9月18日（金）に“STRAYDOG”番外公演 舞台『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』を観に行ってきました。
こんな時代だからこそ、“演劇”の可能性を――！
映画の撮影現場の初日を舞台に、悩みつつも目の前の仕事に
一意奮闘する人々の姿を描いた
『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』。
「観れば元気が湧いてくる」をコンセプトに、
明日への希望につながる作品をお届けします！
“STRAYDOG”番外公演=秋の二本立て！=
舞台『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』
作・監修：森川圭
演出：那波隆史
★以下、内容に触れる感想を含むため問題ない方は読んで下さいね★
大好きなメイクルーム３が「残ゾビ」に名前を変えての再演。
まずは、最初に見たときの感想を。
残ゾビの観終わった後の心地良さすごい好きなんだよね。
笑いに笑ってじーんと来てほほえましくて共感してほっこりして。
大好きな役者さん達と初めて観る役者さんが新たな残ゾビを魅せてくれて
「よし明日も頑張るぞ！」って気持ちにさせてもらえました！
時期的に、感染症対策をしている状況下での映画撮影という背景もしっかり
内容に盛り込まれていて、普通に再演をするだけじゃないところもさすがだったなあ。
残ゾビの鏡越し芝居がほんと好きなんだよなあ。
都築恭子(メイク)役の富樫未来さん。
未来さんの都築さんでメイクルーム観れるの本当に楽しみに待っていました！
観る前から、未来さん絶対、都築さんに合うわあー！って思っていたので。
もうね、未来さんのお芝居ほんと癒しだったよ。
映画の撮影現場のメイクさん、いちスタッフとして参加している都築さんは、
劇中ずっと舞台上に立ち続けてるんだけど、単にメイクをしているだけではなく、
都築さんが優しくその場にいてくれるだけで現場が和むようで、未来さんにほんと
ピッタリな役だなと思ったし、舞台上にいることがなんと自然なことかと感じられました。
雰囲気も優しいし、声も優しいし、未来さんの優しさが現場に溢れていましたね。
そんでね、劇中に都築未来さんが随所にかわいらしさを発揮してるのもほんと
好きだったなあ。例えば「どこにでも行ける気がしたの。」とか。暗転の所とか。
周りを見て、優しく声をかけてくれる都築さん。
早苗への「辛そうだねぇ。大丈夫？」って早苗に言ってるのに、観ている自分
に沁みたよね。
映画初日の撮影を終えて、みんなを見送り「よし、明日も頑張るぞ！」と現場を後に
する都築さん観て、自分もっ！って思えたよね。
未来さんの都築さんめっちゃ良かったです！！！
葉月早苗役の森岡里世さん。
撮影映画の主役の早苗。トップアイドルグループ「フェイマシー」に所属していたが、
スキャンダルにより脱退し、"元"のイメージが付きまといつつアイドル
活動をしている早苗。性格がすごくしっかりものなんだよね。
冴子が台詞合わせをしようと話しかけて、芝居スイッチが入る早苗！
これぞりよっちなんだよなあ。瞬時の芝居力！
舞台を観ていて、お芝居を観ていて、うわああああーって惹き込まれるんだよね。
すごく好きなところ。
撮影がうまくいかない瑞穂に寄り添い、盛り立ててくれる優しさも良いよね。
瑞穂がもうやめたい、帰りたいと発狂しちゃったときは、ビシッと言ってくれる
のもほんと優しさ。
冴子に対して、アイドルとしての話をする早苗かっこよかったなあ。
マネージャーが元アイドルだってことをえりかに見透かされて、マネージャー
が照れてデヘヘって笑っているときに「笑いかた！デヘヘが出てる！」って注意
するの好き(^ω^)
なんかさ、りよっちと晴香ちゃんのコンビがほんと好きだった。
以前、残ゾビが上演されたときは冴子役を演じていたりよっちが今回は早苗役として
観れたのもほんと嬉しかったなあ。りよっちのお芝居大好き！！
倉田冴子役の神崎晴香さん。
残ゾビ観終わって、会場の外に出たら演出の那波さんがいらして、最初に感想
言ったのが「晴香ちゃんが強い！」でした。悪役に徹するアイドルっぷりが
すごかったし、随所に見せる可愛さも好きだったし、周りに影響されながら
変われる人は本当に強いなと思える好演でした！
マネさんと都築さんが会話しているときに、ダンス練習しているところかわいかったよね！
そこからのライブもめっちゃ良かった！（晴香ちゃんがアイドル時代にライブを観に行った
ことがあったので、観ていて、ちょっと思い出したよね）
ライブで歌い踊った後「あっつい！マネージャー！！」とキレる姿に現実に引き戻されました(汗)
監督にライブを見に来てとチラシを渡すシーンのくだり最高だよね。
監督がライブにおっさんが行ってもねぇって言うや「大丈夫です。おっさん
ばっかりですから！」って(笑)(笑)(笑)←正直者すぎる
撮影現場で全身血糊だらけになって、次の撮影までそのまま待機になっちゃう
の大変だろうなあ。ほんとすごかった。魅せ方も口の中までってゆうのが、そのしゃべり方
でもお芝居を工夫されていて晴香ちゃんほんと良かったなあ。
早苗への対抗心のすごさ！鋭い眼光！
相手を理解し、変化をみせる終盤の冴子って可愛さが増し過ぎてるんだけど！
愛山美咲役の中村更紗さん。
アンダルシアプロモーション所属のアイドルさん愛山美咲。
中村さんお芝居うまかったなあ。所作も含めてほんと自然だった。
美咲でめっちゃ好きだったのが、監督に演技経験聞かれてVシネに出たことがあるって
答えたら、監督誰だった？って聞かれたときに「なんかおじさんみたいな人でした。」
って返す件、超面白かったんですけど！
都築さんとアイドルとしての年齢の限界を語るシーンで、アイドルとしての現実を
語る姿は考えさせられるところがあったよね。舞台がここでぎゅっと一回引き締まるって
ゆうか。
ゾンビメイクで白塗りにされて、ドライヤー顔面にかけられていやがるリアクション
が楽しくて。加藤に誰かわからないですよって言われて泣いちゃうところも。
PS：劇中のメイクの変化っぷり（死体⇒ゾンビ）が激しかったので、お肌のケアしてくださいね。
吉沢しほり役の川崎瑠奈さん。
アンダルシアプロモーション所属のアイドルさん吉沢しほり。
現場に来たてで暑くて手持ち扇風機してる姿かわいかった(^ω^)
メイク中に「さっきからいるあのおじさん誰ですか？」の衝撃発言(笑)
早苗がノーメイクで現場入りした時に、一緒に写真撮りたいけど、今だと
誰だかわかんないんで後で撮ってってさらっと言うところ笑うよね！
なにげにトゲがある言い方(笑)
冴子との撮影シーンのTAKE1でテンションが上がらず監督に注意され、
TAKE2でホラー映画なのにカメラ目線で手を振りながら「キャーーー」って
やってくる吉沢(笑)(笑)(笑)
TAKE3では台詞が飛んじゃって、TAKE4では芝居中に腕を組んでしまい、
腰に手を当て、指差しまで(笑)
早苗が遅刻して現場入りした時にテンションが上がってる吉沢＆愛山コンビの
リアクションがめっちゃ好き！高まってるテンションが抑えきれない感(^ω^)
早苗の着替えシーンまで見に行っちゃって解説する件(笑)
今回、アンダルシアプロモーション所属のアイドルさんのマネージャーは声の
出演だけでしたね。
北山瑞穂役の宮平ローレンスさん。
ロキシープロモーション所属のアイドルさん北山瑞穂。
今年初めのチネチッタでDOGに初めて出演してくれて良かったので、
その次に決まったアトム出演で喜んでたら、合間に決まった残ゾビにも
出演が決まって、完全にDOGの常連客演さんになってくれたローレンスさん
うれしいかよ！
ツインテ瑞穂(^ω^)守りたくなる感、とっても良かったです！
撮影がうまくいかずに泣き出しちゃったけど、早苗の言葉で少しづつ
変わりゆく姿が見守れるのがほんと好き。
「私もいってきます。」と都築さんに行って現場に向かうかわいさよ！
自分をだんだんと出していけるようになった瑞穂ほんとかわいかったね。
応援したくなる！
舘野(特殊メイク)／墨田(マネージャー)／溝口(マネージャー)役の藤田円香さん。
藤田さんって、先日DOGに所属されたてなちゃんa.k.a.泰菜ちゃんと
劇団バター猫のパラドックスで共演されてた方だよね。どこかで観た
ことあるなって思ってた。
それにしても、藤田さんの３役最高だったなあ。お芝居めちゃくちゃ面白かった！
特殊メイクの舘野は登場した風貌が、めっちゃ寅さんって感じがしましたね！
ノリが楽しいしね。てか美咲のほっぺが裂けたメイクめっちゃリアルだったんですけど！
それもすごいよね！
メイクに口出しされて「いいから来い！ちょっと来い！私が呼んでんだからすぐ来るんだよ！」
の切れっぷり！つ、強い！！
葉月早苗のマネージャー墨田。
しっかりものの墨田マネージャー。舘野からの変わりっぷり！
監督が早苗に挨拶に来ると、近づくなとばかりにソーシャルディスタンスを測る墨田(笑)
北山瑞穂のマネージャー溝口。
墨田からの変わりっぷり！
瑞穂がおとなしくて、すべてをしゃべっちゃう溝口マネージャーが最高過ぎた！
超面白かったんだけど！
瑞穂の撮影シーンで大暴走するところが最高なの！知らぬ間に撮影スタッフ側
に混じってる件(笑)(笑)(笑)
山口えりか役の金子広美さん。
現場に到着するなり、都築さんにアイドル好き全開なグッズ紹介してるときの
幸せそうな感じが溢れてましたね(^ω^)にひひひひ
現場にほかのアイドルが来た時のテンションUP具合もほんと嬉しそうで。
「美咲さんは昔からいる人です。」って都築さんにどんなアイドルだかを
説明している言い方が面白い！昔からいる人って。
瑞穂にアイドルに向いてるってアイドル好きのえりかが言ってくれるんだから、
ほんとだなって思えました。
自分の撮影の出番がなかなか来なくても文句ひとつ言わずに、その場に入れる
心穏やかなえりかの優しさを随所に感じたよね。アイドル好きが発動した時は
凄いけどね(^ω^)
沢田(マネージャー)役の高橋りなさん。
倉田冴子のマネージャー。
現場入りした時に、都築さんが冴子に話しかけようとすると、ぐいぐい前に出て
われ先に対応していく感じ(^ω^)何言われるか予測で来てるかの如く食い気味な
回答する所おもしろかったよね！
冴子への気の使いようがほんと大変だなって感じたよね。
あと、現実と虚構の狭間を操作できるマネージャーさん！！！
今までのアイドル、マネージャーの関係性が間違いなんだと、奮い立たせて冴子に
言い放つ沢田マネージャー気持ちが溢れてた！
村田(チーフ助監督)役の布宮翔さん。
村田、現場でめっちゃ働き者！って印象だったなあ。村田頑張ってた！
現場に村田が居たから回ってる所、あったよね。
予算の都合でって冴子に手作りのホラーな人形を渡すくだり(笑)
都築さんと会話してるときに、村田いいやつだなあって感じるよね。
背中を押してもらって、こんど加藤のシナリオで何か撮ろうかなって
都築さんに話した後、直接、加藤との会話の中で、加藤がシナリオが
出来ていて、その監督は村田、自分にやってもらうつもりだって言葉
を聞いたとき、なんか、じーんと来ちゃった。
加藤(セカンド助監督)役の積田龍也さん。
監督が「ロケハン、ロケハンって何なんだよ！」って言ったらめっちゃ
笑いだす加藤が「撮影現場の下見のことじゃないですが！」ってガチ回答
するのめっちゃ面白かった！！！（←えらそうに言うなって監督に突っ込まれ）
舘野さんが呼んでますって監督を呼びに来て、怒鳴られましたっておびえてる
感じの加藤いい味出してたよね。監督に押されて「いいです。いいです。」
って嫌がり感も。
加藤と村田っていいコンビだよな。この2人で撮ることになるメイクルームの
続編も観てみたいなって思っちゃった。
佐伯俊(監督)役の中村優希さん。
映画『JKゾンビ青春白書』の監督さん。
中村さん演じる監督の周りに相手にされなすぎる姿ほんと面白すぎたなあ。
序盤に、監督さんなのにたくさん荷物持たされて現場入りすると、上の荷物を
都築さんが取るんだけど、違ったみたいで返されちゃって、荷物の重みに耐えられず
に尻もちついちゃう監督のフォルムがテディベアみたいでいきなりかわいかった(^ω^)
誰にも相手にされない、挨拶されない姿のせつなすさ。そして、メイクしている
所の観察具合(^ω^)舘野さんにキレられちゃう件
出演者のアイドルたちにやっと挨拶してもらえたと思ったら嬉しそうな感じが面白い！
ゾンビの撮影シーンで、ゾンビのことをめっちゃ褒める監督(笑)
吉沢がNGを出せば「どうした！？どうした！？」と止めに入る監督(笑)
さらに吉沢が、腕組、腰に手を当て、指差しをするや、ぽっけに手を入れるのもダメ、
打ち上げは来るように、とどこかで聞いたことがあるお約束が佐伯監督の口から立て続けに
出てきてめっちゃ面白かったんですけど！(←助監督たちから打ち上げは密になるからNGくらってた)
中(カメラマン)役の田嶋高志さん。
中さんベテランなだけあっていろんな人と知り合い感(^ω^)
都築さんも舘野さんも知ってる感じでね。
佐伯監督と古くから知り合いの中さんが語る業界の人間関係のシーン好きなんだよね。
有名になると、昔の関係を切るけど、つながりを大切にする佐伯監督のお話。
中さん打ち上げは密になるからダメだってなったときに、zoom飲みやろう！って現場で
一番ベテラン感あるのに、提案内容が若い！(^ω^)
中さんが言う、加藤ちゃんは髪の毛に若さ長いねってくだり、へなちょこと同じ流れだあ！
STRAYDOGの愉快な仲間たちが撮影班として参加。岡川さんと廿日出さん。
■内容
メイクの都築（つづき）は、今回はホラー映画の現場。
スタッフもおなじみのメンバーが揃った。
元売れっ子アイドル、三流アイドル、崖っぷちアイドル、勘違い新人アイドル。
今回もクセものぞろいの現場に、都築は振り回されっぱなし。
華やかな芸能界。
でもその舞台裏(メイクルーム)は、決して派手な世界ではない。
果たして今回こそ、撮影は無事に終了するのだろうか……!?
■会場
アトリエファンファーレ高円寺
■キャスト
富樫未来・・・・・都築恭子(メイク)
森岡里世・・・・・葉月早苗
神崎晴香・・・・・倉田冴子
中村更紗・・・・・愛山美咲
川崎瑠奈・・・・・吉沢しほり
宮平ローレンス・・北山瑞穂
藤田円香・・・・・舘野(特殊メイク)／墨田(マネージャー)／溝口(マネージャー)
金子広美・・・・・山口えりか
高橋りな・・・・・沢田(マネージャー)
布宮翔・・・・・・村田(チーフ助監督)
積田龍也・・・・・加藤(セカンド助監督)
中村優希・・・・・佐伯俊(監督)
田嶋高志・・・・・中(カメラマン)
廿日出奏歩・・・・撮影スタッフ
岡川響・・・・・・撮影スタッフ
■スタッフ
作・監修：森川圭
演出：那波隆史
そんなこんなで。
