが,今年もまた同じです。ようやく11月に入り,無為な夏休みを反省し,理論的文献を読み,テーマの絞り込みをしていますが,なかなかうまくいきません。時間足らずになりそうです。

紙の文献を読もうとせず,安易にインターネット上の記事を真偽も確かめずに使おうとすることについて,2年次に既にその問題点を指摘していましたが,ゼミ生たちは本気で取り合ってなかったようです。最近これが露呈してきました。

2つのチームが,インターネット上でフィリップ・コトラーの理論解説を探し出し(だれが書いたか分からない解説記事),これをそのまま引用しようとしました。私はコトラーの本をきちんと読まなければならない旨諭しました。インターネット上の解説記事にはコトラーのどの文献から引用したのか書かれておらず(コトラーの本の内容の解説にもかかわらず,その教科書の書名すら明らかにされていない),著作権を侵害している可能性があるうえに,間違った解説をしている可能性があるからです。

はたして,コトラーの実物の本(訳本)をゼミ生に確認してもらうと,インターネットの解説記事はコトラーの説とは違っていることが判明。さらに,その解説記事は別の学者の説をコトラー説として不正確に記述しています。

参考文献欄がURLだらけの,安易なインターネット引用をする学生チームや個人が,まともな研究発表をしたケースはありません。安易なインターネット引用をする学生は,文献調査以外でも手間を惜しんで,安直な発想で安易な作業を繰り返します。紙の文献を読むかどうかは,研究発表に対して手間をかけることの象徴なのです。手間を惜しんでは良い発表はできないのです。地道さが,思考を深め,矛盾の少ない論理を導き出すことにつながるのです。

締め切りまでもう少しですが,ゼミ生には最後まで手間を惜しまないで欲しいと思います。


昨日(10月15日)に開催されたホームカミングデーへの参加を呼び掛けたところ,10名近いゼミの卒業生が集ってくれました。こんなにたくさんの卒業生が集ったゼミは他にはなさそうでした。大変うれしく思います。自分の財産はゼミの卒業生たちなのだと改めて得心しました。

当日開催されていた,学生研究発表会終了後,多くの卒業生が残ってくれて,1時間ほど歓談しました。当日集まった最年長者と最年少者では15歳ほど年齢が離れていますが,共通してゼミで体験したことが多いので,和気あいあいとした雰囲気になりました。

最年長の卒業生たちは,日進キャンパスしか知らず,今回初めて名城公園キャンパスに来場しました。「ずいぶんハイテクでびっくりした」と名城公園キャンパスの第一印象を語っていました。一方で最年少卒業生は日進キャンパスを知りません。この点は世代ギャップを生んでいました。

日進キャンパスの商学部の建物が跡形も無くなったという話をすると,最年長卒業生たちは驚いていました。変わらないようで,実際には大学はどんどん変化しています。

もっとゆっくりと卒業生の話を聞きたいと私は思い,お互いに様々な近況を語り合いたいと卒業生たちも感じ,当日来れなかった卒業生にも会いたいという思いをみな持っていたようで,近いうちに忘年会か新年会を開催しようと話し合って,この日はお開きになりました。