ホテルで朝食を済ませ、さっそく京都観光をスタートすることにしました

せっかく京都に来たのだから、一ヶ所でも多く観光したいと思うものの、
京都はあまりにも広く、あまりにも観光名所が多いため、
「八坂タクシー」の観光タクシーを利用することにしました

今回は10時~17時の7時間コースをお願いしましたが、料金はなんと28,840円

これって結構高いなと思ったものの、効率よく密度の濃い観光をするには
仕方ないかなと思い、清水の舞台から飛び降りるつもりで申し込みました

(ちょっと大袈裟でしたか・・・

でも、結論から先に申し上げると、これが大正解

値段が高い観光タクシーがなぜこれだけウケるのか実感しましたが、それは後の話

さぁ、それでは京都観光レッツゴー

まず最初に訪れたのは「京都御所」

(以前は事前予約が必要でしたが、今は不要です


「京都御所」は、その古来の内裏の形態を今日に保存する由緒あるもので、
現在のものは安政2年(1855年)の造営だそうです

ここを巡っては古来より「応仁の乱」「禁門の変」など、いくつもの戦さに登場し、
歴史好きには一度は訪れたい場所となっているんですよ~

AM11時に駐車場でタクシーを降りると、運転手さんとともに歩き出し~

『広いわ~~~


京都のど真ん中にこんな広い場所があるだなんて、いきなり度肝を抜かれちゃいましたよ~

さっそく、受付を済ませて~


中に入ると~


「宜秋門(ぎしゅうもん)」が見えてきました


「宜秋門」は平安京内裏の外郭門、京都御所の門の1つと言われていますが、
見事な造りですよね~

そして、「御車寄」の前で佇む少年A

(って、当然僕が立たせているんだけどね~


その後、京都御所の南面正門で、現在も天皇皇后及び外国元首級しか通ることができず、
最も格式の高い門と言われる「建礼門」を横目に見ながら内裏へと進み~


「丞明門」へと歩を進めましたが~


この大きな門を潜り抜けると~


『おお~~~っ


遂に「京都御所」において、最も格式の高い正殿の「紫宸殿(ししんでん)」が姿を見せました

ここは明治・大正・昭和天皇の「即位の礼」が行われるなど、
宮中において重要な行事を執り行う場所で、
世が世なら僕なんぞ足を踏み入れることができない高貴な場所なんですよ~

また、ここでは歴史上幾多のドラマが展開されてきたのかと思うと、感慨もひとしおでした

その後、大正天皇や昭和天皇の即位の礼に使用された「春興殿(しゅんこうでん)」を見つつ~


テクテク歩くと~


平安時代に天皇が生活の場として使用していた建物を復元した「清涼殿」が現れました


それにしても、こんな姿が見れるなんて、京都はやっぱり最高だよね~


その後、風光明媚な「御池庭」を眺めたりしましたが~


行く先々で運転手のYさんから懇切丁寧な説明があり、
「京都御所」の各所にある見事な松は、「御所透かし」「もみ上げ」「ミドリ摘み」により
丹念に手入れをされていることなどを教えてもらいました



京都観光タクシーの運転手だからそのくらい知ってて当然だろうとのご意見もあるでしょうが、
僕が最も感服したのは歴史オタクの僕の質問に全て答えてもらったこと

『ご主人はよくご存知ですね』と言われ、
『いやいやYさんの知識は半端ないですよ~』と回答すると、
Yさんはその道30年のプロであるうえに、運転手さんの指導役もされていることが判明

いい運転手さんに巡りあえてラッキーだったなって思いましたよ~

そして、40分の滞在を経た10時40分に「京都御所」を後にして、タクシーに乗り込みました


しかし、「京都御所」でどうしても訪れたかった場所がもう一つ


その場所とは「蛤御門」だったのですが、
ここは幕末時代の1864年に「禁門の変」(「蛤御門の変」)で長州藩が
会津藩等と激戦を繰り広げた場所

昨年の大河ドラマ「花燃ゆ」で、井上真央ちゃん演じる文の旦那さんの久坂玄瑞が
戦い敗れた場所とした登場したとこも記憶に新しいですね~


Yさんから『ここに弾痕がありますよ』と言われたので、パチリ

今の平和の世の中ができる過程での、若く熱い思いを感じつつ、
幕末の志士らにしばし黙祷を捧げました

そして、11時10分に第2の目的地である「平安神宮」に到着しました


「平安神宮」とは明治28年(1895年)に、平安京の宮殿を8分の5のサイズの規模で
平安遷都1100年を記念して創建されました

京都一の大きさを誇る大鳥居を潜り、神宮通をまっすぐ進むと
「應天門(おうてんもん)」が現れました


この門の上方には「應天門」と書かれた額が掛けられていますが~


平安京の「應天門」に掲げられていた額は弘法大師の手によるものと言われていますが、
弘法大師は額が掲げられてから「應」の字の点を一つ書き忘れたことに気づき、
筆を投げて点を書き加えたと伝えられています

「弘法も筆のあやまり」との諺(ことわざ)は、この言い伝えに基づくそうです

このことも知らなきゃ単に通り過ぎると思いますが、
Yさんみたいな人がいると楽しさも倍増するなと、またまた感謝しましたよ~

そして、「應天門」を潜ると~


『おお~~~


「平安京」の中心部はこんな感じだったのかと、まるでタイムトリップしたような気になりましたが、
ここは手水鉢も恰好よく、左手には「白虎(びゃっこ)鉢」


右手には「蒼龍(そうりゅう)鉢」が並んでいました


そして、奥には「白虎楼」


「蒼龍楼」とこれまた見事な楼がありましたが~


やはり、メインは「大極殿」


ここは、平安時代には天皇がお出ましになり、詔(みことのりを発せられた場所で、
日本の政治の最も中心だった場所

再現された建物とはいえ、歴史好きにはたまらない光景でした

そして、ここのお楽しみは「神苑」へと続き~


社殿を囲む3万㎡もの広大な池泉回遊式で、
季節毎に桜・睡蓮など四季折々の花が咲き誇り、来場する人々を魅了するそうです


さっそく、「南神苑」から歩き出し~


日本最古の電車を見学したり~


綺麗な気色を堪能しつつ~


「西神苑」へと歩を進め~


「中神苑」では「臥龍橋」をヒョイヒョイ渡り~


どこを見ても~


素敵な光景に心を奪われました


そして、「東神苑」では左に「泰平閣」、右に「尚美館」の美しい姿が現れて~


「泰平閣」の前で、『はい、チーズ』


そして、Yさんから魚のエサをもらった息子君は喜んでエサをあげてましたが~


『えっ、亀


ここには鯉だけじゃなく、亀にもエサあげすることができて、大満足でした


京都はやはり素晴らしい

そして、美味しい料理もいっぱいですが、次回待望のランチ編に続きます

