大好きな俳優の西田敏行さんが、76歳で亡くなられたと報道されました
西田敏行さんは多数の映画・ドラマに出演され、思い出の作品も多数ありますが、その中でも池中玄太80キロと主題歌のもしもピアノが弾けたならが最初の出会いと記憶しています
また、映画では植村直己物語、敦煌、おろしや国酔夢譚の3作に加え、釣りバカ日誌等で人気を博したことは、皆さんも記憶されてると思います
近年ではドクターXでは悪いながらも憎めない院長役を演じ、最近では劇場版ドクターXにも出演され、近年は身体を壊され、杖と車椅子なしでは外出できなかったそうですが、最後まで演技への情熱は変わらなかったそうです
西田敏行さん、長い間お疲れさまでした
謹んでご冥福をお祈りいたします
合掌・・・
本編はここから
【2023年10月の関西編 その3】
紀三井寺の参拝を終え、再びかっとびα号に乗り、和歌の浦に向かって移動開始しました

そもそも、この日レンタサイクルしたのは、和歌の浦を散策したかったから・・・
和歌の浦は、和歌山市の南西に位置する景勝地の総称で、2017年に「絶景の宝庫 和歌の浦」として日本遺産に認定されました
そもそも、ここは万葉集にも詠まれたように昔から風光明媚な場所で、平安中期に高野山・熊野の参詣が盛んになると、その帰りに和歌浦に来遊することが多くなり、明治時代になると、別荘地・行楽地としての性格を強め、1932年には年間100万人を誘致する観光地となったと言われています
という場所ならば、しっかり観光したいのが人情で、早速かっとびα号を漕ぎ続け〜


10分ほど走ると~


名勝 和歌の浦の説明書きを見つけたので、しばし見入ってから~


自転車を停め、
玉津嶋神社に向かいました


玉津島が初めて文献に登場するのは奈良時代の聖武天皇の玉津島行幸で、続日本記には、この地の景観を末長く守り御霊を祀るよう聖武天皇が詔勅(しょうちょく)を発したと記され、称徳天皇と桓武天皇も玉津島行幸を行ったそうです
また、聖武天皇の行幸に随行した歌人・山部赤人らの歌が万葉集に収められ、玉津島は和歌の浦と共に万葉の歌枕として都人にとっての憧れの地になったと言われています

神社の入口に書かれた由緒略記を見入ってから~


『ここが古来の歌人たちを魅了したとこなのか~

』

と感慨深い気持ちになりながら、歩き出すと~

『おお~っ

』

ここには小野小町 袖掛の塀があったけど、この塀は小町が参詣した折に袖を掛けて和歌を詠んだと言われ、やっぱりここはスゴいなと改めて思いました
その後、本殿に向かうと~

『家族みんなが健康で幸せに暮らせますように
』
『僕に係わる全ての人が幸せになりますように
』
と静かに手を合わせました
また、ここには大きな木があって、何だろうかと近付くと~
『おお~っ

』
ここにあったのは
根上り松と言われる天然記念物だったよ~


その後、玉津嶋神社のそばにある
三断橋を渡って~


妹背山に向かうと、痛んだ感じの
観海閣を見つけたけど~


現在、復元的整備事業に取り組んでるとのこと・・・
海観閣は、紀州藩主の徳川頼宣公(とくがわよりのぶ)が木造の水上楼閣として妹背山(いもせやま)の海辺に建立したもので、ここから名草山にある紀三井寺を遥拝したと伝えられていて~


ここは有名な景勝地なので、早く復元できればいいなと思いました


と言うことで、しばし素敵な景色に見入ってから~


『レッツゴー

』

と昭和のような掛け声をしてから、再び走り出すと~

『おっ・・・

』

ここにあるのは
鹽竃(しおがま)神社で、古くから安産守護・子授けの神、不老長寿等の神として知られていて~


せっかくだからと参拝することにして~


中に入ると~


ここは、かつて輿の窟と呼ばれた岩穴に鎮座していて、ここでもしっかり拝みました


その後、反対側を見ると、
不老橋のバス停があり~


これがその橋なのかと渡ったけど、
不老橋は徳川家康を祀る東照宮の和歌祭りで、お旅所のお成り道として架けられた言われてるんだよ~


この橋から見る景色も素晴らしく~


説明書きもしっかり読んだ後で~

分かっちゃいたけど、まだ全然進んでないことに改めて気付き、気合を入れ直して頑張ると~


あっと言う間に
紀州東照宮に到着しました


当社は紀州藩主の徳川頼宣公が父家康公を祀った神社で、天下泰平と人々の安寧を願うため、南海道の総鎮護として創建され、「和歌の浦に名所がござる、一に権現」と謳われたそうです


ここもせっかく来たんだからと~


境内案内図をしっかり見て~


門を潜って~


厳かな雰囲気の参道を歩くと~


何やら嫌な予感がしてきたけど~


『ガビ~ん

』
ここに見えるは108段の急階段で知られる侍坂・・・

前話で書いた紀三井寺や急いで漕ぎ続ける自転車で、足もプルプルしだしたものの、ここで止める訳にはいかないと根性出して、一段上る毎に煩悩を落としていき・・・
いや疲れが蓄積されていき、ヒィヒィ言いつつ上り詰め~

漸く楼門に辿り着き~


厳かな気持ちで社殿の前に進むと~


『家族みんなが健康で幸せに暮らせますように
』
『僕に係わる全ての人が幸せになりますように
』
と再び静かに手を合わせました
また、楼門から見える景色は素晴らしく~


『う~ん、美しい

』
ここから見える和歌の浦の景色は見事で、しばし見入っちゃいました

ただ・・・
『ガビ~ん

』

分かっちゃいたけど、ここを下りないといけないかと思うと、急にテンションが下がっちゃったよ~

ただ、まだまだ目的地は遠く~


かっとびα号に乗り、元気よく走り出すと~


WAKAURAの文字が見えてきたので、左手に曲がり~


漁港を眺めた後に、海沿いの道はないかと探したものの、残念ながら見つけることが出来ずに~


仕方なく山道を上り始め~


『この坂、結構タフだわ~

』

と必死で自転車を漕ぎながら、ドンドン上っていきました

この頃になると、レンタサイクルを借りた観光協会の方からの~

「山道を行くなら、ママチャリはキツいので、電動自転車がお薦めです

」

との言葉が頭をよぎり、ママチャリで上るのは確かに辛いなと思ったけど~


『うわ~っ

』

この写真は思ったよりイマイチだけど、実際見る景色は素晴らしく、しばし休息を取りました
その後、徒歩通路入口の看板が見えてきたので、自転車を停め~


階段を下ると~


『おお~っ

』

ここに広がるのは、見事な絶景で~


右に左に絶景を楽しみながら~


綺麗な景色を楽しみました


その後も絶景を楽しみながら~


先に向かって歩いたものの~

どこがゴールか分からないなか、かっとびα号とこれ以上離れるのはリスキーだなと思い方針転換・・・
今来た道を引き返し、階段をドンドン上り、かっとびα号に乗って~


『ヤッホー

』

と言いつつ、坂を下ると~


『うわ~っ

』

あまりの素敵さに、思わず声が出ちゃいました
そして、坂を下り切り、今来た方を振り返ると、結構な山だったんだなと改めて実感・・・

さぁ、ゴールまであと少しだ~


と最後にひと踏ん張りすると、
雑賀崎(さいがさき)に到着しました


ここは山の斜面に民家が立ち並ぶ風景が、まるでイタリアのアマルフィのようだと言われていて~


もっと綺麗に撮れば、本来の素晴らしさが伝わった筈だけど、この時の僕にそんな元気はなく・・・

今から思うと、スゴく勿体ないなと思うので、いつの日かリベンジしたいと思ってます
と言うことで、この日の目的地には漸く到着したものの、次の問題はどうやって和歌山駅まで戻るかということ・・・
(赤い線は前話で、青い線が今話の行程)

赤いルートは当然ありだけど、あまり戻りたくなく、どうしようかと思案に暮れていると、お店らしき建物を見つけたので、中に入って~

『目の前のトンネルを抜けて黄色のルートで戻るのと、赤いルートのどちらがお薦めでしょうか

』
と質問すると~

『もしかして、このママチャリで和歌山駅からここまで来たんですか

』
と驚いた顔で言われ、その通りと答えると、黄色のコースの方が平坦でお薦めだと言われ、根性出して黄色のコースを走っていきました


しかし、今気付いたけど、この帰りの行程の写真が1枚も残っておらず、いかに帰りの道がキツかったかを物語るようでした

その後、自転車を1時間ほど必死に漕ぐと、和歌山県庁に辿り着いたけど~


カイロスの成功は誰もが望んでいると思うので、関係者の皆さんには頑張ってほしいと願ってます


その後も先に進むと~


『おお~っ

』

ここにいたのは、暴れん坊将軍こと
徳川吉宗公の銅像で~


凛々しい姿で馬に乗り、格好よかったよ~


その後、先に進むと
和歌山城が見えてきて~


徳川御三家の一つ、紀州徳川藩の居城なだけに立派だなと思いつつ~


膝もプルプルしてるので、よせばいいのにドンドン近付いて~


せっかくだから城を見に行こう


と多い、一の橋を渡って、大手門を潜り~


さっそく歩き出したものの~


いつものようにテクテク歩くには、ちょっとキツかったけど~


レンタサイクルの返却時間も近付いてきたので、徐々に徐々にと歩を進めると~


『おっ・・・

』

ここにいたのは
伏虎像だったけど、疲れていてもよくこんなの見つけるなと、思わず笑っちゃいました


その後、しっかり位置確認して~


『う~ん』

『また階段か~

』

と当たり前のことをブツブツ呟きつつ~


漸く天主閣の真下に到着しました


しかし、天守閣に登る時間は残されていなかったので~


城内図をまじまじと見てると~


天守閣の撮影ポイントの案内図を発見したので、本丸御殿跡に向かうと~


『う~ん、美しい

』

この素晴らしい景色も忘れることはないでしょう


その後、いよいよ時間もなくなってきたので、超特急で自転車を漕いで~


『セーフ

』

無事に時間内に自転車を戻すことができ、和歌の浦観光は終わりを告げました
今回はキツい場面が多かったですが、景色はとても素晴らしく、電動自転車ならスイスイ行くので、皆さんにはそちらをお薦めしま~す